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ルドベキア・タカオがまだ咲いている
ジャズ・ハーモニカの巨匠として名高い
トゥーツ・シールマンス(1922-2016)は、
ビル・エヴァンスなどをはじめ、
多くのミュージシャンとの共演で知られ、
またハーモニカおじさんとして親しまれました。
あの懐かしいセサミストリートのテーマ曲も演奏していますね。
Sesame Street Original Closing Theme (Full, HQ)
さて、
このトゥーツさんと松岡直也さんが共演した
1979年の名盤『カレイドスコープ』が
2016年に亡くなったトゥーツ・シールマンス氏を追悼して復刻。
- アーティスト: 松岡直也 feat.トゥーツ・シールマンス&松木恒秀,松岡直也,トゥーツ・シールマンス,Toots Thielemans,松木恒秀,安川ひろし,向井滋春,村上“ポンタ”秀一,長岡道夫
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2016/11/23
- メディア: CD
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このレコーディングは企画盤だったようで、
当初、ハーモニカに興味がなかった松岡氏は
乗り気でなかったらしいですが、
当の演奏を聴いて見直したというエピソードも。
会した演奏者も一流ぞろいでしたが、
フレンドリーなトゥーツ・シールマンスのおかげで
緊張がとけたという話だったようですね。
全5曲のうちの2曲でトゥーツ氏の演奏が聴けます。
You Tubeにもありました。
このアルバムの一曲目の “Fall Foever”
NAOYA MATSUOKA & TOOTS THIELEMANS - Fall Forever (1979) - Fusion, Japan - 320 kbps
名曲ですね。
澄んだイントロのピアノから、伸びやかなハーモニカに繋がる
頭から聴かせます。
そして、共演のもう一曲 “Fancy Prance"
NAOYA MATSUOKA & TOOTS THIELEMANS - Fancy Prance (1979) - Fusion, Japan - 320 kbps
ハーモニカの音色って、
こんなにも豊かな表情と響きが感じられるんですね。
そして日本のジャズ・フュージョンの素晴らしさが
実に心地よく、アンサンブルの豊かな音色と共に広がります。
そういえば、アルバムタイトルは
”カレイドスコープ”(万華鏡)でしたね、まさに!
ちなみに、その後また、トゥーツ・シールマンスさんは
1980年のモントルー・ジャズフェスティバルでも
松岡氏の“Fall Foever”に客演されたようで、
そのライブCDにも収められているようですが…。
実は、2枚組と知らず(先のレンタルで一枚だけ)
まだ後半を聴いてないもので…(;'∀')
また、YouTubeでアップされてたのは1983年の映像。
これもDVD化してほしいという声も少なくない。
CDでは、『WELCOME<2in1 完全版>』にいくつか収録。
この頃のバンドの演奏も若々しいというか
スピード感も迫力もあってすごいですね。
ライブならではの醍醐味は、
ノーミス完璧ならずとも
圧倒的な楽しさ(音楽の喜び)が尊重されるところ。
さすがは松岡さん、編集であまりいじらず、
当時の臨場感そのまま提供されているようです。
近年、松岡氏もトゥーツ氏も他界されましたが、
芸術は長し…でしょうか。
秋の夜長、音楽を楽しむにもいい季節となりました。
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