エブリディ・マジック           ~猫と弾けるポップコーン ♬~

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ミヒャエル・エンデ『魔法のカクテル』-猫とカラスが大奮闘

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こんにちは。

少々涼しくなって

午前中に門脇モミジの徒長枝と

気になるとこちょっとだけ剪定。

午後は昨日と同じく雨が降ってきた。

 

萩が咲いてた。

 

 

www.salon-shiroineko.com

 

前回に続き、ミヒャエル・エンデのもう一冊

岩波少年文庫 『魔法のカクテル』は

 

『モモ』1973年、『はてしない物語』1979年の10年後

1989年に出版された長編ファンタジー

 

晦日の夜、

魔術師イルヴィツァーと伯母の魔女ティラニアは

地球の自然を破壊するために、どんな願いもかなう

魔法のカクテルを作ります。

二人の悪事をとめるため

動物最高評議会から送り込まれていた

猫のマウリツィオと

カラスのヤーコブが大奮闘するお話。

 

更に、魔術師たちには

このカクテルを作る期限(時間)が大晦日とされるため

もくじは、夕刻五時から十二時までの時刻で示される。

本文にも時計の絵で、進み具合が刻々と描かれ

ハラハラドキドキ、スリルあるドタバタ劇。

悪役もどこか可笑しく

ユーモラスなファンタジーとなっている。

 

なかなか面白かったよ(*´∀`)

 

そしてスパイのはずが

あっさり魔術師に懐柔されてた猫と

ちょっと悲観的なカラスのあぶなっかしいコンビ。

この一匹と一羽のやりとりがまた面白い。

 

猫のマウリツィオがヨレヨレになりながらも

何とか打開しようと鐘のある大聖堂の塔に

登っていく姿は健気というか涙ぐましい。

放っておけず共にいたカラスのヤーコブも。

 

終わりよければ、すべてよし。

でしたね。

 

 

 

さて、

 

魔術師と魔女が最後に

呪文としての逆さまの願いを唱えるフレーズの数々に

エンデの切なる希望が託されているのも

時代を超えて、いや今だからこそ心に響く。

 

カクテルのなかのカクテルよ。

わたしの願いをかなえておくれ……

エルベ川ヴェーザー川ドナウ川ライン川

どの川もむかいのようにしておくれ

きれいに、魚でいっぱいにしておくれ

むかしよりももっときれいにしておくれ。

 

(略)

役に立とうが立つまいが、どんな動物も 

もう絶滅させないでおくれ

自然に生かしてやっておくれ

海に、空に、この地上に。

 

(略)

スモッグとガスで狂った季節

あたたかい季節、さむい季節

みんなもとどおりになりますように

それぞれの季節らしくなりますように。

 

(略)

新しい疫病 はやらせないでおくれ

自然発生も人工発生もさせないでおくれ——アラヨット!——

古い疫病 消えちまえ

ひと晩で 失せちまえ。

 

(略)

子どもたちに 希望と喜びを

子どもたちに 未来の世界への信頼を——

子どもたちが 身も心もすこやかになりますように!

子どもたちの幸せが お金よりたいせつにされますように!

 

さすがエンデ、先見の明。

また、猫とカラスを手助けすることになる

聖ジルヴェスターはこうも言ってた。

「あのね、永遠からみると、ものごとは時間界のなかで見るのとはがらりとちがって見えるものなんだよ。永遠からみると、悪も最後の最後はつねに善につくすものだということがわかる。それはいわゆる自己矛盾というやつでね。悪はつねに善を支配する力を持とうとする。しかし、悪はじつは善なしには存在できないのだ。(略)」

 

 

現実世界も刻々と大変化の真っ只中。

悪しき旧システムや社会が潰れていく混乱の中でも

新たな明るい未来へ想いをはせ、健やかに進んでいきましょう。

 

ポストカードこらーじゅ 176

あーよかった。ここまで昨日アップしなかったんで。

 

今日はエイキンのダイドーシリーズ 

(こだまともこさんの訳本)6冊めを読み終えた。

既に2冊返したんで、写真には(左)4冊のみ。

分厚いでしょ、手が痛くなったわ(笑)

これもほんと面白くてどんどん読める。

今度は大橋善恵さん訳の未読2冊を借りてこよう。

 


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