エブリディ・マジック-日だまりに猫と戯れ

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『私は人生をバケーションのように過ごしてきたわ』-ターシャ・テューダーの言葉

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朝はやや曇りがちだったが

やはり、しっかり晴れて暑い。

 

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ルドベキア タカオも咲いてきた

 

 

 

この本は、

既出のターシャさんの言葉(5巻)のベスト版ということで

今年の春に出されたもののようだ。

そういえば、春に新しいドキュメンタリー映画

公開されていたらしい。 

 


4/15公開『ターシャ・テューダー 静かな水の物語』予告編

 

アメリカの絵本作家・挿絵画家であるが、

その暮らしぶりと見事な庭で有名。

アンケートには主婦と書いていたそうだ。

ニューハンプシャーで家庭を築いた後、

56歳になってから、バーモント州の奥地で、

18世紀風の農家を建て、広大な庭を世話しながら

一人暮らし始めたという。

2008年に、ターシャさんが92歳で他界されてからも、

日本での人気も高く、その素晴らしい庭と共に

多くの人に愛されてきた。

 

以前から、何冊か、本や写真集を目にしたこともあったが

先日、図書館でこの本を借りて読み、

あらためて感じ入ることが多かった。 

 

 

これまでのターシャの言葉より、大判で

写真も大きいため、とても見応えがある。

やはり、すごい方だったと思うが、

幼少時から始まり、その長い人生の

様々な体験を経てきてこその

心に響く言葉の数々なのだと感じる。

 

ちょうど、昨日、小さな家の庭の話で、

庭は一日にして成らず、って言ってたけど(笑)

ありましたね、こんな言葉も。

 

一夜にしてできる庭なんてないのよ。

見応えのある庭にするには、最低でも十二年はかかります。

 ターシャも、庭をつくり始めて数年後、

 知人のすばらしい庭を見て訊ねたところ、

 二十年経つと言われ、「うちはまだまだだ」と思ったという。

 

ターシャは画家なので、庭についても

色の調和をいちばんに考えたともあった。

 

植物の葉が風にゆれるのを見つめ、

小鳥のさえずり、ハチの羽音に耳を傾けていると、

この世界は、

何とすばらしいもので満ちているのでしょう、と思います。

 忙しく暮らしていると、こういう発見をし損なう、

 もったいない、とターシャは言う。

 

庭についての言葉と写真だけでも、もう

手元に置きたい本なのだが、随所から

その人生哲学というようなものが伝わってくる。

 

一生は短いんですもの。

やりたくないことに時間を費やすなんて、もったいないわ。

 「一生は短いのよ、楽しんで」は

 ターシャがくり返し口にしたメッセージ。

 

 

私は、社会通念より自分の価値観に従って

生きるほうを選びました。

だから、おもしろくて充実した人生を歩んできたのだと思います。

 若い頃は不安だらけだったと言うターシャ。

 でも自分に興味のあることを追及し続けていたら、

 蕾が花開くように、思わぬ形で人生が開け、

 おかげで、おもしろくて充実した人生を歩んでこられた、

 とふり返る。

 

日々の喜び、小さな成果の積み重ね、

家族や友人との心温まる交流——

それらこそ、人生という航海で出会う冒険なのです。

 

私のいちばんの座右の銘は、フラ・ジョバンニの言葉

「世の中の憂鬱は影に過ぎない。

その後ろ、手の届くところに喜びがある。

喜びをつかみなさい」です。

 

みんな、私を理想化して見ています。

私も人間だということを忘れ、現実の私を見ようとしない。

マーク・トウェインも言っているわ。

「人にはみな月と同じように、だれにも見せない裏側がある」って。

 アメリカのメディアのインタビューで、

 「みんなが憧れている」と言われて答えた言葉。

 「私はふつうのおばあさんよ」と、よく言っていた。

 

 ターシャの言葉シリーズは最近、文庫にもなっているようだ。

 

  

 

ターシャ自慢の楽園という、その美しい庭を愛でる写真集、

DVD、エッセイと言葉、そして絵本…

   ※Amazon.co.jp: ターシャ・テューダー: 本

 

 

そして、タイトルの言葉

私は人生をバケーションのように過ごしてきたわ。

毎日、一刻一刻を楽しんでね。 

 

 確かにターシャの庭は素晴らしく、理想的な楽園でもある。

そんな偉大でふつうのおばあさんの言葉を拾っていくと、

そうか、私は私なりに、

身近な生活と小さな庭をより楽しもう、

あらためて、目の前にある自然はありがたく、

愛おしいなぁ、という気にさせてくれる。

 

  

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昨晩は、深夜までに帰らず、閉め出され、

早朝、玄関をそっと開けると、すべり込んできた。 

 

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