寒いですね。
ボケ(木瓜)の花芽
まだ小さくてかたいですが、ついています。
帰りの電車の時刻にまだ間があって、
何となく寄りたくなって、本屋さんへ。
絵本コーナーに足が向いて、上の棚をふと見たら、
このタイトルに目が留まる。
本の虫ねぇ…本を引っぱり出して
(絵本の棚は何てビッシリ押し込んであるんでしょう)
見ると、表紙絵は、本を山と積んだ台車を引っ張りながらも、
本を読みふけっている姿のどこかコミカルで優しい色合いの水彩画。
開いてみれば、もう、どの頁も主人公は本を読みながらの図。
寝てもさめても、掃除をしながら、はたまた美容体操をしつつ、
買い物に行っても…。
ある日、旅に出て帰り道がわからなくなり、そこで家を買い、
家庭教師の職を得て住むことに。そこでも、読んで読んで、
読みまくる、そしてもう家中が本だらけに…。
ついにこれ以上は入らないと気がついた彼女は、
何のためらいもなく、ある行動に出ます…。
(そうして、勿論、彼女の晩年も読書三昧でした、とさ)
- 作者: サラスチュワート,デイビッドスモール,Sarah Stewart,David Small,福本友美子
- 出版社/メーカー: アスラン書房
- 発売日: 2003/10
- メディア: 大型本
- 購入: 1人 クリック: 24回
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ある意味、本好きなら一度は憬れるであろう、
思いっきり本を読んでいたい!
という願望を満たし、優しく明るいタッチの絵が楽しく、
詩のようにリズミカルな文が弾み、何より、
エリザベスが本を読むのは好きだけど、無頓着で、
他の物事に執着しないという潔さが、
何だかすがすがしい気分にしてくれる絵本です。
ちなみに、
絵本の英語の原題は“THE LIBRARY”(図書館)で、
“BOOKWORM”(本の虫)ではありませんが、
成りゆきの察しがつきますよね。
アメリカ在住の作者、サラ・スチュワートは、
庭と図書館がお気に入りの場所。
夫のデイビッド・スモールが、
このユーモラスで優しい色合いの絵を描いています。
実は、このコンビによるもう一冊も、素適な絵本です。
もう、ついでに紹介しちゃえ~。
リディア・グレース・フィンチは快活な優しい女の子。
家の事情で(1930年代アメリカの大恐慌時代を背景としています)
町でベーカリーをしているジムおじさんのところへ
一時滞在することになります。
おじさんはいい人のようですが、にこりともしません。
花を育てるのが好きなリディアは、おじさんを笑わせようと
ある計画を立てました。
- 作者: サラスチュワート,デイビッドスモール,Sarah Stewart,David Small,福本友美子
- 出版社/メーカー: アスラン書房
- 発売日: 1999/10
- メディア: 大型本
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彼女が家に書く短い手紙形式でお話が語られ、
優しい絵で描き出された暮らしぶりの中に
花もだんだん増えていきます。
何とも、愛らしい園芸家のお話。
「エリザベスは本の虫」 「リディアのガーデニング」
共に、文=サラ・スチュワート 絵=デイビッド・スモール
訳=福本友美子 アスラン書房
花が育ち、読書する喜び、(猫も居て)…
あぁ、いいな、豊かな時間が広がる~♪
(文庫“青い猫”#1より)
今、見ると、本の虫の絵本は古本か図書館みたいですね。
私も持っていますが、英語(ペーパーバック)は現在もあり
これも人気のよう。
Amazon.co.jp: The Library: Sarah Stewart, David Small: 洋書
英語を学びたい人が、よく、やさしい物語を多読します。
絵本、児童書、すべてが簡単なわけではありませんが
楽しんで数をこなすのには、もってこいかもしれませんね。
小さな積み重ねが、大きな力…か
何かに熱中できるのは幸せかも。
まどろみのひととき、過ぎればまたお外…
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