エブリディ・マジック-日だまりに猫と戯れ

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豪華な大型本『ムーミン谷のすべて』徳間書店は、ムーミンとトーベ・ヤンソンファンさん必見!

 

前回もちらと触れましたが、今秋出版された

徳間書店の新刊『ムーミン谷のすべて ムーミントロールトーベ・ヤンソン

 

ムーミン谷のすべて: ムーミントロールとトーベ・ヤンソン (児童書)

ムーミン谷のすべて: ムーミントロールとトーベ・ヤンソン (児童書)

 

 

 

見ました~、そして読みました!

楽しかった、面白かった、興味深かった…。

それにしても

まず、実際に本を見てビックリ

でかい、

いや大きくて厚い

中身も熱い~(^^♪

サイズを確認してなかったのですが

アマゾンで梱包サイズを見直したら

27.8×22.4×3.6㎝ とありました。

図鑑のようですよ、まるで。

 

全ページカラーの豪華本。

大きいから、ふんだんに盛り込まれた

絵や写真もとても見応えがあります。

何より、内容も充実している。

(児童書)ともあったけれど

文学好きの大人でも読み応えあると思う。

何といっても(児童書)とても読みやすいし、

文字も大きめで、中高年にも嬉しい(笑)

 

 トーベの作品はほかにはない世界で、たぐいまれな想像力を駆使して描かれています。それは、魔法と憂鬱、友情と家族の愛の世界です。そしてこの世界には、小さな生きものの持つ希望や恐れや夢への、トーベの驚くべき洞察が隠されているのです。読者も、小さな生きものの気持ちにひそかに共感することでしょう。そして、どの本にも、生き生きとしたおもしろい、愛すべき登場人物が息づいているのです。

 

この“はじめに”の一節は  

著者のフィリップ・アーダー氏によります。

氏は、イギリスの児童文学作家。

考古学と歴史にも興味があるそうで、

海辺の町で奥様と二匹の猫と暮らしているとのこと。             

 

本は、第一部と第二部に分かれ、

まずムーミンの世界とそこに住む仲間たちが紹介され、

その後、すばらしい芸術家トーベ・ヤンソンの世界を見せてくれます。

 

出典となっているのは、ムーミンシリーズの主な八冊の物語。

折々に、“ムーミンの知恵”として

物語から、ふんだんに引用されている文章は

いわば名言集ともいえそう。

 

とにかく、イラストと原画、参考資料、貴重な写真が豊富で

見やすく、ムーミンシリーズ愛読家としては、ぼれぼれ眺めちゃう。

また、ムーミンシリーズにはさまざまな登場人物がいて、

これがちょっと複雑で、ややこしかったりもするのですが、

(実はスナフキンとミイが兄弟(姉と弟にあたる)と

いうのは知ってましたが)

見事に一人ひとり丁寧に紹介されていて、あらためて

それぞれのキャラクターについて

そうだったんだ~と納得しました(笑)

 

 

  

 

個人的には、やはり二部の

ムーミンの作者トーベ・ヤンソンさんについての

生い立ちから暮らしと多彩(多才)な仕事、世界観や芸術に関して

読み応えありました。(写真と資料が多く見応えも)

 

ムーミンの物語がはじめて生まれた時代は

当時の戦時下(フィンランド冬戦争時)であり、

物語は、暗い現実を脱するためのおとぎ話、

想像の産物として始まったそうですが、その後

戦争の終わりに向かい、創作意欲も復活し

挿絵をつけて完成されていったといいます。

 

ムーミンの世界は、自然豊かなフィンランドの風土に

根ざしたものであり、独特な雰囲気をもっていますが

愛の寛容さと自由に満ちた世界観が広がっているのも

特徴といえるでしょう。

 

この大型本の見開きには

“Labore et  amare.” 

働け、そして愛せよ とのトーベの言葉が記されています。

彼女が自身の芸術家としての仕事をいかに

家族や友人と同様に愛していたかが伝わってくる言葉ですが

一貫して自由な表現と主張を込めた幅広い業績にも

感心させられる内容となっています。

 

私は、トーベの母親がモデルといわれる

ムーミンママが好きなのですが、

ムーミンママがイギリスの子どもさんへと

送った手紙の追伸も微笑ましいものでした。

p.s. 字のまちがいをおゆるしくださいね。わたしたちムーミンは、気のむいたときしか、学校にイかないものですから。 

熱心な子供たち読者への返信も

労を惜しまなかったというトーベ。

 

また、前回載せた異色の一冊『ムーミン谷の十一月』についてですが、

実は、トーベの母親ハムが亡くなった悲しみをも表わしていると

されていたのですね。

そして、これがシリーズ最後の一冊ではありましたが、この後

出された絵本がまた不思議な世界を描いた

ムーミン谷へのふしぎな旅』でした。

本当に、いろいろ興味の尽きない話が載っています。

 

ありがたいことに

すぐに図書館で購入してくれたようで

こうして早く、実物を手に出来てよかったですが

重くて持ち運びが大変だったから

車で助かりました(笑)

この一冊は、ムーミンの物語が好きな人には

贈り物としても喜ばれるかもしれませんね。

目下、本棚も断捨離中の私は、

購入本はかなり慎重にしているのですが

この『ムーミン谷のすべて』は、以前の一冊

ムーミン画集 ふたつの家族』↓と共に

 

 

www.salon-shiroineko.com

 

 

是非、本棚に迎えたいと思っています。

 

 

 

 

芸術にできるすばらしいこと——よりよい世界を作ること。

 風刺画家、パブリックアーティスト、さらにだいじなこととして、フィンランドのある種の文化大使など、トーベの社会的な役割における強みは、彼女の作品がとても個人的だという点にある。彼女のもっともよく知られた絵画は自画像だし(「都会のパーティ」には自画像とともに小さなムーミンも描かれている)、物語の登場人物は家族や友人をモデルにしている。

 

 『たのしいムーミン一家』の終わりに、ムーミンママのハンドバッグが返されたことを祝うパーティを描いたすばらしい絵がある。だれもがパーティーに参加している——恐ろしい飛行おにでさえも。なぜならムーミンの世界では、敵を打ち負かしたり恐怖を追いやったりはしないからだ。敵も恐怖も招き入れられ、居場所が準備されている。わたしたちの弱さももろさも、夏の太陽の下に、存在することが許されている。

これこそがトーベが芸術を通してやってきたこと——すべてのものをパーティに招き、そのままの姿で来てください、と言うこと。

 

 

 ムーミントロールっぽい?猫

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