エブリディ・マジック-日だまりに猫と戯れ

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闇でなく光を恐れる私たち-『奇跡のコース』とネルソン・マンデラ氏

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 ラナンキュラス(八重)

 

前回の『失われた自己をもとめて』など

以前のブログで書いた本の記事を転載して、

そのつながりで、もう一つ書いた記事も載せておきます。

 

www.salon-shiroineko.com

 

www.salon-shiroineko.com

 

 6年ほど前に、ネットで、

なぜか、ネルソン・マンデラ氏の演説として流布した

(実際は、マンデラ氏の演説でなかったものの)

胸を打つ文章がありました。 ~以下~


実は、これはマンデラ氏の演説ではなかった、ものの

なぜか、そういうことで流布したという。

いずれにせよ、多くの人の目に触れる価値が

あったということでしょうか。

 

 我々が最も恐れているもの、
 それは自分が無力だということではない。
 我々が最も恐れているもの、
 それは、自分には計り知れない力がある、ということだ。
 我々が恐れるもの、それはわれわれの光であって、闇ではない。
 我々は自分に問いかける。
 自分ごときが賢く、美しく、才能にあふれた素晴らしい人物であろう
 はずがないではないか?
 だが、そうであってはなぜいけない?
 あなたは神の子である。
 あなたが遠慮をしても世界の役には立たない。
 周りの人が気後れしないようにとあなたが身を縮めることは何の
 美徳でもない。
 我々は、自らの内にある神の栄光を現すために生まれてきたのだ。
 そしてそれは限られた人々のものではなく、すべての人の内にある!
 我々が自らの内にある光を輝かせるとき、
 無意識のうちに他者に対しても同様のことを許している。
 我々が自分の持つ恐れから自らを解放するとき、
 我々の存在は同時に他者をも解放する。 

 

先日の「自由からの逃走 」ではありませんが、

闇でなく光を恐れる

これも逆説的真理ですね。

 

“A Course in Miracles” (※「奇跡の学習コース」その後、訳出されました)

という中にあったものに基づいた内容らしく、その経緯は

『愛への帰還―光への道「奇跡の学習コース」』太陽出版の

あとがきに述べられています。

(※実は、マリアン・ウィリアムソンさんの文章だったということです)

 

愛への帰還―光への道「奇跡の学習コース」

愛への帰還―光への道「奇跡の学習コース」

 

  

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さて、ネルソン・マンデラ氏を扱った映画「インビクタス」があり

これは“Invictus”ラテン語らしく“破れざる”ものという言葉

これについて見ていくと

実際に、マンデラ氏が、獄中自身の支えとしていたという

同名の詩がありました。

 

 私を覆う漆黒の夜
 鉄格子にひそむ奈落の闇
 私はあらゆる神に感謝する
 我が魂が征服されぬことを

 無惨な状況においてさえ
 私はひるみも叫びもしなかった
 運命に打ちのめされ
 血を流しても
 決して屈服はしない

 激しい怒りと涙の彼方に
 恐ろしい死が浮かび上がる
 だが、長きにわたる脅しを受けてなお
 私は何ひとつ恐れはしない

 門がいかに狭かろうと
 いかなる罰に苦しめられようと
 私が我が運命の支配者
 私が我が魂の指揮官なのだ

 

イギリス19世紀の詩人ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩

なるほど、先の内容とテーマはつながりありますね。

 

私は、英文学にも興味がありますので、蛇足ながら

この詩人は、ロバート・L・スティーブンソンの友人だったらしく

ティーブンソンが書いた名作「宝島」の片足の海賊ジョン・シルバーは

このウィリアム・アーネスト・ヘンリーがモデルだったとか…

 

また、クリント・イーストウッド監督が映画のタイトルを

ヒューマン・ファクター」から「インビクタス」に変更したとか

前者「ヒューマン・ファクター(ハヤカワepi文庫)」は

グレアム・グリーンの小説タイトルですもんね…

芋づる式に興味は尽きませんが

長くなりますから…(笑)     ~以上~


長い内容ながら、自分でも読み返して、

あらためて、自分自身であるという勇気を持とうと思います。


ところで、今日は新月

昨日の朝は、雪が降ったり、

日が陰ると寒いですが、

着実に新しい季節と流れに移ろっているようですね。

 

 

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