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二十四節気ならぬ
七十二候のひとつ
「東風解凍」
読みは
はるかぜこおりとく。
ちなみに、東の風は「こち」とも読み、
春めくあたたかな東寄りの風をいうそう。
ところが
朝から晴れて、日差しもあるけれど
外は風が冷たい、寒い~。
一気に寒気が入ってくるという
遅めの冬将軍の到来だって。
洗濯物を出して、庭でチェックしてたら
クリロー モンテクリスト 次々開花
再びしぃちゃんも出てきて
柿の木に乗ったりしてたけど
いずれにしても
立春が来て、季節の変わり目。
今は、気候も社会も変動が大きい。
そんな中でも、振り回されずに
自分の軸をぶらさないのが
ますます大切になってくる。
そして私たちはもっと謙虚になる必要もありそうだ。
先日から読んでいる『英国貴族、領地を野生に戻す』
興味深い話が、多岐に渡って事例と共に示されているが、
結局、人間の思い込みや狭い了見ではなかなか
物事がスムーズに進まないということがよくわかる。
繰り返すが、先入観と恐怖心は科学よりも足が速い。 176
そしてやはり、地球の環境を壊し、
バランスを崩したのも
人間だということも…。
まして自然は人知を超えている。
様々な動植物を害獣、悪者扱いして駆逐してきたといわれるが
地球で一番の害獣はヒトだったりして、ね(滝(;´∀`)
戻って来た鳥や動物も、決して人間の思惑だけで
増やせたわけではないという。
自然や動植物、さまざまな生物たちの働きは意外なものだし、
人間はあくまで、それを回復させるためのお手伝いに徹するだけ。
「役割を受け入れ、謙虚であれ、と」
時に彼らは、自然のすることには介入し過ぎないことを学んだともある。
自然保護より、農業生産というのも食糧問題に絡んでいるという。
関連会社やアグリビジネスなどによる、食料不足への怖れから、
生産量を増加させなければというメッセージも問題らしい。
だがこのメッセージは、補助金制度と生産過剰が原因で農産物の価格が下がったためにグローバル市場から締め出された、私たちのような農家の実体験を映し出していない。それこそが、食品業界の既得権者たちが全力を尽くして人々に見せまいとしているコインの裏側なのである。ほとんど公にされていないが、現実には、世界で生産される食料はすでに、一◯◯臆人に食べさせるに十分なのだ。そしてそこには衝撃的な事実が隠されている――一三臆トンに及ぶ食べ物が毎年廃棄されているのである。 161
もちろん問題は、既得権者たちだけではない。
そうした人たちをのさばらせておく
私たち一般市民も省みる点は大きい。
(まさに日本社会もそうだけど)
浪費は家庭でも起きる。私たち消費者は、一個買うともう一個ついてくる、といった特売やポイント制度に誘惑されて、決まって必要以上に買いすぎる。食料を適切に保存せず、賞味期限を文字通りに解釈する――本当は、それは単にその食べ物が最も新鮮な期間を示しているにすぎないのに。そして私たちは残り物で料理を作る方法を忘れている。食べ物がこれほど安いと、邪魔な残り物をさっさと捨てないでおくモチベーションがない。 162
ちょうど読んだところでは
コキジバトの個体数を増やすためにあるアイデアが持ち込まれたが
(食べ物を用意してばら撒こうという感じの)
このアイデアこそ、従来型の環境保全の欠点を如実に表しているように私たちには思えた。意図するところは結構なのだが――絶望的な状況には必死の方策が必要である――それは実に短絡的で、農業という枠組みに根ざしており、ベースラインからしてすでに誤っているのも問題だし、「人間が一番賢い」という考え方がその背後にあり、そして最終的には維持不可能な計画だった。 244
また、
世界中で大雨による洪水の被害が多発しているが
イギリスもその例にもれず、このクネップでも
洪水に伴う河川への取り組みがなされたという。
あまりに不自然な土木事業ではなく
川の再野生化に向かう試みだった。
イギリスにも海外にも動かぬ証拠がある――川を自然な状態に戻し、河川流域を再野生化することで洪水は防げるのである。これは洪水防御施設を建設するよりもはるかに費用が安く済み、安全で、しかも強靭なやり方だ。さらに、水の浄化、土壌の回復、干ばつに対する抵抗性、野生動物の復活という意味で、大きな経済的利益がある。 275
これから、ビーバーも戻って来たという章を読むけど
いろいろな面でこれまでの私たちのあり方も
考え直させられると思う。
自然や地球の回復に取り組むっていっても、
大仰なことばかりでなくて
私たちが、身近な日々の生活から
見直すことはたくさんあるのよね。
今日の一枚
ポストカードこらーじゅ 116
ポストカードこらーじゅ 117
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