エブリディ・マジック-日だまりに猫と戯れ

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力は使いこなせてこそ⁉-絵本『まほうつかいのノナばあさん』

 

節分ですね。今夜は、豆まきに、恵方巻でしょうか。

連日、風が強く、乾燥しているので、砂埃が気になる時期です。

(何しろ、そのまま家に出たり入ったりする生き物もいるので…汗)

 

 

 

 

カラブリアの町に、昔々、ノナばあさんという魔法使いが住んでいて、

人々は何か困ったことがあると、彼女のところへやってきました。


親切なノナばあさんも、年を取ってきたので、

家と庭の手入れを手伝ってくれる人を頼むことにしたのです。

そして、やって来たのが、うっかり屋で、のっぽのアンソニー君でした。

 

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彼は、ノナばあさんが持っている、呪文を唱えると

スパゲッティが出てくる魔法の釜を使ってみたくてしかたがありません。

そんなある時、ノナが外出する機会が訪れます。
 
早速、アンソニーは、釜を持ち出して呪文を唱え、

町の人々を呼んで、スパゲッティをふるまってみせます。


さて、皆に充分にゆきわたって、止める呪文を唱えたはずなのでしたが、

あらあら、スパゲッティはとどまるところを知らず……。

 

定番のお話ではありますが、

トミー・デ・パオラによる優しい穏やかな絵と色調が美しく、

語りと共に何ともユーモラスで、眺めていてもきれいで愉しい絵本です。

 

勿論、騒ぎを起こしたアンソニー君は、帰ってきたノナに、フォークを渡され、

お仕置き?を言い渡されるのですが…。


引き続きアンソニー君も登場する、このノナシリーズは

いくつかあって、ペーパーバックでも読んでみたことがありますが

なかなか面白いです。

 

Strega Nona (Aladdin Picture Books)” Tomie de Paola   ALADDIN PAPERBACKS


何といっても、暖かな雰囲気に、お話と絵がうまく溶け合って、素適です。

 

まほうつかいのノナばあさん

まほうつかいのノナばあさん

 

 

 「まほうつかいのノナばあさん」 トミー・デ・パオラ作・絵  
          ゆあさふみえ訳  ほるぷ出版

 

あぁ、何だか、パスタが食べたくなってきませんか?

ソースは何がいいかな…トマト味もいいし、ペペロンチーノもいいなぁ…

なんて思ったのは私だけ?!


でも、罰を受けたアンソニー君は、

もうしばらくパスタは見たくもなかったのではないでしょうかねぇ…。

                  (文庫“青い猫”#18より)

 

この絵本は、その後、とびだし仕掛け絵本となったり、

(世界絵本箱)DVDにもなっていて、パオラの代表的な3作が収められて

いるようです。

 

以前、パオラの絵本は、こちらでも紹介しています。

 

www.salon-shiroineko.com

 

部外者が、何かを出したり、使うのはいいけれど、

止め方がわからず、とんでもないことになる

というのは、昔からよくあるお話のテーマですね。

 

私たちは、何かの卓越した能力を欲しがりますが、 

能力というのは、それを適切に使いこなすことも要求されます。

 

特定の才能や能力でなくとも、それぞれが持っている

特性や持ち味といったものも含めて

(かくいう私もそうですが)

自分自身を使いこなしている人というのは、

そう多くない気もします。

 

 

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