エブリディ・マジック-日だまりに猫と戯れ

草木と庭と猫と…本や日常のあれこれ、小さな発見

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久しぶりのミステリー『高慢と偏見、そして殺人』P.D.ジェイムズ-後日談(続編)という作品

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暑さが戻ってきたような…。

 

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本好きではあるが、

特にミステリーが好きというわけではない。

基本的に怖がりだし、

陰惨なものは好みでないのもある。

 

とはいえ、子供の頃から

少年少女向けの世界文学全集やらで

いろいろ読んでいたし、

シャーロック・ホームズなども

一通り、親しんでいた。

 

大人になってからも

思い返してみれば

たまに(ミステリーも)読んでいる。

 

とはいえ、久方ぶりに

最近、思いがけず手にすることになった一冊は、

英国女流ミステリー作家のP.D.ジェイムズのものだった。

 

高慢と偏見、そして殺人〔ハヤカワ・ミステリ1865〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

高慢と偏見、そして殺人〔ハヤカワ・ミステリ1865〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

 

 

【ロマンス小説の古典『高慢と偏見』の続篇に、ミステリの巨匠P・D・ジェイムズが挑む!】紆余曲折の末にエリザベスとダーシーが結婚してから六年。二人が住むペンバリー館では平和な日々が続いていた。だが嵐の夜、一台の馬車が森から屋敷へと暴走してきた。馬車に乗っていたエリザベスの妹リディアは、半狂乱で助けを求める。家人が森へ駆けつけるとそこには無惨な死体と、そのかたわらで放心状態のリディアの夫ウィッカムが……殺人容疑で逮捕されるウィッカム。そして、事件は一族を人々を巻き込んで法廷へ!   

                     (アマゾンの解説より)

 

 

 

 

 

P. D.ジェイムズ(1920-2014)フィリス・ドロシー・ジェイムズは、

ダルグリッシュ警視シリーズや、女性探偵のコ―デリアの

『女には向かない職業』などで知られているが、

読んだことはなかった。

 

もっとも、今回、興味を持ったのも、

ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』の

後日談(続き)としての作品ということだったからだ。

 

自負と偏見 (新潮文庫)

自負と偏見 (新潮文庫)

 

邦訳は、いろいろ出ています。

 

 

ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』についての記事は

こちらをご覧下さい。

 

www.salon-shiroineko.com

 

いわば、“19世紀初頭の婚活物語” と

ふりましたが、英国文学史上も、普及の名作です。

狭い社会から描き出される

見事な人間性の機微と普遍性。

 

そういえば、最近、NHKのテキストでも取り上げられていたもよう。 

ジェイン・オースティン『高慢と偏見』 2017年7月 (100分 de 名著)

ジェイン・オースティン『高慢と偏見』 2017年7月 (100分 de 名著)

 

 

さて、紆余曲折を経て

高慢と偏見』のラストでめでたく結ばれた

ダーシーとエリザベスの6年後ということで

 

語られる今作は、

P. D. ジェイムズによるオースティンへのオマージュであり、

ミステリー作家なので、話もミステリー仕立てになっている

というわけだ。

 

始まりは、もとの本である『高慢と偏見』の

あらすじや登場人物と、また新たな作品の伏線となる

叙述が占めているが、事件が起こった後の経過や後半の

法廷(裁判)の様子など、歴史的背景と心理描写は細かく

さすがに読ませる。

 

特に、オースティン(『高慢と偏見』)ファンには

それなりに、面白いのではないかと思う。

また、P.D.ジェイムズがこれを書いたのは

90歳近くなってからということだから(2014年に94歳で他界)

さすがに、たいしたものだ。

 

小説の原題は、“Death comes to Pemberly”

ペンバリーというのは、『高慢と偏見』の主人公たちの館だ。

この館の敷地内で事件が起こり、元の登場人物共々

ダーシーとエリザベスは翻弄されることになる。

まあ、でもオースティンへのリスペクトもあるし、

話は、めでたく収まるわけですが。

(死人役には気の毒だが、ミステリーだもんね)

 

話がそれるが、

オースティンの小説の後日談には、

ずばり『ペンバリー館』(エマ・テナント)という作品もあった。

 

 現在は、文庫で『続 高慢と偏見』として出ている。

続 高慢と偏見 (ちくま文庫)

続 高慢と偏見 (ちくま文庫)

 

 

続っていうと、え? 興味惹かれるよね。

当然、オースティンは、続きを書いてませんが。

 

ちらっと読んだが、うーん、どうかな~という感じ(笑)

訳者は、イギリス文学ではおなじみの小野寺健先生だから、

申し分ないんだけど、あらためて

オースティンという作家の偉大さを思い知らされる。

まあ、本家と比べちゃだめだよね。

(有名な出だしなんかも、うまく使って、それなりに

よく出来ているのかも)

 

実は、『ブリジット・ジョーンズの日記』も

オースティンへのオマージュ作だし、

伝説的なBBCのドラマ、また、映画等、と

最近では、

ゾンビまで登場するパロディ作(マッシュアップ?)も公開され

(ベネット5姉妹は、ゾンビバスターズとか。

 ばかばかしいけど痛快な映画なんだって、

 エリザベス役は ダウントン・アビーのリリー・ジェイムズ)

 

偉大なる

高慢と偏見』ネタも、とどまるところをしらないようだ。

 

お薦めは、やはり原作と、

ダーシー役の(若き)コリン・ファースが光っているBBCドラマ、

あるいは、映像の綺麗な映画ですがね。

 

高慢と偏見 [DVD]

高慢と偏見 [DVD]

 

  

プライドと偏見 [DVD]

プライドと偏見 [DVD]

 

 

 

ちなみに、このP. D. ジェイムズの『高慢と偏見、そして殺人』は

やはり本国でドラマ化されている。

高慢と偏見、そして殺人 | AXNミステリー(公式サイト)

BBCなどの配役とは、またイメージが違っちゃうが、

見てみたい気もする。こうして、

ファンもとどまるところをしらないのね(笑)

 

そして、今回、書き留めておきたいと

思ったのは、久々のミステリーが

また別のミステリーを読みたい気分を

呼び起こしたみたいだったから。

それについては、また(書くかもしれません)

 

こうしてまた、暑い夏の読書候補本も熱く、

芋づる式に増えていくのであった。

 

  

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案ずるより何とか-孔雀のテーブルセンター

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私は、おそらく器用な方ではないし、

どちらかというとめんどくさがりだろう。

以前、レース編みにハマっていた時も、

終始、一本のレース糸だけで

編み上がるというのが、気に入っていて、

色を替えるとか、途中で糸を切るとか、

いわゆるモチーフつなぎは

極力?しなかったように思う(笑)

それでも、いろいろ編んでいくうちに

欲が出るのか、凝ったデザインにも手を出した。

 

今日の一枚。

 

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 孔雀(クジャク)のテーブルセンター   (直径50㎝)

 

これを編んだ時の話があったので

一緒に載せておきましょう。

 

先月の終わり頃から編み始めたから、昨日仕上げをして、

割と手間がかかったほうでしょうか。(10日~二週間くらい)

何しろ、最後の縁編みの前の二段がいちいち糸を切って、

またつなぐというもので

(つまり、16個ある半円部分をそれぞれ2段分=計32回繰り返す)、

当初は敬遠していたものの、

どうしても編んでみたくて取りかかったのですが、

やってみたら、それほど大変ではありませんでした。

案ずるより何とか…ですね。
 
デザインどおり、

孔雀の羽の優美さが見事でよかった!

直径50cm(「クラシックなレース編み」雄鶏社)です。

ところでその孔雀ですが、

何でもサソリとか毒蛇も食べる!?ということで、

“邪気をはらう”といういわれから、

仏教にも取り入れられたということだそうですね。

  

クラシックなレース編み―Classic Crochet Lace

クラシックなレース編み―Classic Crochet Lace

 

 

 

 

 

 

今日のもう一枚。 


ポストカードこらーじゅ 88

 

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和のお店で見つけたなごみのミニレターセットをコラージュ

越前和紙の小さな封筒とミニ箋で

猫とひょうたんの柄を中心に、小さな印にあるように

お祝いぶみ(文)によさそうです。

和紙の風合いと、淡い優しい感じの色合いが、

明るさも感じさせてくれます。

最近は、

マスキングテープもシールになっているものがあって、

少しずつ、いろいろな柄を使えるので、

ちょっとアレンジするには重宝しますね。

 

いわぶちさちこさんの越前和紙のここぶみ箋(ミニレターセット)

猫とひょうたん、でしたが、売り切れ。一筆箋はあるようです。

A.P.J. いわぶちさちこ 祝祝 一筆和紙付箋 猫とひょうたん 1000051323

A.P.J. いわぶちさちこ 祝祝 一筆和紙付箋 猫とひょうたん 1000051323

 

 

今日も小雨ぱらつく、涼しい一日。

しいちゃん(猫)も、朝のうちと、合間に

多少、出たけれど、早めに戻ってきてくれて助かる。

今日は、家族にくっついて(車だったので)

図書館に行って、本を借りてきたので、

本を開いた合間でのブログやルーティンとなる。

 

 

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ようやくお湿り-庭も人もほっと一息/鍵(かぎ)- Une clef

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昨晩からの雨で、気温も下がり、涼しい。

暑さと風で乾ききっていた庭の草木も潤い、

ほっと一息ついた感じ。

何か、のんびりしちゃう…。

 

 

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南天と雨の雫

 

 

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すっかり葉がうなだれていた玉紫陽花の葉も

生き返ったようにピンと張っていて、よかった。

 

何だよ、この棒は…って、上の写真もそうだけど

横着して、窓(室内)から撮っているもんで、ね。

 

そして、

 

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毎日、煙が伸びていくのを眺めて、喜んでる(笑)

 

グレース(スモークツリー)の花穂は大きく、綿菓子みたいに

なっていくんだっけ。

 

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今日の一枚。

 

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ユリのドイリー 30.5×40.5cm 

 

本は、アジサイの時と同じ『華麗なドイリー』 

レース編み華麗なドイリー

レース編み華麗なドイリー

 

 

 

 

今日のもう一枚。

ポストカードこらーじゅ 87

  

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ちょっと洒落たワンポイントのプチレターでコラージュ。

Une clef とは、仏語の“鍵(かぎ)” だそう。

綺麗な濃いめのピンク色も活かして、シールをペタペタ、

でも、罫線を残して控えめに(笑)

 

こういう小さなレターセットも魅力的なものが多いですね。

鍵といえば、英語ならキー、

キーポイント(てがかり)という言葉があるように

新しい扉を開くのに、意外なきっかけってあるものです。

最近のあなたの“鍵”は何でしょう?

 

久しぶりの雨降りで、一日中お家。

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ヨウラク玉アジサイの花芽のその後/Pen+のムーミン読本

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結局、曇ったり、晴れたり  

暑いですが

風もあるから、しのぎやすいほうか…。

 

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 ルドベキア タカオが元気

 

さて、地植えにして初めての花芽が三つついた

ヨウラクアジサイ 

 

www.salon-shiroineko.com

 

今日はこんな感じ 

 

一番小さいのから

 

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大きいほうといっても、

(写真より更に)小さいんだけど

確かにふくらんでいます。

 

www.salon-shiroineko.com

 

 

 

暑いからと

外出は最小限で、家に籠っていると

まあまあ、本は読める。

しかも、私は、常に、何冊かの本を並行して読んだりする。

そんなふうに、あちこち読み散らかしていると

ブログに載せようにも、まとまらない時もある。

ということで、内容もとっちらかっていますね(笑)

 

 

今日の一枚。

 

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レース編み モチーフ・アラカルト 

 

本では、太めのレース糸(20番)だったと思うが、

この時は、いつも通り、40番を使って編んでるので、細かめ。

 

このシリーズは何冊かあって、モチーフを楽しめた。

はじめてのレース編み花のレースパターン100―10cm・15cm・20cm (Asahi Original (170))

はじめてのレース編み花のレースパターン100―10cm・15cm・20cm (Asahi Original (170))

 

 

 

 

 

 

今日のもう一枚。

ポストカードこらーじゅ 86

 

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みんなで朝ごはん


そうです、またピーナッツの便せんシリーズから。

地の絵柄をそのままにしたかったので、

あとは、メッセージシールと、ラベルシールなどのみ…。

さすがに今は、めっちゃスヌーピー好きというわけではないものの

大人の雑誌でこんな特集があると、やはり気になる(笑)

 

Pen(ペン) 2016年 2/15号 [みんなのスヌーピー]

Pen(ペン) 2016年 2/15号 [みんなのスヌーピー]

 

 

“完全保存版 みんなのスヌーピー”も

作者のチャールズ・М・シュルツ氏が暮らした

サンタローザの紹介から始まり、なかなか面白いです。

 

 

この、男性向けのPenという雑誌ですが、

確か、以前もムーミンを特集していて 

Pen (ペン) 2015年 2/15号 [ムーミン完全読本。]

Pen (ペン) 2015年 2/15号 [ムーミン完全読本。]

 

なかなか見応えあるいい内容でした。

 

最近、以前の記事に新たに加え、再編集したものが出ていますね。 

Pen+(ペン・プラス)  名作が愛される理由を探る、ムーミン完全読本。 (MEDIA HOUSE MOOK)
 

 

ピーナッツ(スヌーピー)もムーミン

面白くて、深いですね。

 

 

 暑い時は放置されていたが

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 陰ってくると、この鉢も復活らしい 

 

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隙間で咲き続けるサルビア-コーラルニンフ/朝顔のドイリー

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強風。

窓を開けっぱなしなので、

砂も入ってくるからでしょう、

足裏も砂っぽい。

窓の多い居間は、外なのか内なのか

わかりませんね。猫も土足?で出入りするし(;'∀')

 

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前にもいったかもしれないが、この

サルビア・コクシネアの優しい色合いが好き。

ピンクと白、サンゴ色という組み合わせは

コーラルニンフという名前らしい。

サンゴ(色)の妖精(精霊)?

 

掃き出し窓の手前で、断続的に咲き続けている。

 

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なぜか、毎年、こんなところ、

 

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タイルの隙間から伸びてきて、咲いている。

花壇にあったのは消えてしまったのに…。

種を採って、地面に蒔けばいいのかな。

 

今日の一枚。

 

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  30㎝角  方眼編みの朝顔ドイリー 清涼な雰囲気ですね。

 

本はこちら。珍しい和風柄は、小林恭子さんのデザインだったようだ。  

レース編み華麗なドイリー

レース編み華麗なドイリー

 

 

雄鶏社がなくなってからは、再編されていろいろ出ているようだが、

新しい本を持っていないので、よくわからない。

 

www.salon-shiroineko.com

 

 

 

 

 

 

今日のもう一枚。


ポストカードこらーじゅ 85

 

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この、ひとやすみしましょシリーズ…は、

4種の柄があるレターセットのコラージュでした。

最近は、ほとんど手紙を書くこともありませんが、

可愛いレターセットを見ると、

ついつい手にとってみたくなりますね。 

 

 

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