スポンサーリンク
曇りがちだったのもあるが
朝晩とまたちょっと寒いくらい。
それでも庭の草木の変化はどんどん進む。
黄花ホウチャクソウも木陰でひっそりと咲き出していた
[rakuten:ogis:10000760:detail]
19世紀末に出版された
ラルフ・ウォルドー・トラインの古典的名著
(原題:In Tune with the Infinite)を、
新訳の文庫本で、あらためて開いてみた。
その昔、自動車王となったヘンリー・フォードが愛読したといわれる。
原題のように、
"宇宙の無限の富とつながって"成功へと導かれる秘訣が述べられ、
いわば、宇宙のおおもとの法則ということで、
今読んでも参考になる内容。
楽観主義者は正しいし、悲観主義者もまた正しい。この二つは光と闇が違うように違うが、どちらも正しい。
どちらも自分の見方、世界観からすれば正しいのだし、それぞれの人生を決定するのは、世界観なのだ。
それが、力強い人生になるか無力な人生になるか、安らかな人生になるか苦痛だらけの人生になるか、成功の人生か失敗の人生かを決める。
『人生の扉をひらく「万能の鍵」』 ラルフ・ウォルド―・トライン
あなたもわたしも楽観的か悲観的かのどちらかである。そして時々刻々、自分の天国か地獄かをつくっているし、それに従って他の人々が天国か地獄をつくる手助けをしているのだ。
天国(hebven)という言葉は調和を意味する。それに対して地獄(hell)とは、古英語で「まわりに壁をつくって隔てる」という意味だ。
この本は、当初、日本教文社から『幸福はあなたの心で』という
旧仮名遣いの古めかしいものであったが、
なかなか惹かれる内容であったので、
いろいろ処分した本の中での、本棚に残しておいたものだった。
今回の新訳文庫は、吉田利子さんの訳で
読みやすいし携帯しやすいので、便利である。
近年は、文庫化すると、たいていは単行本を片付けるのだが、
これに限っては、私は古典的な趣きも味わいがあるので、
旧本もそのまま持っている。
ちなみに、谷口氏の本はこんな感じ
楽天的な人生観も正しいし、厭世的な人生観も正しい。しかし前者と後者の相違はあたかも光と闇との相違のごときものである。楽天的な人生観にせよ、厭世観的な人生観にせよ、それを把持する人それぞれの立場からはふさわしいものであるけれども、この人生観の相違がその人の運命を決定する要素となるのである。その相違によって、それが力の源泉ともなれば能力開顕の妨害ともなり、安楽と苦痛、成功と失敗とを決定する要素ともなるのである。
『幸福はあなたの心で』 R・W・トライン 谷口雅春訳
あなたにせよ、私にせよ、楽天的傾向か、悲観的傾向かどちらかの傾向を一層強くもつてゐるものである。それだから私たちは時々刻々、自分自身の住む世界に、天国か地獄を築き上げつゝあるといふことができるのである。そしてそのどちらかを築き上げてゐる程度に遵って、爾餘の世界のすべてに、天国又は地獄のどちらかを築き上げるための助けを為しつゝあるといふことができるのである。
天国といふ語は調和ある世界を意味する。地獄といふ語は古代英語のHellといふ字から来た語であって、"周囲にかきをめぐらす"とか"分離する"とかいふ意味をもつてゐるのであり、"to be helled"といふ風に使はれた場合、それは「……から遮断せられる」といふ意味に使はれたものであった。
言葉遊びはともかく、いずれにせよ、
私たちは、他の世界から遮断され閉じ込められるのか、
正しい関係を結んで調和するのか。 私たちが
すべての源ともいえる大いなる無限の生命と同じことに気づき、
自分を開いて聖なる流れをいかに受け入れることが出来るか
ということが述べられています。
世には、さまざまな成功哲学の本が出ていますが、
古典は、シンプルな真実ながら、洞察が深く、
読むたびにどこか心に響きます。
(不思議の庭のミランダより)
新緑が増してきた利休梅の木 では…
応援クリック↓↓よろしくね!
ありがとう♪ 励みになります。
にほんブログ村
ご来訪ありがとうございます。