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『服を買うなら、捨てなさい』地曳いく子さん-スタイリストが語るシンプルに生きる時代

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11月になりましたね。速っ💦

省みれば、

メインブログがひと月に1更新とは…

あら、まΣ(・□・;)

もう少し励みたいと思いつつ

近況はまたあらためて、ね。 

 

今回は、知人から勧められて読んで

参考になった、というか興味深かった一冊から。

 

服を買うなら、捨てなさい (宝島社文庫)

服を買うなら、捨てなさい (宝島社文庫)

 

 

物を片付ける(処分する)際に

つい手が止まる…というか

つまり迷いがちになるのが

個人的には本と衣類かな~

 

女性なら、いや男性もか

おしゃれに興味がある人は

少なくないでしょうね。

ファッションのプロとしての

アドバイスは説得力があって

参考になります。

 

ベテラン・スタイリストの地曳さんは

先に50代向けの本を二冊書かれたところ

以外にも30,40代の読者からも反響が多かったのに

驚いたといいます。

「服が大量にあるのにいつもワンパターン」

「着回し方がわからない」等々

日本の女子はファッションで悩み過ぎだとも。

 

溢れる情報や移りゆく流行に惑わされず、

自分自身の、トップスタイリストになるには

どうすればいいか

わかりやすい内容でした!

 

 自分の人生の主人公は自分です。どんなに今流行っている物でも、どんなにきれいな服でも、自分に合わなかったらスルー。それは自分にとっては必要ない服なのです。流行だって、自分に似合うものが来た時に捕まえればいい。

 

 ワードローブは偏っていていい。

 服をたくさん持っているから幸せになれると思ったら大間違いです。

 あなたを美しく見せる服“だけ”を適量持っているのが理想です。

 これが、大量の服に出会い、所有してきた私の結論。

 

Chapter1 おしゃれな人ほど、少ない服で生きている

     2 ムダ服を増やす、さまざまな罠

        3  いらない服とすっきりお別れする方法

          4    理想的なワードローブ大検証!

          5 買い物に出かける前に

     6 買っていい服、ダメな服

           7    おしゃれは「トレンド」から「スタイル」へ

          8 これからも、ずっと素敵でいられるために

 

さて、お片づけしても

なかなか思うようにいかない…

なんでこうなっちゃうの?という方には

 

 はい、お答えしましょう。それは、

「本当に必要な服」と「どうでもいい服」の見極め方を、あなたがまだ知らないからです。

 

 服の処分の原則は、とにかく「自分にマイナスポイントを与えるものを家に置かない」ということです。

 

具体的なアドバイスについては

本書をご覧頂きたいのですが、要は

ワードローブには厳選した(気分を上げる)服だけを持ち

工夫して着こなすって感じでしょうか。

 

キーワードは、「今週2回以上着たい服」

 今の行動範囲。

 今の生活様式

 今の時代の気分。

 この3つに合っているのが、自分が着ていても心地よく、人から見てもおしゃれに感じられる服です。 

 

服に限らず、これまでの私たちは

いろいろと物を増やし、溢れた中で暮らしてきたと

いえるかもしれません。

 

しかし、今はあらゆる面で

以前の当たり前が通用しなくなってきています。

 

 

 

 

 今は、シンプルに生きるべき時代なのだと思います。

 昔よりあらゆるものが激しく流れ動いていて、流行はどんどん移り変わるし、気候さえ不安定。本当に、明日何が起きるかわかりません。その厳しさは、きっと今後ももっと増していくだろうと思います。そういう変わり目にあるのが、今という時代なのです。

 その証拠に、昔のやり方では上手くいかないことが増えてきたと思いませんか?

「ないと困る」「持っていなければいけない」という恐怖心や義務感で物を増やしているままでは、何が起きても即座に動くことはできません。

 でも、ここで考え方を変えていけば、この厳しく流れの速い時代の中を生き残っていくことができるはずです。

 ファッションもまさしくそうです。必要なのは「ない」という不便になれ、「工夫」という知恵を生むことです。それがひいてはセンスのアップにもつながります。

 

こうしたシンプルさへ向かう動きは、

ファッション業界の最先端でも

トレンドになっているそうです。

 

おしゃれとは、決して「毎日違う服を着る」ということではありません。

「また同じ服だと思われる」というプレッシャーから、本当のおしゃれな人たちはすでに解き放たれています。

 だから、どんなに流行っていようと、どんなにきれいだろうと、どんなにお得だろうと、自分に似合わないものはよけいなもの。

 無理をしてそんな微妙な服を増やすくらいなら、マイ・ベストアイテムをもう一度着て、素敵な自分を譲らないほうがいい。

 この時代に輝くのは、自分の好きなもの、本当に大切なものを知っていて、それ以外をきっぱり切り捨てる勇気のある女性。

 そんな自由で軽やかな女性こそ、新時代の女性像だと私は思います。 

 

身軽なワードローブなら、

変化にも対応しやすく、すべては生き方につながる。

結局は服も人生も同じなのかもしれません。

 

「だから今は、自分の生活と服を見直すチャンス」であり

年代ごとに常に見直していきましょう、と。

 

私がなるほどなぁと思ったのは

おしゃれな人はワンパターン

「偏りがある」というと、何だか悪いことのように聞こえるかもしれません。

 実際、私のところにも「ワードローブが同じようなものばかりになってしまうんですけど……」というご相談がよく寄せられます。

 でも、ワードローブに偏りがあるのは失敗ではなく、むしろ成功です。

 それは、その人の「スタイル」ができているということだからです。

 

もともと、ファッションって言葉には

”やり方”、“流儀”という本来の意味があるから

まさに生き方ともいえますね。

 

結論を言うと、スタイルのある人というのは、自分の好きなものがわかっている人です。

 何を着ていたら楽しいか、どんな色を着ていれば心地よいかということは、つねに自分の中に答えがあります。どこか遠くへ自分探しに行くことはありません。

 

 スタイルというのは結局、「自分が好きなもの」「ときめくもの」のことです。

 

地曳さんは、ファッション誌で

キャリア30年超を誇るスタイリスト。

近年?あえて年齢を公表されているのは

「自分の生き方次第で、

歳をとっても楽しく生きることはできるのだ

ということを伝えたいから」だとか。

 

ということでプロフィールを拝見したら

ちょうど今年還暦になられたんですね。

近いな(*´∀`*) 

 

著者は言います。

「若い」ということは「今」を生きるということ。

等身大の自分を愛しましょう。と

 

私は単行本(2015年)で読んだのですが、

アマゾンレビューが250以上もついていたベストセラー。

2017年に改訂版として文庫本が出ています。 

 

 

 

 

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Kindle(電子書籍)を使い始めたら…思いのほか快適! アマゾンの読み放題(Kindle Unlimited)を無料体験中

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どちらかというと

よく本を読むほうなのかもしれないけれど

いわゆる電子書籍は手にしないだろうと

思っていた…のでしたが 、

それは思いがけず覆されちゃった

 

先月たまたまアマゾンのセールの最終日に

目に留まったのが、

電子書籍リーダー(タブレット)の割引き。

そして、読み放題(Kindle Unlimited)のラインナップ

一か月の無料体験プラン。

 

ちょっと、面白そうかも💡

翌日には、キンドルペーパーホワイト(電子書籍リーダー)を

手にして、キンドル読み放題の無料体験を申し込むことに。

 

ところで、Kindle というのは

電子書籍リーダー(タブレット)がなくても

無料アプリをダウンロードすることで

パソコンやスマホでも読めるそうだ。

 

私自身は、電子書籍専用のタブレット

キンドルペーパーホワイト

興味をひかれ、よくわからないまま取り寄せ、

案の定、どう動かすの?

 

となったが、今は何でも参考になるありがたい

丁寧なお役立ち記事がいくつもあるんですよね。

 

hunade.com

 

kiritsume.com

 

おかげさまで、たぶん機械音痴の私でも

何とか初期設定が出来て、

わ~い、どれ読もうかなぁ…

まずは¥0(無料)の本から選んで…と思いつつ、

Kindle Unlimited(読み放題)無料体験プランを

申し込む…

はずが、先に進まない。え?

 

キンドル本自体は、

ギフトカード(ポイント)も使えるようですが、

このプランの支払い方法は、

クレジットカードとデビッドカード、携帯決済のみ。

最初に、キャッシュカード有効期限の

確認を怠り、記入を間違えたため、

そこから先に進めず

申し込みが出来なくて、慌てる。

結局、アマゾンと銀行に数回問い合わせて

銀行からカード会社に連絡してもらったら

上記の原因とわかり、あらためて

カードの記載をやり直して申し込めました。

 

 

 

 

もし、無料体験だけしたいなら、

一カ月後の自動継続となる前に

アマゾンのアカウントサービスの

メンバーシップ管理画面から 

Kindle Unlimited会員登録をキャンセル

すれば継続(有料に移行)しないということです。

 

電子書籍リーダー(専用タブレット)を購入した場合は

その代金(一万円前後~)と

Kindle Unlimited(読み放題)プラン自体は有料で

月額980円かかります。

これをどう考えるかは、その人次第ですが、

本をよく買う方なら、

悪くはない内容ではないか

という気がします。

Kindle版は、通常の単行本より安価なものが多く、

メンバーシップをはずせば、いつでも

登録をやめて、また始められるようだし。

私は、前向きに検討(無料体験)中…かな。

 

で、その電子書籍リーダーの

Kindle paperwhiteですが

これが思った以上に便利で、目下気に入って

次々と本を読んでいます。

画面の明るさや

文字サイズなどの調節が

自由にできるので、

とても読みやすい!

(暗闇でも画面が見える)

 

しおりやマーカー機能もあるし、

一回に10冊まで登録できるので、

本を持ち歩くことなく、好きな時にその中から

どれでも読むことができます。

片手で持てる重さで、どこでも読める。

防水機能がついてるので、

(私は読まないけれど)お風呂でも読めるのかな。

充電は附属のケーブルでパソコンからもできる。

 

おかげで、暇さえあれば読むという

活字中毒傾向が復活してしまったかも(;'∀')

無料タイトルの本もかなりの数あるので、

選ぶのも、読むのも楽しいし、

新たに快適で充実した

読書の秋となっています(*´∀`*)

 

Kindle Unlimited(読み放題)

 

 

使っているのはこのタイプ

広告なしだと更に2000円程高いけれど

セール期間だったので、一万円ちょっとで

購入できました。

 

 

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 スモークツリー グレースが秋口に二度咲き中

 

 

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台風(15号)一過でのあれこれー人は体験からしか学ばない?

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今朝は、可燃ごみの日で

冷蔵庫のものをほとんど

(冷凍庫の中身は全て)

処分した。

9日の未明にかけて千葉を直撃した台風15号

千葉市周辺でも朝方から停電となった。

 

幸い、我が家では水とガスが使えたし、 

結果、真っ暗な夕べも二晩で済んだことになる。

何より猛暑続きにはうんざりしたし、

(あまりエアコン使わない方なんだけど、

 扇風機も動かないから、うちわだけで)

まさかの復旧の見込みがたたないという話しには

愕然としたけれど、

もう四日目となっても過酷な状況が続いている世帯を思うと

言葉もない。

ようやく千葉県の被害の状況や

対処が公になりつつあるのには何ともはがゆいが

現場で復旧作業に携わっている方や関係者にはとても

感謝しています。

 

と書いていたら

旧友が安否の電話をくれて

久しぶりにお声が聞けてよかったです。

本当にありがとう!

彼女は学生時代からの友人で

ご両親の介護にお忙しいようだ。

両親がいてもいろいろあるし

もういなければ、時に心細いこともあるし、

で結局皆、それぞれ何かとありますよね。

何かがあるのが人生で

何とかする(なるだっけ)のも人生、とか橋本治氏が

書いてたっけ。

 

 

 

今回の台風は本当に雨風がすごくて

家が揺れたり、何かが飛ぶ音がしていたので

翌朝、おそるおそる窓を開けて状況を見る。

まず、門脇のネズミモチの枝木が大きく

道路側に折れかかっていた。

ご近所の方々がそれぞれ散らばったものを

片付けてらして、お隣さんやお向かいさんの

ご協力もえて、垂れ下がっていたところだけ

何とか切り落として、まとめた。

今まで漏ったことのないところで雨漏りしていたほか

玄関上の屋根のトタンが一部はがれていたり、

庭の物置が前にばたんと倒れてしまっていた。

(裏のお家側でなくてよかったけれど、

 ミカンの木と沈丁花が下敷きになってる…ぐすん)

 

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家の業者さんには昨日ようやく連絡出来たが

もっと大変な被害のお家も多いので

慌てずに待ちます。

この程度でよかったよ。

 

暑さで保存がきかないので

初めて一日分のご飯をお鍋で炊いたり

(ビタクラフトで美味しく出来ました!)

停電二日目には、

洗濯物は手で洗って絞って干したり、

夜は早めに寝るしかない

(窓全開とはいえ、暑くて閉口した)

当然、パソコンも丸二日触らず、

気を紛らわすのは、紙の媒体である本だけ。

やはり最後はアナログとか昔風も効果的。

 

オール電化とか近代性というけれど

はかり知れない自然の中では

脆弱な基盤の上に立っているに過ぎないんだよね。

人間も本当はもっと強い生き物かもしれないが

便利さに慣れてすっかり骨抜きになっちゃったりして。

 

昨日、二日ぶりにパソコンを開けて

世間の様子をうかがい、

ナンダよ、どうしようもない組閣になんぞうつつを

抜かしてんじゃないよ、と今更ながらの

無能な現政権に八つ当たりもしたりしてたが、

いずれ将来的には、

支配者層のための政府や国家の力が必要なくなり

もっとコンパクトなコミュニティー、個人同士の繋がりによる

更に二元性のないよりグローバルな世界となっていく でしょうね。

まあ、ずれてる政権のおかげで?

自分の身は自分で守る、

そして身近なところで協力し合いましょう

というのがよくわかる。

 

今は大きな時代の転換期だから、過渡期の混乱と混迷、

そして地球の浄化作用(自然災害)も加わって

私たちは、本当にスゴイ時代を生きているんだなと

感じています。

これから大切なのは、富でも権力でも学力でもなく

何があっても対処できるという柔軟性とタフさでしょうね。

 

災害から、一刻も早く、被災地の世帯が全面復旧し、

何気ない日常生活が戻りますよう 

願っています。 

 

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『世界でいちばん貧しい大統領からきみへ』元ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカ氏の本より

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行きつけの美容院さんが

たまに興味深い本を貸して下さる。

お返しする前に

その中の一冊からの引用をいくつか

載せておくことにした。

 

世界でいちばん貧しい大統領からきみへ

世界でいちばん貧しい大統領からきみへ

 

 

2012年、リオデジャネイロでの

国際会議のスピーチで一躍脚光を浴びたのが

当時のウルグアイの大統領、ホセ・ムヒカ氏。

 

世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ

世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ

 

 

 

給料の大半を貧しい人のために寄付し、

大統領公邸には住まずに郊外の農場で奥さんと暮らし、

花や野菜を作り、友人からもらった古びた愛車を自ら運転し、

身なりにかまうことなく働く姿から、

世界一貧しい大統領とも呼ばれました。

 

共感を呼んだスピーチを紹介した本を始め、

ムヒカ氏の言葉などに関する本が沢山でて

広く知られているようですね。

 

評判となった素晴らしいスピーチの本もオススメですが、 

今回はたまたま知人が貸してくれた一冊。

編集者のくしみよしみさんが、

これまでのスピーチや取材、インタビューをもとに

読みやすく構成され、親しみやすいイラストと

最後には氏の生活の写真も載っていて

とても見やすい。

 

わたしは、自分を貧しいとは思っていない。

いまあるもので満足しているだけなんだ。

 

わたしが質素でいるのは、自由でいたいからなんだ。

お金のかかる生活を維持するために働くより、

自由を楽しむ時間がほしいんだ。 

 

ムヒカ氏には、4度の投獄経験があり

軍事政権下での最後の投獄は悲惨で

正気を失うほどのものだったという。

それを救ったのは膨大な読書だったとも。

 

獄中での孤立無援の経験をしたからこそ、

いかにわずかなもので幸せになれるかを学んだんだ。

わたしたちをひどく扱った人間を憎む気には、なれなかった。

 

人生は未来だ、過去じゃない。

 

もちろん、過去は厳然と存在する。

いや、過去を忘れるのではない。そんな簡単に忘れられるものか。

これまで起こったことを、どうやって忘れろっていうんだ。

 

だが重要なのは

未来のために過去を乗り越えることなんだよ。 

 

解放されたあと、わたしはたくさんの人と話をした。

 

牢獄の孤独のなかでぼうだいな読書をし、

外に出た後はさまざまな人と関わって、

わたしはある結論にたどり着いたんだ。

人は孤独では生きられないってことに。

 

許すこと、

過去を乗り越えること、

そして異なる意見にオープンであることが大事なんだよ。

 

大統領がひとにぎりの金持ちと同じ生活をしていたら、

国で何が起こっているかわからなくなる。

ほとんどの国民の生活レベルが上がれば、

わたしの生活レベルも上がるだろう。

それがいいんだ。

 

 

残念ながらわたしたちは、

働いて使い捨てる文明を持ってしまった。

そんな文明では、

長持ちする物は作れない。

新しい物をたくさん売らないといけないからね。

 

こうして環境を破壊していくんだ。

しまいには、いくらあっても足りなくなる。

そして、際限なく働かないといけない。

 

人は、何のために生まれてきたんだと思う?

いや、むずかしいことをいっているんじゃないんだ。

働くため?

発展するため?

 

 

人生は短く、あっという間だ。

余計な物を消費するために働いて、

そのために時間が逃げていったとしたら、

それは幸せなんだろうか?

 

働くことは必要だ。

働かない者は、働く人に負担をかけることになるし、

仕事は希望でもある。

 

でも、いろんな物を買いこんで、

支払うために働くことに人生を費やすなんて、

どうかしてる。

物やお金を貯めるかわりに、

生きるために時間を使うことだ。

 

わたしがシンプルでいるのは、

そのほうが自由だから。

自由とは、自分のための時間なんだ。

 

 

お金を持っていても、時間は容赦なく流れていく。

物のために生きてはならないんだよ。

 

いちばん大切なものは命なんだ。

 

お金で命を買うことはできないんだよ。

命は奇跡なんだ。

奇跡なんだよ、生きていることは。

 

 

 

現代ほど人間が多くを所有したことはない。

これほどまでに知識を得たこともない。

100年前に比べて、平均寿命は40年以上伸びた。

人口は倍になり、食糧の量も倍になった。

わたしたちは生産される食べ物の3分の1を捨て、

8億人が飢えている。

 

世界では1分間に数百万ドルが消費され、

数百万ドルが軍事予算に費やされている。

なのに、貧困を救うお金がないというのは、

わたしにいわせれば、恥じらいを持たないということだ。 

 

こんなにも世界は資源であふれているのに、

かつてないほど富は集中し、

貧富の差は激しくなっている。

 

世界で二番目の金持ちが毎日100万ドル使ったとしても、

使い切るのに220年生きなければならない。

お金がないと政治家がいうとしたら、

お金のある人から徴収せず、

頼むことも、彼らのポケットに手を突っこむこともできない。

臆病者の政治家だからだ。

 

だからわたしは政治の世界で闘ってきたんだ。

かんたんにいえば

弱者のために少々厚めにベーコンを切るということだ。

 

 

 わたしが考えるような世界は、実現可能なのだろうか?

 

いや、難しいと思うよ。

 

わたしたちはつい、人生の時間の使い方を間違えてしまう。

自由をどこかに置き忘れて、

自由が傷ついたことにすら気づかない。

 

それでもわたしは、

人びとが世間に惑わされずに自分をコントロールできるように、

人びとが自分の生きる時間を獲得できるように、

がんばっているんだ。

 

若い人には、恋するための時間が必要なんだ。

子どもや家族ができたら、いっしょに過ごす時間が必要なんだよ。

友だちがいたら、

友だちと過ごす時間が必要なんだ。 

 

わたしの考えはアイマラ民族と似ていてね。

アイマラ民族は、ボリビアやペルーあたりにいる人たちだ。

 

彼らはこういっている。

「貧乏とは、無限に多くを必要とし、もっと欲しがることである」

とね。

 

ほんとうに貧しい人とは、

社会とつながらずに生きている人なんだ。

 

物はわたしたちを幸せにはしてくれない。

幸せは、男とか女とか、子どもとか親とか友だちとか、

命あるものしかくれないんだ。

幸せにしてくれるのは、生きているものなんだよ。

 

犬や猫を飼ったほうがいいんだ。

生きものには品格があるんだよ。 

 

多様性が世界を豊かにし、命を尊重することにつながるんだ。

景色を見てごらん。

花も草木もいろいろあるから美しい。

バラエティのないのっぺらぼうな世界など、ぞっとする。

 

多様性とは、わたしたちそれぞれの独自の文化から生まれている。

奥深くに隠れているわれわれ自身を表現することで、

多様性が見えてくる。

 

鏡で自分を見つめることだ。そして現実と関わることだよ。

 

 

それは、若くても年寄りでも中年でもできることだ。

世のなかを男女でわける必要はないし、

肌の色でわける必要もない。

 

むしろ二つにわけるべきだ。

関わりあう人と、関わりあわない人に。

関わりあえば、自分に気づける。

関わりあうということは、互いの理想を抱きあうことなんだ。

 

 

もしもわたしが獄中生活を経験しなかったら、

わたしの人生は違っていただろう。

あのつらい時代がなければ、

いまのわたしはなかったと思う。

人は、よいときよりも痛みのあるときから

より学ぶことができるんだ。

わたしはそれを身に染みて知っている。

 

そのことを若い人に伝えたいんだ。

挫折から起き上がることを。

人は生きていると、何度も挫折を経験する。

誰だって問題を抱えているんだ。

そこから何度もはい上がることが大事なんだよ

 

延々と引用してきましたが

これでもまだ一部分で

興味あれば、実際に目を通してほしい気がします。

絵本みたいなのであっという間に読めます。

 

人生で本当に大切なことを

思い出させてくれる。

 

それにしても、

いちばん貧しい、って形容は変かも

いちばん豊かな大統領だったのでは?

完全にオワコン(終わったコンテンツ)状態の

現日本政府を憂う昨今こそ

また読み直してほしい一冊かも、ね。

 

 

 

 

 

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『106歳を生きる 篠田桃紅ーとどめ得ぬもの 墨のいろ 心のかたち』展のチラシ/YouTubeから

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昨日、家族が

持ってきた一枚のチラシは

今年106歳になる美術家

篠田桃紅さんの展覧会の案内でした。

 

 ç¯ ç°æ¡ç´ ã¨ã©ãå¾ã¬ã㮠墨ã®ãã å¿ã®ããã¡

http://www.kosetsu-museum.or.jp/mikage/exhibition/

 

www.kosetsu-museum.or.jp

 

本年、いくつかの美術館で開催されていたようですが

現在は、2019年8/1~10/14

香雪美術館 神戸にて開催中とのこと 

 

 

若くは書家としてスタートされ

その枠にとらわれきれない才能は

文字の形を超えた抽象的な表現へ向かい、

ニューヨーク生活を経て

更に水墨抽象画という独自の世界を歩まれてきた。

100歳を過ぎても

精力的に活動をされていて

ご本(エッセイ)も出されていますね。

 

私自身、学生時代から

伝統的な書を嗜んできたこともありましたが、

筆墨の幽玄な世界には

得も言われぬ 

不思議な魅力を感じています。

 

チラシを見ていて

YouTubeに挙げられていた

篠田桃紅さんのビデオをいくつか

拝見して

102歳の頃のNHKドキュメンタリー が

とても興味深かった

思わず引き込まれてしまったので

こちらに載せました。

 


美術家 篠田桃紅 102歳

 

桃紅さんの作品についての歴史というか流れから

創作のスタンス

何よりその人となり

実際のお姿と語り口から

とてもよく伝わってきます。

 

含蓄多い言葉が

印象的でした。

 

 

 

 

(季節の移ろいとか気配とかそういうものを

伝えようと、絵で?と問われ)

 

絵で伝えようなんて

そんな大それた望みは持ちませんよ、もう

無理に決まってんだから

 

伝達っていうより

その時私が

居合わせた私っていうものの

そういう時と空間と

私がそこにいたということに

よってしかできない色や形を創ればいいと

で私はその時に

ほんとに沢山の絵の具を持っていなくて

ほんとによかったと思いました

墨ってものだけ

ほんとによかったと思う

なまじ色だとか何とか入れると

みんなウソになっちゃう

この色と富士の色なんて

絵具では無理です

墨なら人々に

創造力を促すだけです

何色ですよとは言ってないですよ

だから、ずっと謙虚なんです

伝達の道具として

ほんとに謙虚な道具です

人の想像力を頼りにしてるんだから

こうですよと何者も押し付けない

だから私は

墨というものの知恵を深く感じましたね

自然というものの美しさを感じた時に…。

  

 

人生っていうのは究極に孤独なんですね

誰もその人をそっくり受け止めることは出来ない

ご夫婦も無理、親子も無理、友だちも無理

皆その一部を共有したということでしょうね。

(孤独はつらいことなんでしょうか、という問いに)

つらいとか、耐えるとかそういう次元じゃないのね

これはもう、天然自然、生き物っていうものの

ひとつの当然の形なのよ

(それこそ真理?)

そう、孤独ってことを特別に孤独ていうから孤独なの

始めっからそれ決まりきったことよ

一人で生まれてきて一人で死ぬんだもの

はっきりわかりきっているのに

やれ私孤独だの何のっていうのがおかしい

――孤独だの寂しいのって

人間のやってることってそういう

無駄なことばっかりやっている

真理っていうものは

みんな一度も本気で向き合っていないわね

ほんとに向き合えないのよ、人は

真理に、こわくて。

 

 

また、以前読んだ本も思い出しました。

 

一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い (幻冬舎文庫)
 

 

Amazon 篠田桃紅さんの本

 

非現実を生きてきたけれど

作品は現実に存在している

とも話されてましたが

芸術は感覚的に

本質に向き合いたくなる

人生の真理の一端を

静かに垣間見せてくれる気がします。

 

ところでまた

花を可愛いっていうのは

傲慢かもよ

花のほうが人間を可愛いって

思っているかもよ

って言葉には

苦笑いしてしまった。

私たちは傲慢になりがちだな~と。

そう、謙虚でありたいね。

 

 

 

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