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こんにちは。
10月も過ぎようと…。
今週はようやく
酷暑にお世話になった
自室の扇風機と居間のグリーファンを
掃除して片づけました。
先週だったか、既にストーブは出ています。
何か秋を通り越して冬支度が進みます。

左は斑入りホトトギス、インペリアルバナー
右側は先祖返りして斑が消えてますね。
下は、花友さんに頂いたホトトギス

前回は米粉のスコーンをのせましたが
米粉のクッキーも始まりました(笑)

残りの抹茶を加えました。
さて、
読書の秋。
引き続き次々と
いわゆる児童文学を乱読中。

先週土曜に10冊借りてきました。
うち7冊読み終わってます。
正確には速読というか通読で、
後でまたじっくり読み返すつもりの傑作揃い。
『白いオオカミ』ベヒシュタイン童話集 岩波少年文庫
これは表紙絵とタイトルが目に留まって思わず借りたもの。
ドイツといえばグリム童話がよく知られていますが
グリム兄弟より少し後、1801生まれのベヒシュタインが
収集した昔話が10篇おさめられています。
これが思いのほか良かった。
昔話の怪しげで独特な雰囲気の語りがまた面白いのよね。
ベヒシュタインの童話集、他のも読みたいな。
有名なエンデの長編の初読み。
本の中に入り込む少年の冒険ということで
愛書家はハードカバーの赤本の立派な装丁で読むよう勧めますが、
読みやすいサイズの岩波少年文庫(上下2冊)で読みました(笑)
噂にたがわず壮大なファンタジーは面白く読みごたえがあり。
前半と後半では趣が変わるけれど、主人公が大きく成長して
日常に戻っていく過程で、更にまた
本好きの人を惹きつけるだろうなという感じに仕上がってる。
そして、昨日今日で読み通したこちらが
すごくよかった。
『クラバート』プロイスラ―
これもとても印象的な表紙絵の中世的な雰囲気。
その通りダークファンタジーかもしれないが
不可思議な魔法の世界だけにとどまらず、
骨太で生活の描写や心情も丁寧に描かれ、
読み応えと奥深さもあり、謎につつまれ
どんどん先へと誘われていく。
作者のプライスラーは『大どろぼうホッツェンプロッツ』や
『小さい魔女』でよく知られたドイツの児童文学作家。
少年時代に父の蔵書ドイツ伝説集の中の
『ラウジッツ地方の伝説』に出会います。
この中の西スラヴのヴェント人のクラバート伝説をもとに
独自の物語を書き始めます。が途中で筆が進まなくなり、
その合間に書いたのがあの愉快な『ホッツェンプロッツ』とか。
その後また資料を集め、歴史や背景、風習を調べ、改めて仕上げた物語。
内容は興味を持たれてお読みになるのが一番ですが
訳者の中村浩三さんの解説にある作者の引用をのせておきます。
「わたしが『クラバート』で表現しようと試みたものは、ひとりの若者が——当初はただの好奇心から、そしてのちにはこの道を選べば、楽な、けっこうな生活が確保できるという期待から——邪悪な権力と関係をむすび、そのなかに巻きこまれるが、けっきょく自分自身の意志の力と、ひとりの誠実な友の助力と、ひとりの娘の最後の犠牲をも覚悟した愛とによって、落とし穴から自分を救うことに成功するという物語です。」
上下二冊で読んだけど
ツボった一冊でした。本棚に並べたい。
何か、ドイツものが続いたなー。
明日はハロウィンだっけ。
で、あれ、前にもふれたことあったけど

図書館から借りましたよ。
(初版が1974年、第9刷の1981年だって)
当初の渡辺茂男さん訳の古本は入手しづらいから。
じっくり読み直したけど、やはり名作だと思う。
アディゾーニの挿絵もいい。
新訳も絶版状態で高騰なんて…( ;∀;) また復刊してほしい。
復刊ていえば、最近ね、
古書の嬉しい復刊を知って手に入れたんだけど
それについてはまた後日あらためます。
ポストカードこらーじゅ 180

家にいてもやることはいろいろあるんで
寸暇をつなげて本読んでるんだけど
ブログだけはなかなか手がのびない。
もっと頻度をあげるにはどうすればいいの。
って、一行でもいいから書けって?
当面は読書日記にでもするとか(ノ´∀`*)
ご来訪ありがとうございます。








