エブリディ・マジック-日だまりに猫と戯れ

草木と庭と猫と…本や日常のあれこれ、小さな発見

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『マドレーヌのクリスマス』ルードウィッヒ・ベーメルマンスー楽しいクリスマス絵本より

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今期は、クリスマスローズのピンクフロストが

小ぶりなまま咲き始めています。

 

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そして

 

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クリスマスローズの原種系

ニゲルの蕾です。

 

毎日あっという間に過ぎていきますが

冬至、クリスマスと季節の節目が

次々とやって来ますね。

この時期の記事のリライトです。

 

 

「パリの、つたのからまるふるいやしきに、12にんのおんなのこたちが、

2れつにならんでくらしていました」

「9時半になると、てってもふっても、さんぽにでます」

 

このおきまりの出だしから始まる、おなじみのマドレーヌシリーズ。

クラベル先生と12人の女の子のパリの寄宿学校のお話。

一番小柄だけど、いつも元気でたくましい、おてんばさんがマドレーヌ。 

 

マドレーヌのクリスマス

マドレーヌのクリスマス

 

 

クリスマスが来るというのに、マドレーヌ以外の皆は、

風邪で寝込んでしまいました、年取ったネズミも、クラベル先生も…。

けれども、そのような時でも、マドレーヌはものともせず、

一人せっせと働いて、皆の世話をしてあげるのでした。

 

そこへやってきたのは、じゅうたん商人のおじいさん…

ちょうど12枚の赤い絨毯を持っていました。皆の足元に置くのにいいと、

マドレーヌは先生に言って、買うのです。

ところが、全部を売り払っておじいさんは、寒さに凍えて、

学校に戻ってきました。

 

マドレーヌは又、かいがいしく、おじいさんを温めて、

薬を飲ませ、お世話するのです。お礼に何かしようと言うので、

マドレーヌはお皿を洗ってもらえますか、とお願いすると…

たちまちお皿はきれいになって元の場所に納まりました。

 

何とおじいさんは魔法使いでもあったのですね。

更に、おじいさんが呪文を唱えると、

赤いじゅうたんはそれぞれ12人の女の子たちを乗せて…。

そして、時は、クリスマス…。

 

とにかく健気で明るいマドレーヌと愉しい絵と活気に満ちたお話が、

何とも洒落ていて、いいですね。

 

「げんきなマドレーヌ」「マドレーヌといぬ」等、

ナルニアホビットの冒険などでも御馴染みの

大翻訳家の瀬田貞二さんの訳で紹介されたロングセラー。

その後、このクリスマス等を、江國香織さんが訳しています。

 

英語のペーパーバックもオススメです。

 

 “MADELINE'S CHRISTMAS” LUDWIG BEMELMANS  PUFFIN BOOKS

 

                     (文庫“青い猫”#11より)

 

 

 

ところで

空飛ぶじゅうたんものといえば

また古典的な物語になりますが、

イーディス・ネズビット

火の鳥と魔法のじゅうたん』も

思い出されます。

  

 

以前、岩波少年文庫から出ていましたが

これも絶版なのかな。

ネズビットは、『砂の妖精』でも知られます。

(こちらは福音館文庫でまだ出ていますね) 

 

 

イーディス・ネズビット

このブログのタイトルにも使っている

エブリディ・マジック”といわれる

リアリズムにファンタジーが融合した

英国児童文学のスタイルの開拓者とされています。

ちなみに、私のブログコンセプトはこちら

 

www.salon-shiroineko.com

 

以前は、個人的に興味のある文学についても

もっと書きたいと思ってたときもあったのですが、

なかなか書けそうで

書いてない…

ですね(;'∀')

 

  

 

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