エブリディ・マジック-日だまりに猫と戯れ

草木と庭と猫と…本や日常のあれこれ、小さな発見

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『子うさぎましろのお話』佐々木たづ(文)/三好碩也(絵)-楽しいクリスマス絵本より

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門脇で、オキザリス パーシーカラーが咲いている。

手前の紅白模様がつぼみ。
 

 

外国の絵本が多くなりましたが、日本のものでも、

素適なお話と絵のクリスマスがあります。

 

クリスマスのおくりものをサンタクロースのおじいさんから、

いちばん先にもらった白うさぎの子“ましろ”。

そのお菓子をぺろりと食べてしまって、

もういちど贈り物をもらおうと考えます。

 

別のうさぎの子になればいいんだと、炭を体に擦り付け、

黒くなって、おじいさんを待つことに。サンタのおじいさんには、

それが“ましろ”だとわかるのですが、

残っていたサンドイッチと、種を渡してあげます。
 
さて、うちに帰ろうとした“ましろ”でしたが、

元の白いうさぎに戻れず、泣き出してしまいました。

うそをついたからだ、と“ましろ”は種を返そうと反省するのですが、

ふと思いつくのです。

 

「この たね、かみさまに おかえししておこう。土のなかへ うずめて。」と…。

ましろ”が神様にお返しした種は、翌春、芽を出しました。

又、十二月がやって来て、そのもみの木は、きらきら輝いていたのです。

 

淡い感じの優しいタッチの線画でシンプルに描かれた絵が、

あたたかな気持ちにさせてくれるお話と、ぴったり寄り添って、

素適な絵本になりました。

 

子うさぎましろのお話 (おはなし名作絵本 3)

子うさぎましろのお話 (おはなし名作絵本 3)

 

 「子うさぎましろのお話」 文・佐々木たづ 絵・三好碩也 ポプラ社

 

本当は素直なのに、ちょっとずるをしたくなったりすることもありますよね。

それを、わかっていて見守ってくれるサンタクロースのおじいさん、

やがて、神様の木は贈り物をたくさんつけるようになって…。


クリスマスの心優しさと美しさが、

こんもりと広がる豊かな白銀の世界に静かに描き出されています。

播いた良い思いは、やがて素適な贈り物になるかもしれませんね。
 
今年のクリスマスも済むと、また少し季節が先に進むのでしょう。

              (文庫"青い猫"#13より)

 

 

 

輝く白さ、といいますが

ヨゴレが目立つのが白色ですね。

先代の猫は、ロシアンブルーだったので

グレー地でしたが

今の猫は、茶白、白茶っていうのか?

土台がほぼ白いので、

庭に現れた当時は白い猫と呼んでました。

 

超アウトドア派だった先代のみぃ君は

春先などに、砂だらけになると

ロシアンブラウンかロシアンイエローといった

風情でしたが(はたいて乾拭きで済ませてた…)

今のしろ(白)ちゃんは、砂浴びすると

きな粉状態になって目立つので

必死になって水拭きですね(;'∀')

普段は、ブラッシングだけですが

毛と共に砂が結構落ちます。。

 

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 じょうろから水を飲むのも(先代と)同じですね。

 

 

 

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『マドレーヌのクリスマス』ルードウィッヒ・ベーメルマンスー楽しいクリスマス絵本より

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今期は、クリスマスローズのピンクフロストが

小ぶりなまま咲き始めています。

 

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そして

 

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クリスマスローズの原種系

ニゲルの蕾です。

 

毎日あっという間に過ぎていきますが

冬至、クリスマスと季節の節目が

次々とやって来ますね。

この時期の記事のリライトです。

 

 

「パリの、つたのからまるふるいやしきに、12にんのおんなのこたちが、

2れつにならんでくらしていました」

「9時半になると、てってもふっても、さんぽにでます」

 

このおきまりの出だしから始まる、おなじみのマドレーヌシリーズ。

クラベル先生と12人の女の子のパリの寄宿学校のお話。

一番小柄だけど、いつも元気でたくましい、おてんばさんがマドレーヌ。 

 

マドレーヌのクリスマス

マドレーヌのクリスマス

 

 

クリスマスが来るというのに、マドレーヌ以外の皆は、

風邪で寝込んでしまいました、年取ったネズミも、クラベル先生も…。

けれども、そのような時でも、マドレーヌはものともせず、

一人せっせと働いて、皆の世話をしてあげるのでした。

 

そこへやってきたのは、じゅうたん商人のおじいさん…

ちょうど12枚の赤い絨毯を持っていました。皆の足元に置くのにいいと、

マドレーヌは先生に言って、買うのです。

ところが、全部を売り払っておじいさんは、寒さに凍えて、

学校に戻ってきました。

 

マドレーヌは又、かいがいしく、おじいさんを温めて、

薬を飲ませ、お世話するのです。お礼に何かしようと言うので、

マドレーヌはお皿を洗ってもらえますか、とお願いすると…

たちまちお皿はきれいになって元の場所に納まりました。

 

何とおじいさんは魔法使いでもあったのですね。

更に、おじいさんが呪文を唱えると、

赤いじゅうたんはそれぞれ12人の女の子たちを乗せて…。

そして、時は、クリスマス…。

 

とにかく健気で明るいマドレーヌと愉しい絵と活気に満ちたお話が、

何とも洒落ていて、いいですね。

 

「げんきなマドレーヌ」「マドレーヌといぬ」等、

ナルニアホビットの冒険などでも御馴染みの

大翻訳家の瀬田貞二さんの訳で紹介されたロングセラー。

その後、このクリスマス等を、江國香織さんが訳しています。

 

英語のペーパーバックもオススメです。

 

 “MADELINE'S CHRISTMAS” LUDWIG BEMELMANS  PUFFIN BOOKS

 

                     (文庫“青い猫”#11より)

 

 

 

ところで

空飛ぶじゅうたんものといえば

また古典的な物語になりますが、

イーディス・ネズビット

火の鳥と魔法のじゅうたん』も

思い出されます。

  

 

以前、岩波少年文庫から出ていましたが

これも絶版なのかな。

ネズビットは、『砂の妖精』でも知られます。

(こちらは福音館文庫でまだ出ていますね) 

 

 

イーディス・ネズビット

このブログのタイトルにも使っている

エブリディ・マジック”といわれる

リアリズムにファンタジーが融合した

英国児童文学のスタイルの開拓者とされています。

ちなみに、私のブログコンセプトはこちら

 

www.salon-shiroineko.com

 

以前は、個人的に興味のある文学についても

もっと書きたいと思ってたときもあったのですが、

なかなか書けそうで

書いてない…

ですね(;'∀')

 

  

 

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『クリスマスのおくりもの』ジョン・バーニンガム-楽しいクリスマス絵本から

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寒くて、庭で新たな写真を撮るのも億劫 …

で、

室内に戻って丸くなる猫です(;'∀') 

 

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さてと、

この季節、トナカイと共に忙しい人といえば、サンタさん。

クリスマスプレゼントの配達を済ませて帰れば、もうヘトヘト…。

おまけにトナカイの一頭は,途中で食べるものでない何かをかじったせいか

具合がすぐれず、休養が必要。サンタさんも、パジャマに着替えたところで、

何たることか、袋の中にひとつプレゼントが残っていることに気がついて…。

 

それは、遠いはるか彼方のローリー・ポーリー山の上の小屋に住む

貧しい家のハービー・スラムヘンバーガーという男の子への

唯一のプレゼント…。

 

 

 


サンタさんは、パジャマの上に赤いコートを着て、

ブーツを履き帽子をかぶって、はるばると出掛けるのです。


「もうしわけないが、てつだってもらえまいか」と

途中で出会った人の乗り物に助けてもらうのですが、

雪の中、思うように進めず、次々と乗り継いでいくことになるのです。

 

自家用機、ジープ、バイク、スキー、そして登山家のロープと。

しかし、そのロープも、ローリー・ポーリー山の断崖絶壁の途中まで、

最後はサンタさんが頂上目指して登って行くことに…。


あ~、本当にお疲れ様でございました、と帰り道も

これまた容易ではなかったサンタさんを、心からねぎらいたくなる頃、

起きたハービーはプレゼントを取り出していて、よかった、よかった…。

 

かなり大型の絵本なのですが、美しい色合いも素晴らしく、

ジョン・バーニンガムらしい飄々とした優しいペン画が、

味わい深いものとなっています。

 

クリスマスのおくりもの

クリスマスのおくりもの

 

 

 原題は“Harvey Slumfenburger's Christmas Present”
    John Burningham

 翻訳は、長田弘さんです。

 
とにかくまあ、サンタさんは大変だったのですが、

会う人達も皆親切であたたかく、

どこかユーモラスな画風が、魅力なのでしょう。

                   (文庫“青い猫”#10より)

 

今回も、季節ものリライト記事となっていますが

こちらは中古本となっているようですね。

さて 

ジョン・バーニンガムの絵本は、

他にも魅力的なものが、いろいろあります。

クリスマスに限らず、夜寝るときに楽しめそうな

もう一冊。

 

旅するベッド

 

 

こちらは、新たに(中古の)ベッドを買ってもらった

ジョージのお話。それは、自分の魔法の言葉を唱えると

旅することが出来るというベッドだった…。

 

そういえば、ベッドが空を飛んで

異国や(過去の時代)へ旅するといえば

その昔、メアリー・ノートンの本が

(現在は、アニメ映画「借りぐらしのアリエッティ」の

原作者としても知られますが)

ありましたっけ。 

 

空とぶベッドと魔法のほうき (岩波少年文庫)

空とぶベッドと魔法のほうき (岩波少年文庫)

 

 

内容が古くなったのか、これも絶版ですが

なかなか面白い魔女(見習いだったか)プライスさんと

子供たちの冒険物語でした。

現在は新たに出版されない

物語本でも、面白かったのが沢山あるんですよね~。

正確な内容を覚えていなくても

読んだ時の満足感みたいなものが残っているから

懐かしいのでしょうか。

 

 自由で楽しい夢を呼び起こしてくれる絵本や児童書。

ラカン世代の今でも楽しめます(*´∇`*)

って、たぶん怠け者なので

座って頁を繰れば、そこはワンダーランド♪ね

 

  

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『さむがりやのサンタ』レイモンド・ブリッグスー楽しいクリスマス絵本から

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門脇のモミジ

 

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常山アジサイ ”碧の瞳”の実が青くなってきました。

 

www.salon-shiroineko.com

 

ぐんと寒くなりましたね。

冬らしくなっちゃったところで

クリスマスシーズン記事(リライト)です。

とはいえ、今のとこ個人的には

あまり盛り上がってませんが(*´∇`*)

今日は、なぜか ”ツボ”の

お気に入りの絵本の一冊です。

 

さむがりやのサンタ (世界傑作絵本シリーズ)

さむがりやのサンタ (世界傑作絵本シリーズ)

 

 

 どうやら、

夏のバカンスで日光浴を満喫、といった夢を見て、寝ているおじいさん…。

と、リーン!リーン!と鳴った目覚まし時計をぱちん!と止め、

掛け布団の上で寝ていた猫のクロも飛び起き、

日めくりの12月24を見て「やれやれまたクリスマスか!」

 

ベッドの足元のスリッパの上の犬のポチをどかし、

パジャマの上にガウンを着込み、紅茶をいれるお湯を沸かして…。

 

カラフルなコマ割りで、丁寧に描かれた、

実はサンタのおじいさんの忙しい一日が始まりました。

 

「スノーマン」で有名なイギリスのレイモンド・ブリッグズ

「さむがりやのサンタ」“FATHER CHRISTMAS”は、実に愉しい絵本です。

 

 

 

ぶつぶつ言いながらも(漫画のふきだしに台詞が少しついて)、

ポチとクロ、ニワトリ、そしてトナカイに優しく世話をしながら、

自分の身支度、食事、ストーブに石炭をくべ…といった

細々とした日常のあれこれを済ませ、ソリにプレゼントを積み、

サンタの服装に整えて、戸締りをして、仕事に出かけるのでした。

 

時計を見ながら、あちこちにプレゼントを配ってまわります。

その様子は勿論、途中で屋根の上で持ってきたサンドイッチと紅茶を飲み、

ラジオで天気予報を聞いて(トナカイ達も餌を食べ)たり、

と何ともユーモラスな姿が、事細かに描かれます。

最後に女王一家の館にも寄って、無事帰宅。

 

トナカイをねぎらい、又「おいしい紅茶をわかして…」、

ポチとクロに餌をあげ、自分のクリスマス・ディナーの用意、

お風呂に入って…、とまあ、いったぐあい。

 

いかにも、イギリスらしく、こんなふうに生活のディティールが

描かれているのがほほえましく(私の好みにも合い!)

繰り返し見ていても飽きません。


さすがに、ブリッグズのイラストは色彩も大変美しく、

素晴らしい絵本になっています。

 

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今は昔!の懐かしい写真(笑)

 

オンライン書店のレビューに

“微笑ましくも人間的な、でも働く独居老人の人生の楽しみ方”なぁんて、

書いていた人がいましたが、そうなんですよね。


サンタさんに、と置いてあったジュースにふん、と言い、

お酒にはそうこなくっちゃ…って具合、

確か、入れ歯の手入れもしていましたっけ。


細々とした日常の雑事を淡々とこなし、

自分でいろいろ整えて楽しく暮らしている。

そんな逞しい姿には、励まされる思いすら…。

 

南の島に憬れるおじいさんが、

部屋のあちこちにポスターを貼っていたようでしたが、

そんな続編?もあるようです。「サンタのなつやすみ」(あすなろ書房

 

いずれにせよ、寒いこの季節、見ているうちに気持ちもぬくぬくしてきて、

大人も楽しめる絵本ではないでしょうか。 

もちろん、(コミック絵が主体なので)英語でもいいかもしれませんね。

また短文ながら、翻訳の素晴らしさもわかるかも。 

 

 

  最後に、クロとポチにもそれぞれプレゼントをあげて、布団に潜り込み

「ま、おまえさんもたのしいクリスマスをむかえるこったね」と

私達に一言で、又笑えます。

               (文庫“青い猫” #8より)

 

かつて、ミクシィで、クリスマスに限らず、

読んで(見て)よかった絵本を紹介していた頃、

工房ならぬ、文庫“青い猫”と称して載せていました。

その後、本も絵本もだいぶ手放しましたが、(この絵本はあります!)

丁寧に書いておいてよかったと思います。 

絵本と児童文学も好きなので、そのカテゴリー

絵本・児童書(文庫”青い猫”)をこのブログでも設けていますが

50冊(記事)くらいになってるようです。

 

 

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『クリスマス人形のねがい』ルーマー・ゴッデンのお話&バーバラ・クーニーの絵-楽しいクリスマス絵本より

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今年は11月から冷え込みが少なく

ここしばらく暖かい日も多かったですが

今日は冷たい雨です。(明日はまた気温上がるとか…)

寒いと、12月だったと思い出し(笑)

シーズンもの、クリスマス絵本の登場(リライト)です。

 

 

何かを強く願えばかなう…、つまり、願わなければかなわない!?
 
さて、クリスマス…これは、お人形と女の子の願いごとの物語です。

 

クリスマス人形のねがい (大型絵本)

クリスマス人形のねがい (大型絵本)

 

 


おもちゃの店では、クリスマスの、赤いドレスに緑のペティコートをまとった

真新しいお人形のホーリー(その名もひいらぎ)が、

自分にぴったりの子供が選んでくれることを待っていました。

 
一方、身寄りのない女の子のアイビーは、クリスマスを過ごすため、

ひとり、幼子の家に行くように言われますが、

実際はいないおばあちゃんに会うのだと、途中で列車を降りてしまいます。


子供のいないミセス・ジョーンズが、店先で赤いドレスのお人形ホーリー

目を留めます。すると、何かが奥さんの気持ちを揺れ動かし、

久しぶりにクリスマスを祝おうと思い立ち、

ツリーを買い、飾り付けをするのでした。

 

あてもなく町を見て歩き疲れたアイビー、

そろそろおばあちゃんの家を探そうと、家の窓を見てまわります。

ツリーがあって、子供のいない家…

だって、おばあちゃんはアイビーが来るとわかっているはず、と。

おまわりさんに見つかることを怖れて隠れたアイビーでしたが、

そこは暖かい小屋(パン屋さんのかまどの裏)で、寝てしまいました。

 

 


翌朝、アイビーもおもちゃの店の窓で、ホーリーを見つけて言うのでした。

「私のクリスマス人形!」

ホーリーも、ガラス越しにアイビーを見つけて言います。

「私のクリスマスの女の子!」と。

二人は願うのです、それぞれがその相手だと…、

そうなることを…夢見るのでした。

 

さて、ミセス・ジョーンズは、ミスター・ジョーンズに

「どうかしてる」と言われましたが、部屋をきれいにして、

クリスマスの食卓の準備を始めます。

ピンクと白のテーブルクロスに青い磁器のお皿やポット、

クリーマーやら並べ、ロウソクをクリスマスツリーに灯します。


居た場所も冷え冷えとし始め、すっかりこごえてしまったアイビーは、

おもちゃの店とは別の方向に足が向き、偶然、ジョーンズさんの家に来ます。

それはアイビーが探していた“ツリーがあって、子供のいない家”でした。

そこで、自分のクリスマス人形が必要だと思い出し、おもちゃの店に戻ります。

ここから、物語は不思議なめぐり合わせ、

でも自然に、一挙にクライマックスに向かいます。

見事に想いはかなう運びとなるのですが、全部お話するわけにもいきませんね。


大事な筋立てに、おもちゃ屋の男の子が鍵を落とし、

アイビーが偶然拾っていたことや、

ミスター・ジョーンズがおまわりさんだったことなど、

アブラカタブラというちょっと意地悪なふくろう等の

お人形たちのやりとりなど、お話が並行して面白いのですが、

とにかく読み応えのあるお話しと素晴らしい絵、

実際にご覧頂けたら一番でしょう。

(現在は中古市場と図書館のようですが)

 

お人形の優れたお話を書いた作家といえば、ルーマ・ゴッデンその人、

絵は、バーバラ・クーニーによる

クリスマスにふさわしい清澄な美しい絵本です。

 

原題は“THE STORY OF HOLLY & IVY”で、

クリスマスキャロルの題名にもありますね。

終わりの方で、登場人物たちが言い合います。

「もし、あの時…しなかったら、…でなかったら…」と。

願えばかなう…の物語。

皆様は何を、クリスマスに夢見られるのでしょうか。

                    (文庫“青い猫” #9より)

     

 

今日の絵本は、字も割とびっしりで、読み応えもあります。

ゴッデンは、岩波少年文庫の『人形の家』もよく知られています。

 

人形の家 (岩波少年文庫)

人形の家 (岩波少年文庫)

 

 

 

特に、子供時代のお人形やぬいぐるみというのは、

大切な話し相手だったり、かけがいのない友人だったりします。

決して、ただのモノでないんですね。全部ではないですが、

いろいろ処分していた時にも、なかなか手放せなかった

最たるものの一部でもありました。

 

ところで、大人になってからも新たに

人形やぬいぐるみが欲しくなったりするんです。

ちなみに、目下、このはてなブログのアイコンでも、

やたらと頭と目の大きい(笑)ブライスを使っています。

ところで最近、赤毛の子(モッドモーリー)から替わりました。

知る人ぞ知る、今どきのファッションドールですね

 

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 ヴィンターアルデン (髪を編んでます)

 

人形とぬいぐるみの話だけでも、始めたら

一記事にはなりましょうから、

そろそろこの辺で。

 

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