エブリディ・マジック-日だまりに猫と戯れ

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うけたもう-『感じるままに生きなさい 山伏の流儀』星野文紘さん

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これから、大降りになるのだろうか。

今は小休止の雨の日。

 

今日は夏至だ。

これも、大きな季節の節目。

またエネルギーも切り替わる。

しかも、今週末(24日)は新月

 

 

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ネジバナが花壇の片隅で、今年も咲いている。

 

 

 

 

 

 

星野文紘さんは、出羽三山羽黒山伏。

山伏名は、尚文(しょうぶん)

宿坊をやりながら、修行されている。

近年、講演会をしたり、今年の初めに本を出された。

 

感じるままに生きなさい ―山伏の流儀

感じるままに生きなさい ―山伏の流儀

 

 

力強く響いてくる、その語り(言葉)は

実にシンプルだ。

すべて星野さんの気づきで、

本質はシンプルだから、腑に落ちるという。

 

感じるまま、

魂のまにまにやれば、

物事はうまくいく

 

すべて基本は感じることだよ。

感じることからやっていくと、物事はトラブらない。

頭を使うからトラブるんだ。

考えるからむずかしくなる。

感じるからはじめるとトラブらない。

それぞれの魂のまにまにやっていたら、スイスイいくよ。 

 

修行は

昔の人のような

魂にするため

 

なぜ修行をするのか?

簡単にいうと、昔の人のような魂にするためだ。

昔の人たちは魂が強いんだよ。だから昔の人の魂の段階に、自分の魂を持っていけばいいわけだ。

魂を強くして、その感じたことが答えだから。

人は、自分が感じたことをとやかくいわれる筋合いはないからね。

いまは「考える」だからいわれちゃうわけだ。「そんな考えはおかしい」と。

でも、「感じる」ことに対しては、「俺が感じたことなんだからよけいはお世話だよ」となる。そうなればいったほうも納得するわけだろう。

魂を強くすれば、現代人でも感じる力が強くなるものだ。 (後略)

 

頭で考えることが優勢になりがちな現代社会。

しかし、今こそ、根源的というか本能的な感覚が、

必要とされているのではないかと感じている。

そう、まさに(それぞれ)私が感じていることこそが…。

 

題名にある

“うけたもう”は、羽黒修験だけにある言葉だという。

すべてを受け入れる。

そこには信頼ということがあるんだろうね。

 

 “ゆるやかであいまいなところが日本文化のよさ” ともあった。

 

面白かったのは、女人禁制についての星野さんの気づきだ。

女人禁制は野生の強い女には修行は必要なかったから”とある。

確かに本来、女性は自然に近く、月のものは、浄化そのもの。

星野さんによれば、野生のエネルギーとなる。

 

女人禁制についても気づいたよ。

「女の人は山に入っちゃいかん」「修行しちゃいかん」という掟があった。

俺の気づきからいくと、女の人は修行に入る必要がないからなんだ。

野生も魂も強いから。

山に入ったり、修行する必要はなかったんだ。

民俗学では、月経があるから入っちゃいけない、という。

真逆なんだよ。

研究者は修行していないけれど、俺は自分でやって気づいたことだもの。

感じて考えて出たものだもの。

いまはそこから進んで、女の人が野生、魂を忘れているなら、修行に入れて、それを気づかせなきゃいけないという気持ちでいる。

 

新暦太陽暦)になったのは、明治五(1872)年。

感覚的に、旧暦のほうがしっくりくるのも

一年のサイクルと季節感がぴったり合っていたから。

もっとも、近年は、地球自体もバランスを取り戻そうと

気候も天候もあらゆるものが変動期に入ってしまってはいるが。

 

そして、こうしたインターネット生活が日常となり、

意識しないと、自然から離れてしまいがちな今、

やはり自然に触れ、身体感覚を取り戻すということは重要だと思う。

 

決断もそう、頭ではできない、

決断は魂、直感なんだという。

 

気になるのは魂のせい。

だから

気になることをどんどんする

 

よく取材にくるメディアの連中から聞かれる。

「星野さん、みんなはなんで修行にくるんでしょうかね」

俺はそういうとき、「それは気になるからだよ」という。

「星野さん、それじゃあ記事にならないんで」と、何やかやと理由をつけたがる。

だけど、気になったからきているんだと思うよ。

重要なんだよ、気になるということが。

気になるって、頭がさせるわけじゃない。

気になるのは、魂がさせるわけだから。

だから、気になることをどんどんやれば、魂を鍛えることになると、俺はいっているんだ。

頭で気になることとか、人からいわれて気になることじゃないよ。それ以外で気になること。その気になることをどんどんやればいいんだ。

そうしたら、魂がよろこぶ。

ところが気になることがあっても、それを止めるのは頭。

何やかやとやらない。やれない理由が出てくるんだ。

それは頭がそうさせているんだ。

そこをやめずに、気になることをどんどんやるんだよ。

 

気になった本を手に取って、よかった(笑)

「うけたもう」の人生。

 魂のまにまに、気になることをやる。

(“まにまに”とは、やまと言葉、そのまんまということだそうだ)

気になるかたは、一読をお薦めします。

 

 

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