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『愛のエネルギー家事』加茂谷真紀さんー家事の本来の意味は、家を明るく元気な愛のエネルギーで満たすこと

 

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現時点での断捨離・片付けが

そろそろ終盤となったところで

とても心に響く一冊の本に出会った。

 

愛のエネルギー家事 (すみれ書房)

愛のエネルギー家事 (すみれ書房)

  • 作者:加茂谷 真紀
  • 出版社/メーカー: すみれ書房
  • 発売日: 2019/09/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

何だか忙しい現代生活にあると

家事はルーティン化した雑事、

しなくてはならない、

面倒くさいものと思いがち。

けれど

家事は日常生活の基本であって

生きて行くうえで欠かせないもの。

 

最近のミニマリズムや片付けブームの中でも

出来るだけ家事の効率化を図っていて

それはやり出したらキリがない家事の一面からすると

わかるのだけれど、とかく物事は極から極へと振れやすい。

重要視するか、はたまた目の敵にするかでなく

真理って結局、中庸ですよね。

 

 家事の大切さの反対側に、家事をしないことの大切さもあり、その両極どちらも、深い気づきと意味があるものです。

 

というわけで、先ほどの本ですが

開いて最初に綴られた小さな太字の文章

ノックアウト(笑)

 

その地とその場を整える神様との約束

人生を楽しむために家事がある

家事は神事(かみごと)

毎日が神様との約束

水をつかって暮らします

火をつかって暮らします

あなたの大切な方を守ります

私を大切に愛します

さみしく無視されている子どもや物がいないか

心配りをします

家があることにありがとう

雨風から守ってくれてありがとう

森羅万象にありがとう 

 

続いて、

はじめに

ー家の中を明るく、住む人を笑顔にできる家事の頁へ

 

家事をしんどい、時間が足りないという声も少なくないけれど

こんなふうに考えることもできます、と。

 

家事とはあなたの手を使って、住む人に愛情を伝える行為、

自分自身や家族、ともに暮らす動植物たち、

言葉を発することのない物たちへ、愛情を手渡すことができる。

あなたが心をこめておこなったことが、みんなの気持ちを明るくする。

あなたの手がすべての始まりになって、

その明るいエネルギーが、

住む人に、家の中に、家の外にも伝わり、循環していく。

 

著者の加茂谷さんは、続けます。

 

私は、家を明るく元気な愛のエネルギーで満たすことこそが、

家事の本来の意味であると思っています。

 

そのために、ひとつだけ手放さなければならないことがあります。

それは、「こうあるべき」という思い込みにより、

「できない自分を責めこと」です。

 

これは主婦だけでなく、

多くの人が陥っているワナかもしれません。

真面目な人って多いですから。

できないことでなく、小さくともできたことに

フォーカスしたほうが、自分に親切ですよね。

自分をいじめていたら、

他の人に親切にもなれないのも当然かもしれない。

 

 

 

さて、加茂谷さんが本で伝えたいのは

 

やりたいことを、やりたいときにやっているだけで、

家は自然と片づき、料理はおいしくなる。

 

効率を追求せず、

「自分の機嫌のよさ」や「気持ちの明るさ」を大切にすると、

結果、効率がよくなる。

 

この真実に気づいていただければ、

これ以上の幸せはありません。    

 

コンテンツは以下の項目になっています。

 

はじめに――家の中を明るく、住む人を笑顔にできる家事

第1章 手のひらから伝える愛情

第2章 基本は「さわること」  ――掃除

第3章 うれしくなる料理    ――台所の仕事

第4章 太陽と水のパワーを享受する ――洗濯と入浴

第5章 住む人に心地よい空間をつくる ――片づけ

第6章 物と友情を通わすために  ――買い物と放出

おわりに

 

内容もさることながら

この本が気持ちよく読めるのは

読みやすい構成と、

折々に配された魅力的な本田亮さんの挿絵、

本自体から伝わってくるエネルギーが優しいんですね。

読者を大事に想って書かれている感じって

つまり愛がある、ってこと。

 

 この本の価値観としては、

  × ほこりひとつ落ちていない完璧に掃除された家

 を目指すのではなく、

  ◯ ほこりがあってもほこりに寛容になり、にっこり笑える家

 を良きものとしています。

 

さて、本章に入るとまず

家の中に

さみしい子ども、

無視されている

物がいないか。

目をやる、

心を配ることから

始めてみましょう。

という文が目に留まります。

 

ちょうど片づけ期間で

この言葉はとてもよくわかります。

物が多すぎると、目配り心配りが行き届かなくて

忘れられた物が少なくない状態となる。

 

目をやる、心をやる。

これが「愛のエネルギー家事」のはじめの一歩です。

 

 家事を喜びでなく義務にしてしまったのは、社会や教育ではないでしょうか。

「洗濯は毎日、朝にやる」と、教わっていませんか?

「食事は1日3回食べる」と、おなかもすいていないのに、思っていませんか?

 大掃除も年末・大晦日までにはと言いますけれども、そのころは家族といちばんゆったりすごしたい、とても素敵な時間のはずです。

 掃除のタイミングは体から湧き起こる衝動に合わせればいいと思っています。

 

 新月・満月などの月のリズムでも掃除をしたくなることを感じますし、お天気がいいから心地よくて自然に、風邪を引いて治癒したあとの青空に誘われての大掃除、というような「思いつき掃除」は、何より気持ちにうそをつかない掃除になります。

 映画に行こうと思っていたのに掃除をしたくなったら、掃除をすればいいのです。

 掃除をしようと思っていた週末に映画に行きたくなったら、喜んで出かけてください。

 掃除をしたいときは、かならずやってきます。

 好きなタイミングで掃除をすることは、体と心の声に素直になることです。それは自分を大切にすることにつながります。

 ぜひとも湧き起こる衝動に目を向けて、家と自分自身を慈しみましょう。

 

家事だけでなく、

実はとっても大事なことに触れられていると思う。

私たちは、一部の支配層のマインドコントロールのもと

幻想にすぎないかもしれない

一般常識や社会的な思考に縛られて

それぞれが本来持っていた

本能的な感覚と力を鈍らせてきたんですね。

これからの時代は、他人や社会でなく

自分自身の感覚、直感を指針にして生きていくことが

何より求められてくるでしょう。

今年からは更に

これまでの経験から外れ、想定外のことも増え、

社会と教育も大きく変わっていきますよね。

 

 どんな方でも、「なんとなくそう思った」「根拠はないけどそう感じた」という経験があるはずです。

「なんとなく好き」「なんとなくいやな気持ちがする」。

 そんな「なんとなく」こそが、もっとも信頼できる感覚です。

 ――

 

「見えないエネルギーこそ、これからの時代は実用に足る」と痛感しています。

 今後は、感覚値が増大する時代です。見えないものがわかる、体感することができる人が急速に増えていきます。 

 

「なんとなくいいな」と肌感覚で感じる人や物、場所にふれることが、自分の中のエネルギーを高めていきます。

 24時間のなかで「なんとなくいいな」をどれだけ連打できるか。

「なんとなくいいな」の連打が、「すごくいいな」という大きな喜びにたどり着かせてくれます。

 

 そして、家事は、目に見えない「なんとなくいいな」をあなたの手によって生み出せる、この上なく尊いものなのです。 

 

ここまでだけでも

私自身、とても共感する趣旨が書かれていて

長くなっちゃった。

 

で、肝心の

家事万端についての

具体的な提案は、各章ごとに

わかりやすい挿絵と共に例もあげて

たっぷり述べられています。

 

興味を惹かれたら

是非、一読をオススメしたい一冊。

家事は出来るだけ省きたかった💦という

私の中でも、特にヒットした本です(*´∀`) 

 

 

私のブログのコンセプト

エブリディ・マジックにも

通じているからね~。

 

www.salon-shiroineko.com

 

 

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