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4月に入っても寒かったり、雨が続いたり
風も強かったりと、なかなか絶好のお花見日和とも
いかないようだ。
それでも、4月半ばともなれば、
庭のリキュウバイと桜の花が共演して
楽しませてくれる。
桜は、そろそろ、葉桜へと向かっていくが
利休梅は、新葉と共に更に咲いてくる。
だから、花の共演は、やはり一時期のもので
今年は今だ。
ところで、この桜の木は、
ふと思い出してみると
当時、横浜にいた父が、横浜博覧会(1989年)から持ち帰った
バルセロナの桜の苗木だそうだったらしいから、かれこれ
30年近くにもなる。大きくなりすぎると困るので
毎年、剪定してこの大きさである。
利休梅に至っては、庭の最初の頃からあったから、
更に以前のものだ。
年季が入っているなぁ…
花の時期は、ありがたく愛でるのに
葉が生い茂り、落葉して掃除が必要とか
虫がついたり、手入れが大変とか、
もうそろそろ、庭木も整理したいとか
何度も人の勝手な思惑にさらされながらも
この春も素晴らしい姿を見せてくれている。
そして、実際、我が家も代替わりしたが、
人より長くそこで生き続けるのが木でもあるのだ。
小さな庭に、様々な庭木がひしめいているのは
父が、花咲か爺さん、英語で言えば、グリーンサム
だったからだが、大きなものはともかく
今となっては、私も新しいものも迎えたくなり、
庭木も変遷があるのも面白い。
それでも、春に見事な花を披露してくれるのは
やはり、この利休梅や桜、
ユスラウメ、シャクナゲ、ボケ、カイドウなどの
古株の木々だったりする。
残念ながら、今季は、赤いシャクナゲの花が見当たらない。
昨年の写真です。
カイドウ(海棠)の花
ボケ(木瓜)の花
どんどん移ろっていく花の季節になると、
今ここでその時々楽しむだけということを体感する。
猫も代替わりしてるよ
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