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今日は、雨がぱらついたり、
晴れたりの忙しい天気に変わった。
昨日、鉢物の整理が出来てよかったわ。
ものの考え方がすっかり変わってしまう。雨が降ると、庭に雨が降っている、と思う。日がさしても、たださしているのではない、庭にさしているのだ。日がかくれると、庭がねむって、今日一日のつかれをやすめるんだ、と思ってほっとする。
前にも載せたと思うが、上に(下に)引用した本が
カレル・チャペックの『園芸家12カ月(中公文庫)』
素人園芸家になるためには、ある程度、人間が成熟していないとだめだ。言いかえると、ある程度、おやじらしい年配にならないとだめだ。おまけに、自分の庭をもっていることが必要だ。 ―中略ー
そのうち 自分でなにか花を一本植える。わたしが植えたのは、一本のマキギヌだった。そのとき指のどこかに傷をしていて、そこからでもはいったのか、とにかく血液のなかに少量の土がはいりこんで、一種の中毒、あるいは炎症をおこした。つまり園芸熱というやつにかかったのだ。
『園芸家12カ月』 園芸家になるには K・チャペック
- 作者: カレルチャペック,Karel Capek,小松太郎
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1996/03/18
- メディア: 文庫
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そして、
メイ・サートンのエッセイにもこんな一節があった。
詩はすべての年齢のものだけれど、庭作りはもっと、晩年の喜びだ。若者は忍耐に欠けるし自分にかまけすぎている。それにたいてい、庭を作るほどに、根を下ろしていない。
『夢見つつ深く植えよ』 花咲ける夏 M・サートン
- 作者: メイサートン,May Sarton,武田尚子
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1996/02
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 9回
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そうかー
園芸家にふさわしいお年頃なのね~(笑)
とはいえ、とても園芸家とは呼べない。
大地と植物とスピリットにお任せで、見守っている程度だから。
ともあれ、小さな庭で、日々、草木や花には癒される。
時に、虫たちにも…。
アブラムシびっしりの梅の木
ナナツボシ、フタツボシ
テントウムシが散見される。
そして、たぶんこちらは、成虫への羽化の始まり…
テントウムシの羽化のビデオを載せていらした方から。
今日の一枚。
ポストカードこらーじゅ 50
明るい黄色のチューリップに
チョウチョ模様のミニ封筒を下地に。
“fjaril”(フィヤーリル)って、何だろうと調べたら、
スウェーデン語の“蝶”らしい…。
まあ、見るからに、春らしいお庭の雰囲気もあるので、
タグもシールも、それに合わせて貼りました。
春になって、あちこちで咲くチューリップも好きな花です。
原種系のチューリップも植えるようになり、
楽しませてくれます。
左端に貼った切手風のシールに、
“Jardin”(ジャルダン=フランス語の庭)とあり、
鍵の絵があしらってありますが、“庭とカギ”で、
子供の頃好きだった物語、
バーネット夫人の『秘密の花園』を思い出します。
小さいながら、あれこれ植えられる庭が、
今や、こんな楽しみになるとは
うら若き時分には、思いもよりませんでしたね(笑)
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