エブリディ・マジック-日だまりに猫と戯れ

草木と庭と猫と…本や日常のあれこれ、小さな発見

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『図書館ねこ デューイ ―町を幸せにしたトラねこの物語』

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晴れて、風がないと暖かいのだけど…。

明日はお天気くずれるのかな

 

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ピンクフロスト(クリスマスローズ) 開いた

後ろの白っぽい幹は、桜の木

 

 

 

アメリカの図書館ではつとに有名な存在だったらしい

デューイ・リードモア・ブックス君。すごい名前ですねぇ(笑)


雑誌やNHKなどでも取り上げられたそうでしたが、

私はこの本で出会いました。彼の写真もいくつか載っています。

 

図書館ねこ デューイ  ―町を幸せにしたトラねこの物語

下にあるように、今は、文庫本になっています


凍える冬の朝、

アイオワ州の小さな町の図書館の返却ボックスから救い出された子猫。

 

彼の一生は、常に、その時の館長のヴィッキーの図書館での歩みと共にあった。

1988年の出会いから始まった彼の18年は、

ヴィッキーの20年の館長としての年月と重なる。

町の歴史や時代を垣間見ながら、ヴィッキーその人の半生と

かけがえのない存在であったデューイの日々が綴られる。


若い兄弟との死別やアルコール依存症の夫、ヴィッキー自身の病気や、

シングルマザーとしても、常に奮闘し続けてきた何とも波乱万丈の

彼女自身の人生が語られているのでもあるが、

やはり何より仕事でありその情熱を傾けてきた図書館のこと、

その図書館や、町に無二の貢献をもたらしたデューイの姿が

あたたかく伝わってくる。


また時代の流れや進歩とは別に、

大らかな昔のよさもあったんだなと思うくだりも。


図書館の在りかたや、人との交流、

人それぞれの動物へのスタンスと生き方等も興味深いところだが、

やはりこれは愛の物語、でしょうね。

 

図書館ねこデューイ 町を幸せにしたトラねこの物語 (ハヤカワ文庫NF)

図書館ねこデューイ 町を幸せにしたトラねこの物語 (ハヤカワ文庫NF)

 

 
デューイ君の姿を通しても、

彼らはやはり愛することを教えてくれる存在なんだなぁ…としみじみ。


ストレートな愛情を交わしてくれる動物と接した経験のある人なら、

胸にぐっとくるところや笑いがこみあげてくる描写も少なくないはず。

思わず、傍らの猫を抱きしめたくなります。

                 (文庫“青い猫”ブクログより)

 

早川書房で2008年に出た本を、読んだのですが、

2012年に文庫になっていて、表紙も写真で原書(ペーパーバック)と同じ、

他に絵本などにもなっているようです。

 

本にも書かれていますし、図書館界の情報サイトにもあるように、

E574 - 図書館ネコ「デューイ」,その生涯を終える(米国) | カレントアウェアネス・ポータル

デューイは、2006年に他界(腫瘍の為、安楽死)しましたが、

図書館界では、よく知られた猫で、本が出版されたあと

さらに、2008年には、映画化の発表がありました。

館長ヴィッキー役をメリル・ストリープという配役も決まっていた

ようですが、それから、お蔵入りしたのか、どうなったのかは不明です。

 

近年の実話では、こちらもありました。 

www.salon-shiroineko.com

 

デューイの本を読んだ頃は、初めての猫たちとの日々を満喫していましたが、

やがて、実際に切なくも、その先代猫たちを見送ることになりました。

それでも、今思い返しても、本当にかけがいのない存在であった

彼らと共に暮らせてよかったと、実に幸せな気持ちになります。

 

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 先代 父猫ふうちゃん(左)と息子のみい君

 

人間関係では、えてして葛藤もありがちですが、

コンパニオンアニマルの存在は、まさに私たちに

無条件の愛を教えてくれる気がしますね。

 

 今はわたしの時代よ

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