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今期は、クリスマスローズのピンクフロストが
小ぶりなまま咲き始めています。
そして
クリスマスローズの原種系
ニゲルの蕾です。
毎日あっという間に過ぎていきますが
冬至、クリスマスと季節の節目が
次々とやって来ますね。
この時期の記事のリライトです。
「パリの、つたのからまるふるいやしきに、12にんのおんなのこたちが、
2れつにならんでくらしていました」
「9時半になると、てってもふっても、さんぽにでます」
このおきまりの出だしから始まる、おなじみのマドレーヌシリーズ。
クラベル先生と12人の女の子のパリの寄宿学校のお話。
一番小柄だけど、いつも元気でたくましい、おてんばさんがマドレーヌ。
- 作者: ルドウィッヒベーメルマンス,Ludwig Bemelmans,江國香織
- 出版社/メーカー: BL出版
- 発売日: 2000/11/01
- メディア: 単行本
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クリスマスが来るというのに、マドレーヌ以外の皆は、
風邪で寝込んでしまいました、年取ったネズミも、クラベル先生も…。
けれども、そのような時でも、マドレーヌはものともせず、
一人せっせと働いて、皆の世話をしてあげるのでした。
そこへやってきたのは、じゅうたん商人のおじいさん…
ちょうど12枚の赤い絨毯を持っていました。皆の足元に置くのにいいと、
マドレーヌは先生に言って、買うのです。
ところが、全部を売り払っておじいさんは、寒さに凍えて、
学校に戻ってきました。
マドレーヌは又、かいがいしく、おじいさんを温めて、
薬を飲ませ、お世話するのです。お礼に何かしようと言うので、
マドレーヌはお皿を洗ってもらえますか、とお願いすると…
たちまちお皿はきれいになって元の場所に納まりました。
何とおじいさんは魔法使いでもあったのですね。
更に、おじいさんが呪文を唱えると、
赤いじゅうたんはそれぞれ12人の女の子たちを乗せて…。
そして、時は、クリスマス…。
とにかく健気で明るいマドレーヌと愉しい絵と活気に満ちたお話が、
何とも洒落ていて、いいですね。
「げんきなマドレーヌ」「マドレーヌといぬ」等、
大翻訳家の瀬田貞二さんの訳で紹介されたロングセラー。
その後、このクリスマス等を、江國香織さんが訳しています。
英語のペーパーバックもオススメです。
“MADELINE'S CHRISTMAS” LUDWIG BEMELMANS PUFFIN BOOKS
(文庫“青い猫”#11より)
ところで
空飛ぶじゅうたんものといえば
また古典的な物語になりますが、
『火の鳥と魔法のじゅうたん』も
思い出されます。
以前、岩波少年文庫から出ていましたが
これも絶版なのかな。
ネズビットは、『砂の妖精』でも知られます。
(こちらは福音館文庫でまだ出ていますね)
このブログのタイトルにも使っている
“エブリディ・マジック”といわれる
リアリズムにファンタジーが融合した
英国児童文学のスタイルの開拓者とされています。
ちなみに、私のブログコンセプトはこちら↓
以前は、個人的に興味のある文学についても
もっと書きたいと思ってたときもあったのですが、
なかなか書けそうで
書いてない…
ですね(;'∀')
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