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今季も、ホワイトセージの花穂が沢山上がっています。
ところが、当初は、花穂にびっしり黒くなるくらい
アブラムシがついていました。
庭で、テントウムシを見かけたので、もしかしたら…と
思っていたら、そのうち花穂に小さな白い虫もつきました。
見慣れないとわかりませんが、テントウムシの幼虫です。
(もう少し大きくなると、黒にオレンジ色になる)
そして、いつしか、花穂のアブラムシが消えました。
庭でも虫たちのバランスが取れていると
自然にアブラムシも減るのですね。
最初にテントウムシがアブラムシを食べてくれると知ったのは
数年前に、ムクゲの茎に、やはりびっしりと
アブラムシがたかっていた時でした。
そのうち、見慣れない黒地にオレンジの縞が入った虫も現れ、
こんなに虫だらけでは、何かしたほうがいいのかと
がっかりしました。(基本的に化学薬品を使わないので)
ところが、調べてみると、その虫が、テントウムシの幼虫と知り、
その後、見事にアブラムシが減ったのでした。
テントウムシは、アブラムシの天敵なんだそうです。
そうはいっても、全ての植物のアブラムシがいなくなるわけでは
ありませんが、多少つくのは仕方ありません。
結局、植物自体の力が強ければ、
多少の病害虫には負けないわけなので、
自然の栄養を与えるとかでも、
薬品のお世話にならずにすむ場合もあります。
[rakuten:uekibachi:10010122:detail]
以前、秋口に桜の木に毛虫が大発生したことがありました。
真っ黒で毛が長く、オレンジ色まで入っている
モンクロシャチホコという毛虫。
夜には、蚕のようにバリバリと葉を食べる音がして、
翌朝、道路側にちいさなふんがたくさん落ちていました。
桜はいつしか丸坊主でした。
その時、ネットで調べていて
印象的だったのは、虫の専門家が、立派な成木なら
落葉期になっていくわけでもあり、大丈夫だと言っていた
ものもあったこと。実際、翌年は何事もなかったように
ちゃんと葉が出て花が咲きました。
また、このモンクロ、見てくれはよくないのですが、
無毒で、なんと虫愛好家といわれる方の中には
(揚げて)食す人もいるらしいと知り、ちょっと
怖れが減りました。(ちなみに、桜の葉の味がするそうです)
ゲテモノ食い あ、いろいろな世界、人がいるものですよね。
小さな庭でも自然の一部であり、
好き嫌いにかかわらず、虫も避けられませんが、
どういうものか知ると、たしかに、怖れや
また少しだけ見方が変わります。
ところで、庭仕事をして
虫さんにも、興味ある方には、この本がおすすめです。
虫といっしょに庭づくり―オーガニック・ガーデン・ハンドブック
- 作者: ひきちガーデンサービス
- 出版社/メーカー: 築地書館
- 発売日: 2008/04/08
- メディア: 単行本
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いわゆるオーガニックガーデンを提唱されている
ひきちガーデンサービスさんの本で、
また、雑草についても本があり、参考になります。
- 作者: ひきちガーデンサービス,曳地トシ,曳地義治
- 出版社/メーカー: 築地書館
- 発売日: 2011/06/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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そういえば、
科学者であり詩人のダイアン・アッカーマンの
素適なエッセイに、こんな一節がある。
うどんこ病や害虫など目先の小競りあいにとらわれてばかりで、
庭づくりを楽しめない園芸家がいる。そうなると雑草とりはまるで
聖戦だ。私の信条はこうだ。勝利は忘れて、喜びを育てよう。
「庭仕事の喜び」ダイアン・アッカーマン 河出書房新社
この時は、尺取り虫に夢中…
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