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エブリディ・マジック-日だまりに猫と戯れ

草木と庭と猫と…本や日常のあれこれ、小さな発見

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“好き”を続ける-『えのすきなねこさん』西巻茅子さんの絵本

 

ジョアン・ミロの絵はお好きでしょうか? 

目の覚めるような原色使い、抽象的で、

自由奔放な線と色による独自の世界を創り出しましたよね。

 

 

 

その昔、まだ各百貨店が美術館を擁して、

盛んに有名画家の美術展を開催していた当時、

ミロ展を見に行ったことがありました。


絵を志し始めた若い頃から、年代別に展示されていたと思うのですが、

とかく奔放な作風のイメージが強かった私に

意外で印象的だったのは、ミロの

「伝統のないところに創造は生まれない。私はいつも伝統から出発している。」

又、「芸術家は大地に根ざし、それを日々成長させていかなければならない。」

という言葉でした。

彼は美術学校時代、絵が下手だと思い、

例えば静物などは対象物を触ってその質感を確かめて描いた、

というようなこともあったようです。

 

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あらあら、最初から話しがそれてしまいましたが。

さて、絵本を開くと、そこにいるのは、

まるでミロばり?の絵を描くねこさんです。

 

「えを かくのが すきな ねこさんが いました。

ひろい アトリエで あさから ばんまで 

えを かいて くらしていました。

えをかくって すてきだ ねこさんは いつも そう おもっていました」

 

ところが、うさぎやきつねやさるに

「えなんて なんの やくにたつのかしら」と言われてしまいます。

夜になって、考え込んでしまったねこさんでしたが、

やはり次の日には又絵を描いているねこさん。

役に立つのかしらと言った皆の絵もそれぞれ描いていきます。


雨の日、やることがない皆は思い出して、

絵を見にねこさんを訪ねます。勿論、ねこさんは絵を描いています。


皆で絵を見て、おいしいケーキを食べ、お茶を飲んで、

更に皆は自分たちの絵を見つけて「あっはっはー」と笑いました。

皆は絵を見るのはたのしい、ありがとう、又見せて下さいね、と言います。

 

「それから ぼくは えをかくのが すきで 

じょうずで、ほんとに よかった と おもいました」

 

ねこさんの、ただもう絵を描く喜びと、

絵を楽しむことを知ったみんなのユーモラスな姿には、

私達もにっこり。児童画のようなタッチが優しく、

ねこさんのユニークな絵が際立って、

淡々と語られるお話をほんわか盛りたてているのも楽しい絵本です。

  

えのすきなねこさん (絵本・こどものひろば)

えのすきなねこさん (絵本・こどものひろば)

 

 

  「えのすきなねこさん」 にしまきかやこ  童心社

 

ちなみに、

西巻茅子さんの絵本でよく知られて人気がある

素適な一冊はこちらでしょうか。

    

わたしのワンピース

わたしのワンピース

 

 

私には、

絵本も、“日常の魔法”(写真一番上:ミロの絵葉書・タイトル)の

ひとつなのかもしれません。

 

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                  (文庫“青い猫”#4より)

 

予定では、もう一つのブログ(Everyday Magic-筆に想いを)を

更新するつもりだったのだけど

やはり出掛けたら、筆を持つ時間を逸してしまったので、

メインブログだけでも、と。

写真、もう先代のはやめようと思いつつ、リライト記事によっては

当時のものも使いたくなる。てか、

この絵本のネコのイメージだと、やはりあの頃のみい君だよね。 

 

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