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エブリディ・マジック-日だまりに猫と戯れ

草木と庭と猫と…本や日常のあれこれ、小さな発見

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『幸せになる勇気』-アドラーの教えⅡ

 

 

 

 

話題のベストセラーとなった

『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』の

 続刊が

『幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII』です。

 

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

 

 

アドラー心理学の教えを、わかりやすい問答形式の物語で

伝えた前著のおさらいもしつつ、より実践的に使えるように

書かれた(前著が「地図」なら、こちらは「コンパス」との喩え)

と巻末にもあります。


前著より、教育の場での実践について、

辛辣に食い下がる青年の問いに、

ひるむことなく、真実(青年自身の問題)を看破してみせ、

アドラーの教えを述べていく哲人。

今回も示唆にとんだ内容です。

 

読者それぞれで、得るものもそれぞれだと思いますが、

私がまず、なるほどなぁと感じた個所は

カウンセリングについて、相談者にありがちなスタイルを

三角柱に書かれた側面を示したくだり。

 

哲人 この三角柱は、われわれの心を表しています。いま、あなたの座っている位置からは、三つある側面のうち二面だけが見えるはずです。 それぞれの面になんと書かれていますか?

青年 一面には「悪いあの人」。 もう一面には「かわいそうなわたし」と。

    (中略)哲人によると、思い悩んだ人間が訴えるのは、けっきょくこのいずれかなのだという。そして、哲人は――最後の一面に書かれた言葉を提示した。――

哲人 さあ、声に出して。

青年 ……「これからどうするか」

 

アドラー心理学は、今ここを大事にするものであり、

カウンセリングの捉え方も、「治療」でなく、「再教育」とありました。

いろいろと興味深い話が続くのですが、

今回は最終的に、「幸せ」について、「愛するということ」に導かれていて、

同じ題の名著『愛するということ』を記した

同時代の社会学エーリヒ・フロムの言葉も

しばし引用されています。

 

愛するということ

愛するということ

 

 

ちなみに、フロムは、『自由からの逃走』で知られていて、

以前、こちらのブログでも触れています。

 

www.salon-shiroineko.com

 

さて、本書に戻ります。

 

哲人 「わたし」の価値を、他者に決めてもらうこと。 それは依存です。 一方、「わたし」の価値を、自らが決定すること。 これを「自立」 と呼びます。 幸福な生がどちらの先にあるか、答えは明らかでしょう。 あなたの価値を決めるのは、ほかの誰かではないのです。

青年 そんなもの不可能でしょう! われわれは自分に自信が持てないからこそ、他者からの承認を必要としているのですよ! 

哲人 おそらくそれは、「普通であることの勇気」が足りていないのでしょう。ありのままでいいのです。「特別」な存在にならずとも、優れていなくとも、あなたの居場所はそこにあります。…

 

「その他大勢」という言葉にまた、立腹して、

青年は延々と反論するのですが、

それはまたお読みいただくとして、興味を持ったら、

前著に続き、一読すると気づきのある一冊だと思います。

 

でも、まあ、上に挙げた‘’普通であることの勇気” とか

振り返るにしても、まずは前作がお薦めですね。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

 

3月も過ぎようとしていますが、

冷たい雨が降ってきて、冬のような寒さ。

 

季節の移ろいのはざまではないけれど

私も、このところ、新旧取り混ぜてというか、

行きつ戻りつ、進む感じ。

3月は、期せずして、どんどん

新しいことが始まりながらも、一方で

古いものの整理なども、やってたりする(笑)

ブログの更新も、合間にやっとだね。

それにしても、日にちがたつのが早いです。

 

 

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