エブリディ・マジック-日だまりに猫と戯れ

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本棚を一つ空ける/プロベンセン夫妻の絵本『みみずくと3びきのこねこ』かえでがおか農場

 

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本好きの私が何とか

絞り込んだ本から

日を改めては

更に間引いて…

納戸に設置した耐震性の薄型本棚3つのうち

奥にあった1つを空けることが出来ました。 

 

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手前の本棚と、居間の本棚に

移動したものもあります。

 

もっと減らしたいけれど

絶版本も少なくないところ

これでもよく減らしてきたと思う(;´∀`) 

 

ちょうど目途としている

旧暦の新年(立春)まで

二週間。

今週末の新月に向かい

下弦の月ということで

まさに捨てる、手放すのには

最適な時期ですが

 

ここまでくると

処分するものの量は減って

気になったところを

ピンポイントでチェックしている感じ。

 

 

さて今日は

大型の絵本を一冊ご紹介。

作者のアリス&マーティン・プロベンセン夫妻は

1940年代から、挿絵や文章を書いて

コンビで多くの素晴らしい絵本を作ってきました。

 

  

人気の

かえでがおか農場シリーズの一つ

『みみずくと3びきのこねこ』

AN OWL AND THREE PUSSYCATS(1981)

 

夏が近づいて激しい西風がぶつかる頃、

農場の一番古い木が吹きたおされました。

倒れた木のうろから出てきた

小さなちいさなみみずくの子。

母さんみみずくは驚いて逃げてしまったのか

ひとりぼっちで、まだ飛べず

エサも探せない赤ちゃんみみずく。

 

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安全な寝床と食べものを用意して

かえでがおか農場で世話をします。

みみちゃんが育って

日一日と成長していく様子が

絵本に描かれていきます。

 

家の中で飛べるようになってきたら

生まれつき野生の動物として

放してやる時も来ました。

 

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自由に生きることを教え、

やがて夕方、森の池のほとりのしげみへ

連れて行って放します。

毎朝、名前を呼ぶと

音もなく飛んできて

手や頭にとまってお皿からも食べます。

 

一日一日遠くの方から飛んできて

 

そしてある日、とうとうこなくなります。みみちゃんは、

ほんとうに自由になったのです。

みみちゃん! みみちゃん!

たまに、キイッ! キイッ!とへんじをしたような気がします。

いないのはさびしいですが、野生のみみずくはこれで満足なのです。

みみずくは、人とくらすのにむいていません。人がみみずくを

かうことはできないのです。

 

まあ、最近は猛禽類も人気だそうで

お家でフクロウを飼う人もいるようですが

絵本のほうは

農場で自然と共に暮らすお話ですね。

 

前半はみみずくのお話でしたが

後半はかえでがおか農場で育った3匹の子猫の話です。

 

農場生まれのデカオは

納屋猫が台所のドアまで連れて来ました。

道に捨てられていたノラコは

ある朝、なきながらやってきました。

そして

特製のかごに入って隣からもらったウェブスター。

あかんぼのベッドに寝たがったから、というシャムねこ。

 

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この個性豊かな子猫たちも

大人になるまでの家での様子が描かれていきます。

 

外へだしてやるときがきました。

農場のねこがそだつのには、ひろい場所がいるのです。

 

はじめのうちはこわがって、げんかんのそばをはなれません。

でも、だれとなかよしになれるのか、なれないか、みわけます。

動物たちは、ほんとにものずきです。ことにねこは。

 

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猫たちは納屋で暮らすことになりますが

行動範囲も生活もそれぞれ、

それでも好みがあるようで

ウェブスターは

生まれつき納屋猫にはなれなさそうでした。

 

夜、狩りをしているとき、デカオは野生の性質にもどります。人はねこのほんとうの主人にはとてもなれません。

 

こう、筋を追って書くと

淡々とした観察記のようですが

これがプロベンセン夫妻の手になると

とても魅力的な絵本となっていて

眺めていて飽きません。

 

実際に動物たちと農場で暮らしている

プロベンセン夫妻は、これらのみみずくやこねこたちを

いとおしみながらも、かれらのうちにながれる

野生の血をさめた目でみつめており、

全ページにわたって、動物たちの生態がじつに

おもしろく描かれています。

 

 

こちらは中古と図書館利用ですが

他のかえでがおか農場の二冊は

現在も出ているようです。

 

 

 

 

 

 

現代社会で

動物と暮らすのは

土地や自然の状況にもよって

大きく違ってくるでしょうね。 

 

先代猫はロシアンブルーのシニアたちでしたが

息子の方は、生後3ヶ月もしないで

脱走を繰り返し、お外へ出る自由を獲得した

生粋のお外小僧だったそうで

8歳でもっと田舎の我が家へ来た時は

家にとどめておくのに気をつかいました。

 

雨戸も外から開け閉めしたり、

洗濯物を出す時は

居間と廊下の間の戸も閉めて、一安心と…。

が、何か気配を後ろに感じて

ふと庭の方を見ると、え?何か灰色の姿が?

えーっ、みい君が外にいるの、何で?

戸は閉まってるのに・・

 

「やられたー!」と二階の家族。

何と彼は

二階の網戸を開けて、

ベランダからカーポートの屋根に飛び降りて

外へ出たんですね。

(父子そろって、戸開けの名人だった💦)

二階の屋根から帰って来ることもできた

運動神経抜群な猫でした。

その後、目出度く

彼はアウトドアも満喫しつつ、

お家でも父猫とヒトに甘えん坊な

彼らしい猫ライフを送りました、とさ。

 

 

www.salon-shiroineko.com

 

 

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