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春のような陽気、
夕刻から一転して冬に戻るらしいが…。
西側満開の梅は、散りつつもある、
中央のはやっと一輪咲いた
休暇中にどこかに出かける時、どうしようかなと思うのは、
動物(ペット)のみならず、植物の世話ですよね。
そんな長年の悩みから、こんな愛らしい素適な絵本を創ったのが、
ジーン・ジオンとマーガレット・ブロイ・グレアムのご夫妻コンビでした。
彼らの不朽の名作といえば、「どろんこハリー」
- 作者: ジーン・ジオン,マーガレット・ブロイ・グレアム,わたなべしげお
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1964/03/15
- メディア: 大型本
- 購入: 4人 クリック: 30回
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お風呂が嫌いな犬ハリーは、ブラシを庭に埋め、外に遊びに出掛け、
いく先々あっちこっちで泥だらけになって、家に戻ります。
必死にいつもの芸を披露しますが(この場面の絵が可笑しいですね)
誰もハリーだと思わない様子。がっかりして思い出し、ブラシを掘り起こして、
今度は初めての芸当をやってみせ、ようやくめでたしめでたし…。
渡辺茂男さんの素晴らしい訳でしたが、最近、“HARRY the Dirty Dog”
英語のペーパーバックを見つけ、原文を読むのも楽しいなと思いました。
ハリーは、シリーズものなんですね。
おーっと、話を最初に戻しましょう…
「ぼく、はちうえの せわを することにしたんだよ、ママ」
仕事が忙しいお父さんに、夏休みどこも行かないから、
何でも好きなことをやっていいと言われたトミー。
近所で旅行する人の鉢植えを1個一日2セントで預かることにしたのでした。
もう、家中が鉢植えだらけ…。植物の世話の好きなトミーでしたが、
どんどん伸びて家はジャングルのよう。
ある日、大きくなりすぎた植物で家が壊れてしまう夢を見た彼は、
図書館に走り、本を見つけ、園芸店で道具を買って、
剪定、植え替えを見事にこなします。
夏休みも終わる頃、近所の人たちは、元気な鉢植えを喜んで引き取っていきました。
家が森のようだと、忙しかったお父さんはずっと不機嫌な面持ちだったので、
これで鉢植えもなくなってすっきり喜んでくれるだろうと、
トミーは思うのですが、意外にも…。
そして最後に素適な夏休みがトミーにも訪れます…。
- 作者: ジーン・ジオン,マーガレット・ブロイ・グレアム,もりひさし
- 出版社/メーカー: ペンギン社
- 発売日: 1981/08
- メディア: 大型本
- 購入: 3人 クリック: 12回
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「はちうえはぼくにまかせて」
ジーン・ジオン作 マーガレット・ブロイ・グレアム絵
もりひさし訳 ペンギン社
原題は “THE PLANT SITTER”、ペットシッターならぬ
プラントシッター、いかにもアメリカらしいですよね。
それにしても、ハリーの時もそうでしたが、彼らのお話も、
陽気な愉しい想いをふりまいてくれる絵も好きです。
この植物シッター、トミーの絵本は、オリーブグリーンとクリーム色を基調に
優しい雰囲気がいっぱいです。
(文庫“青い猫”#6より)
ところで、先代猫たちの時は、シニアだったからか
室内の植物には興味なしでした。ところが、今度の猫は、
幼少時から、葉を噛みちぎったりしたので、鉢植えを避難?させて
いたことがあります。今は、以前ほどではありませんが、
おかげで、新たに観葉植物を迎えるのは慎重になり、
室内ジャングル化を、免れています(笑)
さてと…
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