エブリディ・マジック-日だまりに猫と戯れ

草木と庭と猫と…本や日常のあれこれ、小さな発見

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昨日は春一番吹いて、今日は晴天の天皇誕生日/沈丁花が咲き出した2月もあと1週の庭

 

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春一番も吹いたけれど

暖かめの日が続く

 

南西側の梅の花は終わったものの

更に香しい窓辺

 

斑入り沈丁花の花が開花してきた

 

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 昨秋の台風で物置の下敷きになったものの、見事復活。

 

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原種系チューリップの新芽が出て、葉が伸びてきた

 

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こちらはワイルド・オーツの新芽

 

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ユキヤナギの蕾

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ひとつ開きはじめたものも

 

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斑入りコデマリ ピンクアイスも芽吹いてきた

 

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クリスマスローズ ピンクフロスト

だいぶ開いたね

 

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プリムローズの蕾も開きつつ

 

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カイドウの花芽

 

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リキュウバイ(利休梅)の新芽

 

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裏庭にかけてだいぶ抜いてしまった

フキノトウが一つだけ、いつのまにか

花をつけ始めていた

 

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草木や花芽が春に向かって動き出している。

庭も楽しみになってくる季節もすぐそこ。

 

今日は天皇誕生日

おめでとうございます。

ほぼ同年代なので ちょっと親近感を覚えてる。

会見では

「もう還暦でなくて、まだ還暦という思いでおります」

さすがですね。見習おう!

ちなみに一学年下なので、前半はまだ50代なのだけど(笑)

前回、ご本を紹介した叶恭子さんは、

年齢は記号だって…言われたとか。なるほど。

 

 

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今日の一枚

 

ポストカードこらーじゅ 126

 

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 あったかいところがお気に入り

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『あなたの心にファビュラスな魔法を』叶恭子さん―人生の本質はなんであれ 心で感じて選びぬくこと。

 

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ラナンキュラスの蕾が上がってきた

 

 

先日、ばななさんのブログを拝見してたら

予約注文した本が届いたと紹介されていて

私も著者に興味を持ってたので

早速読んでみることに。

 

ameblo.jp

 

ばななさんは豪華付録のついた特別セットを

入手されたそうだが、こちらでは本だけ(笑)  

 

叶恭子の心の格言 あなたの心にファビュラスな魔法を

叶恭子の心の格言 あなたの心にファビュラスな魔法を

 

 

叶姉妹のゴージャスな恭子さんのアップが目を惹き、

裏表紙も内側もピンクの薔薇で埋め尽くされ、

鮮やかなピンク色が気持ちを引き立ててくれる、

何とも華やかな雰囲気が漂う本だった。 

 

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恭子さんの写真も入って、

何より、主だった格言の頁は

活字も大きくて、とても見やすい、読みやすい。

質問への答えは、読みごたえもある。

 

以前、恭子さんの本

 

 『叶恭子の知のジュエリー12ヵ月』

 

を読んで以来

よく物事の本質が見えている方だなといたく感心。

その名言の数々はとても印象的だったが、

こちらもそう。

 

ばななさんも言われるように、

とかくキワモノ扱いされがちながら、

尊敬に値するというか、

その独自の哲学とご自身の軸が決してぶれたり

揺るぐことがなくて、稀な日本人でスゴイなぁ、と。

 

生き方の原点

 

自分が好きなこと

確信が持てることに従って生きる。

それは、他人に媚びない生き方です。

世の中のすべてから愛されようといった

虫のよいことは考えず、異端を恐れずに進む。

それがわたくしの原点です。

 

なるほど。

 

先入観や偏見を持たないで、

誰もを平等に見れる人って少ない。

 

人からどう見られるかより

自分がどうありたいかを

実現している人も多くはない。

 

変わっていると言われる人の中にはむしろ

客観的にものを見られる人が少ないかも。

実体のない常識にとらわれていない。

自分を自分で認められる人は、他人にも寛容だ。

新時代には、

マイノリティも広く受け入れられる社会に移行するだろう。

 

人生の選択

 

あなたの人生はすべて

あなたの一瞬一瞬の選択の繰り返しで出来ている。

あなたの人生はあなた自身がつくるもの。

未来とは、この一瞬とつながっており、

あなたの手で選び取られることの積み重ねによって、

柔軟にその姿を変えたいと願っているものなのです。

 

 

何があなたにハピネスをもたらすのかは、

あなたにしかわからないもの。

 

幸せは、自分の中にあって

探すことや他に求めることではありません。

 

期待しないってのも、課題のひとつだけれど

ほんと大事。

 

期待しない幸せ

 

わたくしがどのようなときも

幸せを感じて生きているのは、

わたくしはすべての瞬間のすべてのことに 

心から感謝して、

すべてのことに期待していないから。

期待しないということは

ネガティヴなことだけではありません。

そこには心がフラットで

かろやかな心地よさがあるのです。

 

 

 

世界を感じること

 

必死になって読まないといけない「空気」に疲れ果て

呼吸困難で苦しくなってしまったのなら、

きちんと自分を休ませてあげましょう。

そのためには、あなたが本当に必要とする

「新鮮な空気」を求めて、外へ出て行くこと。

世の中とは、

なにも人間だけでつくられているものではありません。

そのことを感じるために世界は存在しているのです。 

 

確かに、視野が狭まると

人間はほんの一部で全てじゃない、ってこと忘れがち。

 

わかり合えないということ

 

わかり合うということの難しさは性別などのことだけではなく

日常のあらゆる関係性に存在しています。

人は皆それぞれ違うのですから

すべてを不自然なまでにわかり合おうとすることは

勘違いや温度差を感じることなど不必要なストレスになります。

あくまでもポジティブな思考で

そもそもすべてをわかり合おうなどと大それたことを考えずに、

むしろわかり合えないことを大前提に考えてベストを尽くすと

自然で心地よい関係が新しい可能性をうみだす楽しさに変化します。

 

あなたのことはあなたですら

まだわからないことがあるのですから。 

 

どこを開いても、 響く言葉が溢れてる

素晴らしい内容の一冊。 

 

 

 

では 、ちょっとわたくしも

恭子さんたちを見習って

(冒頭の部分ではありませんが)

 

わたくし達の愛する大切な皆さん、

ごきげんいかがお過ごしでしょうか。

 (*´∀`)

と言ってみる、と

ん?

周りの方々が愛する大切な皆さんと思えてくる・・

何かホントにそんな気持ちになるから不思議。

使う言葉、大事ですわね。

 

 「不確かな時代」の平和な心とやすらぎ
 

すべてが不確かな時代の今こそ

自分自身の中に揺るぎない確かさと

ピースフルな心を育て続けることが

心のやすらぎを実感する大切なプロセスです。

わたくし達の愛する大切な皆さんと

ヘブンリーなハートをシェアできますように…。 

 

 

今日の一枚

 

ポストカードこらーじゅ 125

 

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『「本当の豊かさ」はブッシュマンが知っている』ジェイムス・スーズマンー持続可能な世界と生き方とは

 

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最近、図書館の新刊コーナーで

目に留まったタイトルの一冊。

 

「本当の豊かさ」はブッシュマンが知っている

「本当の豊かさ」はブッシュマンが知っている

 

 

『「本当の豊かさ」はブッシュマンが知っている』ジェィムス・スーズマン著

 

著者は社会人類学者。

ジェイムス・スーズマン博士は、25年以上、南部アフリカで

主要なブッシュマン・グループとともに暮らし、調査してきた。

 

カラハリ砂漠ブッシュマン(サン人)、

特にジュホアンの人々との生活を通して

その暮らしぶりや考え方を詳細に伝え、

人類の歴史と共に、狩猟採集民族の変遷、現況も語られている。

  

第一部 古い時代

 第一章 勤勉の報酬

 第二章 母なる山

 第三章 浜辺の小競りあい

 第四章 入植者

 第五章 いまを生きる

 第六章 ツムクウェの道路

第二部 過酷で豊かなカラハリでの暮らし

 第七章 洞(うろ)のある木

 第八章 強い食べ物

 第九章 ゾウ狩り

 第十章 ピナクル・ポイント

 第十一章 神からの贈り物

 第十二章 狩猟と獲物への感情移入

 第十三章 狩りの成功を侮辱する

第三部 新しい時代

 第十四章 ライオンが危険な存在になるとき

 第十五章 恐れと農業

 第十六章 ウシの国

 第十七章 狂った神々(クレイジーゴッズ)

 第十八章 約束の地

 

ボリュームのある本ですが、字は大きめ。

巻頭にはカラー写真や 説明図も載っています。

 

 ところで、本の帯のキャッチコピーは

想像してみよう。週に15時間しか働かなくていい社会を。

 

経済学者のケインズ

「2030年に労働時間は週15時間になる」と予言したという。

 

本書では、はるか昔、すでにそれを実現した人々がいて、

それが、カラハリ砂漠の狩猟採集民族ブッシュマンの暮らしで

あったと述べている。

 

そういえば

この本の原題と思われる英語表記は

”AFFLUENCE WITHOUT ABUNDANCE:

 What We Can Learn from the World's Most Successful Civilisation.”

Affluence(アフルエンス)も、

Abundanceも(アバンダンス)も

「豊かさ」を意味するけれど

前者が富、多くのお金も意味し、

後者は、ソース(資源)的な豊かさを示すようで

「本当の豊かさのない(金銭的)豊かさ」とでもなるのか、

そして副題の部分は

「世界で最も成功した文明から学べるもの」って感じ?

 

面白いことに

2017年の原書では、ここが

the disappearing world of the bushmen というのもあって

「消えゆくブッシュマンの世界」だったらしい。

 

本の内容はまさにどちらもその通りで

今や彼らも、自由に狩猟採集民族として生活を

送っているわけでない。

地域やグループによっても違うが、

統治のもと、土地は管理され、

農場などでの仕事につくなど

かつての暮らしとは

大きく変わっているそうだ。

その昔から、時代と共に

こうした民族に接触し、影響を与えた

入植、管理化へと向かう流れは、

自然の一部としてうまく回っていた民族の暮らしを制限し、

アルコールや病気、貧困問題など様々な弊害をもたらしてきた。

何かここらへんはアメリカの先住民族の問題と似てるね。

 

さて、ブッシュマンというと

1980年代に映画が大ヒットして、

ニカワさんという主役も来日したりして

人気を博したようですね。

演じたヅゥア・トマさんについてのその後など

本書でも触れられています。

人類学者たちは虚飾のハリウッド作品の浅薄さを

受け入れられないとして、監督への批判もあったながら、

映画は面白く、興行的に大成功だったのですね。

そのおかげで、皮肉にも

地元民がブッシュマンを演じる観光も人気だったとか。

 

 

 

ブッシュマンの世界では近年まで

厳しくも豊かな自然の摂理を信頼し、

大地の恵みと環境を利用して

太古から暮らし続けてきました。

自分たちの糧として狩猟や採集を行い、

貴重な肉は皆で分け合い、余剰は出さない。

仲間内の弱者を助けながら、寛容で

男女も老いも若きも平等な関係性を保って

いたのです。

 

ヒエラルキーや所有意識が発生するのは

人が農耕牧畜民となって生きるようになってから

だといわれています。

 

要は、彼らは必要に応じて狩りや採集をして、

その時必要な量だけ利用する生活を送っていたと

いうこと。自然や環境に合わせて共生し、

独自の文化を育んでいたわけです。

 

著者のスーズマンは、長期に渡って繁栄してきた

こうしたブッシュマンの生き方が、

近代文明が行き詰まり、岐路にきた私たちの

持続可能なこれからの世界のあり方の

ヒントになると語っています。

 

近代化と経済発展優先の社会とは

一線を画したライフスタイルは

働き過ぎたり、争ったりすることもなく

平等な人間関係を大切にしていた

実はとても豊かな生き方だったと。

 

面白いのは

狩猟や採集は自然にも左右されるけれど、

調査によれば、概ね

週15時間程度の労働だというんですね。

 

――彼が強調したのは、ジュホアン・ブッシュマンの場合、自然のなかでの生活は不快でも野蛮でもないし、人々は短命でもないということだった。

 リーはエネルギーの摂取量と労働量を丁寧に分析し、調査対象のジュホアンがその環境で「よい暮らし」をしており、狩猟に加えて野生の果物や木の実、野菜を採って生活していると説明している。最も重要なのは、彼らが比較的少ない労力で暮らしていることだった。ジュホアンは栄養に必要なものを採取するのに週十五時間しかかけず、さらに、大まかに言えば「労働」と呼ばれる家事に週十五~二十時間費やしていることを彼はあきらかにした。一九六六年にようやくアメリカの連邦政府職員に週四十時間の勤務体制を導入したことや、平均的な星人はおよそ週三十六時間働き、さらに買い物や洗濯、芝刈りなどの多くの家事をする時間が加算されることを考えると、リーの報告した数字は、驚くべきものだった。  

 

(リーさんは、アメリカの若手人類学者、リチャード・ボーシェイ・リー氏、

 次のサーリンズさんは、ミシガン大学の若手教授だったマーシャル・サーリンズ氏) 

 

 サーリンズがとりわけ興味を示したのが、狩猟採集民族は適正栄養量だけの限られた物質的文化に満足し、しかも繁栄していることだった。彼らの幸福になるための方法は、ほんのわずかな物質的欲求しかもたないことで、そのささやかな欲求を満たすには限られた技術があれば事足り、よけいな努力は必要なかった。狩猟採集民族はすでに手にしているものより多くは望まないというシンプルな方法によって満足している、とサーリンズは説明する。別の言い方をすれば、狩猟採集民が満足しているのは叶うはずがない願望に支配されないからだ、というのが彼の答えだった。彼は印象的なフレーズを考えだして、狩猟採集社会を「始原の豊かな社会」と名づけ、彼らの経済的手法を「原初の豊かさ」と呼んだ。

 

あとがきで訳者の佐々木和子さんはこう書かれています。

 

――著者ジェイムス・スーズマンの「労働が私たちの生活の形をつくって意義を与え、”私たちは何者か”を定義する」という言葉が、ふと思い浮かびました。――先に述べた教育方針に当てはめてみると、子どもたちは、仕事にあぶれないよう勉学に励め、と駆りたてられて大きくなり、どんな職業に就いているかで何者であるかが決められる、となるでしょう。こうした考え方は、すでに世の中に当たり前のこととして、多くの人々に受けいれられているように思います。

 しかし、スーズマンは、人類にとってそれは当たり前ではないと捉え、本書のなかで「人々が仕事に取りつかれていること」が現代の社会問題の根源になっていると、訴えます。 

 

経済学と人類学を融合して、持論を展開しているのです。

 

さて、

著者のインタビュー記事もわかりやすかったので

それもリンクしておきます。

 

nhkbook-hiraku.com

 

日本の、”karoshi"過労死はおかしいと言ってますね。 

「仕事以外のことで自分を定義する」というお話も。

 

 

 

ところで、この本の最後で著者はこう結んでいます。

 

ジュホアンが新しい時代の人になる際に、変貌する世界の予測不可能な渦と潮流によって自身の生活は形づくられていると認めるならば、私たち人間が新しい時代への変わり目にいるという考えに、彼らは慰めを見出すかもしれない。その新しい時代とは、経済問題に囚われることがなく、新石器革命が育んだ生産性を重視した考え方がもはや目的に合わなくなる時代だ。そのためには、ジュホアンの直接の祖先のようになって、私たちがつくりあげた豊かさを喜んで受けいれ、労働ではないほかの物事の価値を認める必要がある。大幅に仕事を減らすことでよいスタートを切れるかもしれない。ミレニアル世代――豊かさしか知らない先進国の若者グループ、見つけた仕事を好きになろうとするよりも、好きな仕事を見つけだす世代――がきっとその道を切り開くだろう。

 

持続可能な新時代を切り開くのは

ミレニアル世代、だと彼も述べていたんですね。

あれ、これは前回の本とシンクロしてる。

面白いね。

 

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新時代のカギを握る”乾けない世代”(ミレニアル世代)ー『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』尾原和啓氏

 

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こんにちは。

 

時代と共に様々な世代の呼称があるようですが

例えば、日本だと「団塊の世代」とか…。

最近よく耳にするのは

アメリカでいわれてる

「ミレニアル世代」

 

これは、1980年から2000年初頭にかけて生まれた人たちで

すでにIT革命を経たデジタルネイティブで、

スマホSNSなどのインターネット環境が前提。

この世代が話題になるのは、

それまでの人たちとは特性が大きく違う

ということのようです。

 

で、最近アマゾンKindleUnlimitedの読み放題のタイトル本になった

こちらを読んだら、まさにその世代について述べられ、

なかなか面白かった。

 

モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)

モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)

 

 

著者、尾原和啓氏は1970年生まれ。

マッキンゼーリクルートGoogle楽天といった 数々の企業を経て

IT批評家、投資顧問となり、著書は

『プラット・フォーム』『ITビジネスの原理』など。

 

この本では、

いわゆるミレニアル世代を称して

「乾けない世代」と名付けている。

 

実は、「なんのために頑張るか」という働くための価値観、つまりモチベーションが、ある世代を境に大きく変わってきています。

それは

ないものを、いかに埋めるか。それが最大のモチベーションだったのです。

 

しかし、今の30代以下となると

生れた頃からすでにあらゆるものが揃い、

物や地位などを欲する、埋めるべき空白がそもそもないという。

 

そう、あなたは生まれたときから「ないもの」がない。だから何かが欲しいと「乾けない」。

だから、あなたの世代のことを「乾けない世代」と呼ぶことができます。

 

著者は、

出世や金銭的な成功というニンジンを

目の前にぶらさげられても走らない

この「乾けない世代」こそが

AIの台頭によって仕事が変化していく時代の

希望の世代であるといいます。

 

アメリカ人心理学者のマーティン・セリグマンは

人間の欲望を5つからなると唱えました。

「達成・快楽・意味合い・良好な人間関係・没頭」

 

団塊世代以前の傾向としては「達成」「快楽」を欲しましたが、

「乾けない世代」は「意味合い」「良好な人間関係」「没頭」を

重視するとみています。

 

大きな目標を達成するために一心不乱に頑張れないけれど

それよりも、「自分が頑張る意味が持てるもの」に「自分が好きな人たち」と「とことんハマる」ことを重要視する。金銭や物理的な報酬とは関係なく”自分の好き”を追求する。

 

そうした新しいモチベーションを持つ世代こそが

これからの世の中の中心となっていくというわけで、

本書では詳しく解説されていきます。 

 

はじめに モチベーション革命

第1章 「乾けない世代」とは何か?

第2章 偏愛こそが人間の価値になる

第3章 異なる「強み」を掛け算する最強チームの作り方

第4章 個人の働き方

おわりに

 

 

 

これからの時代は、やりたいことがない人にとっては生き辛いでしょうと

著者はいいます。与えられたことをこなして結果を出した時代とは違います。

 

しかし今は、「何が楽しいの?」「何をやりたいの?」ということを常に問われ、すべて自分で決めていかなければいけない時代です。

――

右向け右で、固定された目標に向かって歯をくいしばって頑張る人よりも、好きなことに夢中でいつも楽しそうな人のほうが、魅力的になっています。

今は、好きなことで楽しそうに仕事をしている人のもとには、自然と、お金や人が集まってくる時代になってきているのです。

 

これからの時代、

人工知能にも代替不可能なものがあるとしたら

それは「嗜好性」だとも。

 

簡単に言えば、「私は誰になんと言われても、これが好きだ」という偏愛です。人が頭で考えて、答えを出せるようなものは、人工知能のほうがより優れた答えを早く出せるようになります。一方で、人の嗜好性は、非常に非効率なものです。

 

なぜ嗜好性が非効率なのか。それは、人の嗜好とは無駄なものによって塗り固められたものだからです。

 

――これからは「他人から見れば非効率かもしれないけれど、私はどうしてもこれをやりたい」という、偏愛とも言える嗜好性を、個人がどれだけ大事に育て、それをビジネスに変えていけるかが資本になっていくのです。

 

これからの生き方としては

変化をチャンスと捉え、自らも変化、シフトしていくことを

すすめています。

 

当然、ビジネスにおいても

以前とはチームの働き方も違ってくるということで

上から下への働きかけではなく、より対等な立場で

様々な個性、強みをうまく組み合わせて

プロジェクトを創り上げていくようになる。

強みだけでなく弱みさえも見せ合うこともでてくるだろうと。

 

それには従来の価値観を変える必要もあります。

人と違うことは恥ずかしいことではなく、

違いを理解し、認め合うこと。

日本はこれまでの

似た者同士の「安心社会」から

「信頼社会」を前提にコミュニケーション

していくべきだといいます。

 

詳しい内容は実際に読んで頂きたいのですが

著者自身は、職歴とともに

阪神・淡路大震災のボランティアの経験が

仕事の仕組みづくりやプラットフォームに

大きな興味を抱くきっかけとなったそうです。

 

いずれにしても

時代が変わり、価値観が変われば

社会のあり方や仕事の仕方も変わっていきます。

 

また

”迷惑をかけちゃいけない”という”呪い”も脱しようと。

 

これから訪れる変化の時代では、「おたがいさま」と言えるような大らかさや、人それぞれの違う色を発揮できるような風通しの良さがないと、どんどん行き詰まってしまいます。

 

もし誰かにちょっと迷惑をかけてしまったら、そのぶん「ありがとう」と言ってもらえる行動を起こしましょう。そして誰かに「ごめんなさい」と言われたら、「おたがいさま」と言って、迷惑を受け止めてあげられる笑顔を見せましょう。

 

最後にこんな話もされています。

 

変化する時代を生きるには、「好き」を磨くこと以外にも、大事なことがもうひとつあります。それは、変化する時代では、変化しないでいることのほうがむしろリスクだということです。

 

勤め先の仕事もロボットにとってかわられるかもしれません。

 

「変化する時代を自由に、自立して生きていくことは、何にも依存しないことではありません。むしろ依存先を一ヶ所にしぼらず、複数持つことが大事」で

 

「自立とは、依存先を増やすこと」という

脳性まひの障害がある小児科医の熊谷晋一郎の言葉もあるそうです。

 

これからの時代と社会を

新たに創り上げていくであろう

新世代の若い人たち

私たち旧世代は彼らの足を引っ張っぱったり、

個性を潰すことなく、

上手にサポートしていくことが

必要でしょうね。 

 

 

 

今日の一枚

 

ポストカードこらーじゅ 124

 

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二月も半ば…断捨離その後/自然の力を味方に『選ぶことから植えるまで ポール・スミザーのガーデン講座』

 

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こんにちは。

ようやくお湿りがあって

また晴れて、また降る、晴れる…

天気と気温の移ろいが忙しい。 

やはり春へ季節は進んでる。

 

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ボケ(木瓜)の花芽

 

立春過ぎて、春分に向けても

自然と片づけたくなる時期ですが

断捨離のペースはスローになっていて

古い灯油缶を一つ空けたくらいかな。

 

灯油缶(ポリタンク)ですが

最近のホームセンターで見かけるものが

とてもカラフル。(黄色、黄緑、ピンク…)

関東は赤いポリタンクが一般的だったらしく

家になぜか一つ青いのがあって

以前、灯油屋さんが珍しいですね、って。

昔、父が関西に単身赴任してたことがあるので

その時買ったのかな?

赤二つ処分で、今ピンク1、青1になりそう(笑)

 

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ひとつ一つと咲いてきた 前庭の梅

 

さて、人気ブログランキングの花・ガーデニングから

いくつかのブログをよく拝見しているんですが

先日、トップ(1位)のブルーミント5さんのブログで

ポール(・スミザー)さんの講演会に行かれたという記事が

目に留まりました。

 

plaza.rakuten.co.jp

 

ポールさんは街から木々が消えて行く事も残念がっておられました。

木々の葉が茂り 散るとご近所から苦情が来て 伐採される

神社やお寺の木でさえ そんな事の為に伐採される事もあるとか

 

ポールさん ほど、日本の自然を愛しているガーデナーはいないかも

誰も振り向きもしない草木を庭に取り込み 無農薬で化学肥料を使わず

虫や植物達の声を聴きながら・・庭造りをされています。

 

私も今日 電車に乗ってて 通り過ぎる街並みを見ながら思いました。

庭に木々が全く植えられていない住宅地 わびしいなぁ

地球温暖化が進む今だからこそ もっと緑を増やさなきゃ・・

落ち葉くらい なんなのよ、 コンクリートばかりの街でいいの?

街を吹き抜ける風は 木々の間を通る事で爽やかな風に変わります。

緑がいっぱい茂る事で空気も浄化されるし、気温も下がります。

   「ポールさんの想い」 ”ようこそブルーガーデンへ”さんより 

 

私も折々そう感じている。

ポールさんが年月をかけ、尽力してつくり上げていた自然と憩の

宝塚ガーデンフィールズも閉園されて久しいが、残念の極み。

 

www.salon-shiroineko.com

 

近所の神社でも桜の大木が切られちゃったけど…。

うちの近隣ではその一帯わずかばかりを残して

宅地造成がずんずん進み、雑木林もどんどんなくなっている。

個人の庭も管理しきれず、やはり植栽は減っているよね。

まあ、それもよくわかる、住人の高齢化に伴って

サイズダウンせざるを得ない面もあるし…(実感)。

 

でも、地域で緑地を減らすのは

時代に逆行しているとも感じる。

人間社会優先じゃなくて

地球と動植物、子供たちの未来の環境まで考えないとね。

ポールさんのように無農薬で化学肥料を使わなくても

やっているところもあるんだから。

できないわけじゃないはず。

 

ところで本も意を決して、だいぶ断捨離したのだけど

園芸関連では、ポールさんの本が手放せなくて…(笑)

 

一冊にポールさんのサインがあった。

(ポールさんのホームページで買うと、

プロ並みのイラストとサインを入れてくれる)

 

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ワイングラスを片手にひっくり返って寝てるカエルさん(笑)

本のイラスト(も御本人によるので)と同化してる…

 

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本には 

5つのステップでガーデニングのエッセンスを解説とあって

そのステップは Step1 庭を観察する

        Step 2 植物を読む

        Step3 買いに行く

        Step4 植える

        Step5 マルチング

 

まず、庭の日当たりや水はけ、土の状態をみる。

また、近隣や街の周りの植物を観察することから始めるって

自然と植物や環境自体から学んで、活かしながら

庭造りをしていくのですね。

「植物が心地いい庭を目指せば、誰でもうまくいく!」って。

 

今この本は中古市場だけれど、写真や絵も多くて

あらためて基本が参考になります。 

ポール・スミザーのガーデン講座 選ぶことから植えるまで

ポール・スミザーのガーデン講座 選ぶことから植えるまで

 

 

ポールさんのWEB SITE ガーデンルームズ

www.gardenrooms.jp

 

 

 

 

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マドレーヌ・ド・コメーシー 

 

”バターと卵をたっぷり使った

マドレーヌ発祥の地フランス

コメーシー市のレシピのマドレーヌ。

このシェル型がオリジナルの形です。”

 

と説明書きにある、家族が好きな地元の

フランス人のパン屋さんボースェルのお菓子。

シンプルで美味しい。

  

今日の一枚

 

ポストカードこらーじゅ 123

 

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