エブリディ・マジック-日だまりに猫と戯れ

草木と庭と猫と…本や日常のあれこれ、小さな発見

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『ふゆねこさん』ハワード・ノッツ-子どもたちと子猫の温かな交流(素適な絵本より)

 

あけましておめでとうございます

健やかで平和な一年でありますように。 

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

          2017年 元旦 

 

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 雪の野原にいた一匹のねこ。

子供たちが見つけて「おいで、ふゆねこさん」と声をかけ、

残り物を出しておいてあげるようになりました。

ねこも子供たちに呼ばれるのは好きですが、そばまでは行きません。

夜は、物置の棚の上で寝て、夏の野原を夢見ています。

毎日、子供たちは残り物を出して、話しかけます。

うちねこさん、って呼んだら、うちのねこになるかもしれないって、

「クリスマスおめでとう、うちねこさん。」…

  まえより ちかくまで いっても ねこは にげなくなりました。  

  こどもたちは、まいにち、すこしずつ そばへいきます。

  すこし、もうすこし…。

やがて、それはそれは寒くなって、

ついに子供たちにねこは体を触らせます。

そして、ついに子供たちに抱かれて、家に入りました。

そこは、暖かくて夏のよう…。

  こうして

  こどもたちと ねこは

  みどりの かがやくきせつを

  まつことに なりました。

 

ふゆねこさん (世界の絵本)

ふゆねこさん (世界の絵本)

 

  『ふゆねこさん』ハワード・ノッツ作・絵 松岡享子訳 偕成社

 

冬景色の中で、子供たちとねこの交流が、静かに優しく描かれています。

モノトーンの鉛筆画が何とも滋味あふれ、可愛らしい絵本。

嬉しい復刊だということです。

後書きによりますと、作者のハワード・ノッツは、

200年前に建てられた農家に妻と12匹の猫と住んでいるそうです。

作品に、動物好きな愛情が感じられるわけですね。

『夏のねこ』という、もう少し年長のお子さん向けの

読み応えのあるお話もあります。

夏のねこ

夏のねこ

 

            (文庫“青い猫”#16より)

 

暖かで過ごしやすいお正月ですね。 

新春は、まず、ブログのヘッダーを新しくしてもらいました。

(もらいました、ってあなたがやっているんじゃないの?

 あはは、得意な家人がいるもので…)

それはともかく、

プロフィール写真同様、我が家の看板猫です。 

今日の絵本ではありませんが、やはり彼女も、

子猫の時に、庭にやってきたのが始まりでした。

 

新年も

生きとし生けるものが幸せでありますように。

 

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