エブリディ・マジック-日だまりに猫と戯れ

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エリザベス・ギャスケル原作『北と南』-BBCテレビドラマをDVDで

 

夜中に、ものすごい雷鳴で目が覚めた。

雨もひとしきりすごかった。

今朝は、上がっていたが、

ぐずついた天気で、突然

降ってきたりする。蒸してるし、

なかなかすっきりしないですね。

 

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青色(西洋)フジバカマが少し咲いてきた

 

 

  

 

 

さて、こちらでは、たびたび

ジェイン・オースティンの『高慢と偏見』にふれていて、

このBBCのテレビドラマも

素晴らしかったといっていたが、

やはり評判となったBBCのドラマに

エリザベス・ギャスケルの『北と南』がある。

 

私は、イギリス文学にも興味があるので、

ギャスケル夫人の作品ということもあり

見てみたいと思って、DVDを借りて視聴。

 

これもとてもよかった。

『北と南』の原作は読んでいないので、

単純に比べるのもどうかと思うが、

同じBBCドラマでということなら、

やはり、紆余曲折を経ての

ラブロマンスとして楽しめるし、

更に、こちらは、社会的なドラマが

交差しつつ、陰影を含んで描かれる。

 

カップルの恋愛の成就に焦点が絞られ、

美しい景色もふんだんに味わえる

高慢と偏見』の明るさはない。

 

『北と南』の場合、社会背景が色濃く、

当時の地域差(南の上流階級、北の新興産業)

労働者と経営者の関係など、

人が亡くなったり、煩雑な貧民街など描かれる。

暗いトーンにはなるが、さすがに

要のストーリーも人物描写は面白い。

 

北と南 エリザベス・ギャスケル原作 BBC文芸ドラマ [DVD]
 

 

牧師を辞めた父に伴い、マーガレット・ヘイルは、

のどかで明るい南部の地から、

イングランド北部の工業都市ミルトンに

父母と共に移り住む。

そこで、青年工場主である

ジョン・ソーントンに出会い、また

労働者のニコラス・ヒギンス とも知り合う。

労使対立の仲介役を務める立場のマーガレットは、

功利主義のジョンと反目しつつ、いつしか

お互いが気になる存在となっていく。特に、

ジョンはマーガレットに恋していることに気づき…。

 

 


North and South trailer (BBC 2004)

 

マーガレット・ヘイル役は、ダニエラ・ダンビ・アッシュ

ジョン・ソーントン役が、リチャード・アーミティッジ

ニコラス・ヒギンス役は、

ダウントン・アビー』のベイツ(ブレンダン・コイル)さん。

 

高慢と偏見』と、似たような場面があって面白い。

ダーシーが、エリザベスに求婚して、手痛い返事をくらう

あのシーンを彷彿とさせる展開のジョンとマーガレット。

もともと南部出身であるため、北部に偏見を持つうえに

第一印象がよくなかったのも同じだが、

何しろ、マーガレットが初めてジョンを見たのは

経営者として、隠れて喫煙していた労働者を殴る場面

(綿工場なので、引火したら大変とはいえ、分が悪かった)

 

BBCのテレビドラマで

ダーシー役としてブレイクしたコリン・ファースではないが、

ソーントン役のリチャード・アーミティッジも素適ということで

大変な人気があったというのもよくわかる。

どちらも不器用で堅く、クールな一方、

一途で誠実な男性として光っている。

時に、恋する相手を見つめる視線が熱くて、

ときめいてしまうね(笑)

まあ、男女の恋だけでなく、相対していた

経営者と労働者が徐々に和解して、共にやっていこうという

男同士の絆がまた素晴らしい。物語自体は、

いろんな犠牲も伴い、決して明るくはないのだが、

やはり魅せてくれる。

 

さて、作者のギャスケル夫人こと

エリザベス・ギャスケル(1810-1865)は

イギリスの作家で、優れた小説の他に、

文壇の人々との交流も多く、伝記

シャーロット・ブロンテの生涯』も書いている。

 

『北と南』は、

ギャスケル全集の4に収められているようだが、

今は、取り扱っていないようで、

図書館で読めるくらいだろうか。

 

私は、『女だけの町』を読んだことがあるが、

ペーソスとユーモアに満ちた

実にイギリスらしい佳品だった。

 

女だけの町―クランフォード (岩波文庫 赤 266-1)

女だけの町―クランフォード (岩波文庫 赤 266-1)

 

 

この原題は『クランフォード』で、DVDにもなっている。

ジュディ・ディンチなどが出演していて、これも見てみたい。

  

 

 

長い舌でペロリ…。

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