エブリディ・マジック-日だまりに猫と戯れ

草木と庭と猫と…本や日常のあれこれ、小さな発見

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『クリスマス・イブ』マーガレット・ワイズブラウン/『12月24日』黒井健さんー楽しいクリスマス絵本より

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クリスマス関連の今日の一枚といえば

毎度載せる写真は同じですが…(´∀`*)

 

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(40番レース糸 ホワイト、レッド、グリーン)   直径25㎝

 

今日はクリスマス・イブ…。

簡単に、クリスマス前夜の美しい絵本を二~三冊ほど。

 

いずれも、クリスマスの前の晩を描いた、詩(文)と絵による響き合い

(ひびきあい、と変換したら“響き愛”と出るのでしたが、そういう感じもしますね)

が、素晴らしい絵本です。

 

まずは、たくさんの子どもの本の優れた作家であった

マーガレット・ワイズ・ブラウンの聖なる夜の厳かをとらえた文に、

舞台美術家出身のベニ・モントソーレが実に素晴らしい絵をつけたものです。

 

クリスマス・イブ

クリスマス・イブ

 

 「クリスマス・イブ」マーガレット・W・ブラウン文 ベニ・モントソーレ絵
          やがわすみこ訳 ほるぷ出版

 

落ち着いたオレンジ色を基調に、輝きの黄色と、黒いペンの描線で描かれた、

眠れない子供たちがそっとベッドを抜け出した静かな聖夜。

詩文と溶け合って、心うたれます。

 

そして、もうひとつは、クリスマスといえば有名な詩である

“The Night Before Christmas” ザ・ナイト・ビフォー・クリスマス

(大学教授であったクレメント・ムーアが1980年代に書いた名作)

ターシャ・テューダーら、いろいろな人が挿絵を描いているようですが、

今回は、アメリカの絵本作家、トミー・デ・パオラによる、

ニューイングランドのキルトデザインを下に彩られた

暖かみのある水彩画の絵本です。

(現在は中古市場か図書館のようですね)

 

あすはたのしいクリスマス

あすはたのしいクリスマス

 

「あすはたのしいクリスマス」クレメント・ムーア作 トミー・デ・パオラ
       かなせきひさお訳 ほるぷ出版

 “The Night Before Christmas”by Clement Moore  Tomie De Paola

 (パオラの絵本は、昔話による素適なものもあって又載せたいですね)

 

では、皆様も、メリークリスマス!

              (文庫"青い猫"#12より)

 

 

 

日本のもので

私が気に入っている一冊も挙げておきましょう。

 

黒井健さんの『12月24日』という絵本です。

 

 

私が持っているのは上掲のものですが、

今はギフト版とあり、表紙も

サンタさんが衣装を繕っている場面に

なっているのでしょうか。 

 

 

いずれにしても、黒井健さん

静謐な絵から響いてくる、美しさとあたたかさが

なんともいえない…。

サンタクロースさんのお家でも

穏やかで静かな朝が明け、

特別な日の仕事を前にも、落ち着いて過ごす様子が

淡々と描かれていきます。

穏やかな中に次第に伝わって微かな高揚感…。

大人も楽しめる

詩的な雰囲気もある美しい絵本です。 

 

 

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エディ・ヒギンス・トリオ「クリスマス・ソングス」、ダイアナ・クラール、リンダ・ロンシュタットetc.ー素適なクリスマス音楽

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レース編み スノーモチーフ

 

私たちの生活を彩り、

楽しませてくれるものは

いろいろありますが、 

音楽もその一つ。

今年は、思いがけず懐かしい楽曲が

甦った感もありましたが、

今秋、異例の大ヒットとなった

クイーンの映画『ボヘミアン・ラプソディ』もそう。

 

私は年代的に、リアルクイーン世代?だったので

当時の素晴らしいアーティストたちによる

ロックやポップス黄金期に明け暮れていた

いろんな思い出が…(*´∇`*)

音楽雑誌『ミュージック・ライフ』も

編集長だった東郷かおる子さんとか

メディアに再登場していて、懐かし過ぎる…(;'∀')

時はめぐって

“個性”的だったフレディ(・マーキュリー)の生き方も

あらためて脚光を浴びる時代になったんですね~

 

この映画のサントラは、ライブも入っていて魅力的。

 

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)

 

 

 

 

さてと、話はクリスマスでして

近年は、特別なことをするわけでもないのですが、

この時期でないと聴かないCDというのがあります。

一時はそのシーズンだけBGMみたいに、

順番にかけまくっていたりもした(笑)

今はそれほどでなくも、やはり聴いてみるといいなと。

 

 

やはり、何といっても、モダンジャズで、

 軽快で楽しいクリスマス音楽が楽しめるのは、こちら。で

 

クリスマス・ソングス

クリスマス・ソングス

  • アーティスト: エディ・ヒギンズ・トリオ
  • 出版社/メーカー: ヴィーナスレコード
  • 発売日: 2010/11/17
  • メディア: CD
  • クリック: 1回
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演奏者よし!演奏よし!曲目よし!ジャケットよし!音よし!の5拍子揃った

ヴィーナスの名盤。 (メディアの掲載レビュー)そのままですね!

 

YouTubeにありましたよ。

まずは、こちら

 


The Christmas Song - Eddie Higgins Trio

 

 

何と全曲、フルアルバムも…(;'∀')

 


Eddie Higgins Trio - Christmas Songs - Full Jazz Album (High Quality)

 

 

女性ヴォーカルでは、まずこちら、って私が好きなんですが。

ダイアナ・クラ―ルさん お薦めです。

 

Christmas Songs

Christmas Songs

 

 


Diana Krall - The Christmas Song

 

 

そして、アメリカの歌姫 リンダ・ロンシュタットクリスマス・ソングス。

やはり、この人は歌がうまい。聴かせます。  

 

Merry Little Christmas

Merry Little Christmas

 

 


Linda Ronstadt - I'll Be Home For Christmas

 

 


Linda Ronstadt - Have Yourself a Merry Little Christmas

 

 

 マンハッタン・トランスファーのアカペラもいいですね。

 

アカペラ・クリスマス

アカペラ・クリスマス

 

 

 

 


THE MANHATTAN TRANSFER ☊ An Acapella Christmas [full cd]

 

 こちら、ケルティック・ウーマンの透明感のある歌声も素適。 

 

Christmas Celebration

Christmas Celebration

 

 

 

 


Celtic Woman - White Christmas

 

 

そして、恋人たちに贈るオムニバス。

もちろん、家族でも一人でもしっとりと。

Christmas for Lovers

Christmas for Lovers

 

 

 

 ゴンチチさんのこれも、心地よく、リピートでBGMにもよし。

Fingering Christmas

Fingering Christmas

 

 

 

  

今年も冬至ですね。

今の猫さんがお家に入って6年か~。

 

www.salon-shiroineko.com

 

 

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その当時、子猫(8~9ヶ月)の頃だったね…

 

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『子うさぎましろのお話』佐々木たづ(文)/三好碩也(絵)-楽しいクリスマス絵本より

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門脇で、オキザリス パーシーカラーが咲いている。

手前の紅白模様がつぼみ。
 

 

外国の絵本が多くなりましたが、日本のものでも、

素適なお話と絵のクリスマスがあります。

 

クリスマスのおくりものをサンタクロースのおじいさんから、

いちばん先にもらった白うさぎの子“ましろ”。

そのお菓子をぺろりと食べてしまって、

もういちど贈り物をもらおうと考えます。

 

別のうさぎの子になればいいんだと、炭を体に擦り付け、

黒くなって、おじいさんを待つことに。サンタのおじいさんには、

それが“ましろ”だとわかるのですが、

残っていたサンドイッチと、種を渡してあげます。
 
さて、うちに帰ろうとした“ましろ”でしたが、

元の白いうさぎに戻れず、泣き出してしまいました。

うそをついたからだ、と“ましろ”は種を返そうと反省するのですが、

ふと思いつくのです。

 

「この たね、かみさまに おかえししておこう。土のなかへ うずめて。」と…。

ましろ”が神様にお返しした種は、翌春、芽を出しました。

又、十二月がやって来て、そのもみの木は、きらきら輝いていたのです。

 

淡い感じの優しいタッチの線画でシンプルに描かれた絵が、

あたたかな気持ちにさせてくれるお話と、ぴったり寄り添って、

素適な絵本になりました。

 

子うさぎましろのお話 (おはなし名作絵本 3)

子うさぎましろのお話 (おはなし名作絵本 3)

 

 「子うさぎましろのお話」 文・佐々木たづ 絵・三好碩也 ポプラ社

 

本当は素直なのに、ちょっとずるをしたくなったりすることもありますよね。

それを、わかっていて見守ってくれるサンタクロースのおじいさん、

やがて、神様の木は贈り物をたくさんつけるようになって…。


クリスマスの心優しさと美しさが、

こんもりと広がる豊かな白銀の世界に静かに描き出されています。

播いた良い思いは、やがて素適な贈り物になるかもしれませんね。
 
今年のクリスマスも済むと、また少し季節が先に進むのでしょう。

              (文庫"青い猫"#13より)

 

 

 

輝く白さ、といいますが

ヨゴレが目立つのが白色ですね。

先代の猫は、ロシアンブルーだったので

グレー地でしたが

今の猫は、茶白、白茶っていうのか?

土台がほぼ白いので、

庭に現れた当時は白い猫と呼んでました。

 

超アウトドア派だった先代のみぃ君は

春先などに、砂だらけになると

ロシアンブラウンかロシアンイエローといった

風情でしたが(はたいて乾拭きで済ませてた…)

今のしろ(白)ちゃんは、砂浴びすると

きな粉状態になって目立つので

必死になって水拭きですね(;'∀')

普段は、ブラッシングだけですが

毛と共に砂が結構落ちます。。

 

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 じょうろから水を飲むのも(先代と)同じですね。

 

 

 

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『マドレーヌのクリスマス』ルードウィッヒ・ベーメルマンスー楽しいクリスマス絵本より

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今期は、クリスマスローズのピンクフロストが

小ぶりなまま咲き始めています。

 

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そして

 

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クリスマスローズの原種系

ニゲルの蕾です。

 

毎日あっという間に過ぎていきますが

冬至、クリスマスと季節の節目が

次々とやって来ますね。

この時期の記事のリライトです。

 

 

「パリの、つたのからまるふるいやしきに、12にんのおんなのこたちが、

2れつにならんでくらしていました」

「9時半になると、てってもふっても、さんぽにでます」

 

このおきまりの出だしから始まる、おなじみのマドレーヌシリーズ。

クラベル先生と12人の女の子のパリの寄宿学校のお話。

一番小柄だけど、いつも元気でたくましい、おてんばさんがマドレーヌ。 

 

マドレーヌのクリスマス

マドレーヌのクリスマス

 

 

クリスマスが来るというのに、マドレーヌ以外の皆は、

風邪で寝込んでしまいました、年取ったネズミも、クラベル先生も…。

けれども、そのような時でも、マドレーヌはものともせず、

一人せっせと働いて、皆の世話をしてあげるのでした。

 

そこへやってきたのは、じゅうたん商人のおじいさん…

ちょうど12枚の赤い絨毯を持っていました。皆の足元に置くのにいいと、

マドレーヌは先生に言って、買うのです。

ところが、全部を売り払っておじいさんは、寒さに凍えて、

学校に戻ってきました。

 

マドレーヌは又、かいがいしく、おじいさんを温めて、

薬を飲ませ、お世話するのです。お礼に何かしようと言うので、

マドレーヌはお皿を洗ってもらえますか、とお願いすると…

たちまちお皿はきれいになって元の場所に納まりました。

 

何とおじいさんは魔法使いでもあったのですね。

更に、おじいさんが呪文を唱えると、

赤いじゅうたんはそれぞれ12人の女の子たちを乗せて…。

そして、時は、クリスマス…。

 

とにかく健気で明るいマドレーヌと愉しい絵と活気に満ちたお話が、

何とも洒落ていて、いいですね。

 

「げんきなマドレーヌ」「マドレーヌといぬ」等、

ナルニアホビットの冒険などでも御馴染みの

大翻訳家の瀬田貞二さんの訳で紹介されたロングセラー。

その後、このクリスマス等を、江國香織さんが訳しています。

 

英語のペーパーバックもオススメです。

 

 “MADELINE'S CHRISTMAS” LUDWIG BEMELMANS  PUFFIN BOOKS

 

                     (文庫“青い猫”#11より)

 

 

 

ところで

空飛ぶじゅうたんものといえば

また古典的な物語になりますが、

イーディス・ネズビット

火の鳥と魔法のじゅうたん』も

思い出されます。

  

 

以前、岩波少年文庫から出ていましたが

これも絶版なのかな。

ネズビットは、『砂の妖精』でも知られます。

(こちらは福音館文庫でまだ出ていますね) 

 

 

イーディス・ネズビット

このブログのタイトルにも使っている

エブリディ・マジック”といわれる

リアリズムにファンタジーが融合した

英国児童文学のスタイルの開拓者とされています。

ちなみに、私のブログコンセプトはこちら

 

www.salon-shiroineko.com

 

以前は、個人的に興味のある文学についても

もっと書きたいと思ってたときもあったのですが、

なかなか書けそうで

書いてない…

ですね(;'∀')

 

  

 

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『クリスマスのおくりもの』ジョン・バーニンガム-楽しいクリスマス絵本から

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寒くて、庭で新たな写真を撮るのも億劫 …

で、

室内に戻って丸くなる猫です(;'∀') 

 

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さてと、

この季節、トナカイと共に忙しい人といえば、サンタさん。

クリスマスプレゼントの配達を済ませて帰れば、もうヘトヘト…。

おまけにトナカイの一頭は,途中で食べるものでない何かをかじったせいか

具合がすぐれず、休養が必要。サンタさんも、パジャマに着替えたところで、

何たることか、袋の中にひとつプレゼントが残っていることに気がついて…。

 

それは、遠いはるか彼方のローリー・ポーリー山の上の小屋に住む

貧しい家のハービー・スラムヘンバーガーという男の子への

唯一のプレゼント…。

 

 

 


サンタさんは、パジャマの上に赤いコートを着て、

ブーツを履き帽子をかぶって、はるばると出掛けるのです。


「もうしわけないが、てつだってもらえまいか」と

途中で出会った人の乗り物に助けてもらうのですが、

雪の中、思うように進めず、次々と乗り継いでいくことになるのです。

 

自家用機、ジープ、バイク、スキー、そして登山家のロープと。

しかし、そのロープも、ローリー・ポーリー山の断崖絶壁の途中まで、

最後はサンタさんが頂上目指して登って行くことに…。


あ~、本当にお疲れ様でございました、と帰り道も

これまた容易ではなかったサンタさんを、心からねぎらいたくなる頃、

起きたハービーはプレゼントを取り出していて、よかった、よかった…。

 

かなり大型の絵本なのですが、美しい色合いも素晴らしく、

ジョン・バーニンガムらしい飄々とした優しいペン画が、

味わい深いものとなっています。

 

クリスマスのおくりもの

クリスマスのおくりもの

 

 

 原題は“Harvey Slumfenburger's Christmas Present”
    John Burningham

 翻訳は、長田弘さんです。

 
とにかくまあ、サンタさんは大変だったのですが、

会う人達も皆親切であたたかく、

どこかユーモラスな画風が、魅力なのでしょう。

                   (文庫“青い猫”#10より)

 

今回も、季節ものリライト記事となっていますが

こちらは中古本となっているようですね。

さて 

ジョン・バーニンガムの絵本は、

他にも魅力的なものが、いろいろあります。

クリスマスに限らず、夜寝るときに楽しめそうな

もう一冊。

 

旅するベッド

 

 

こちらは、新たに(中古の)ベッドを買ってもらった

ジョージのお話。それは、自分の魔法の言葉を唱えると

旅することが出来るというベッドだった…。

 

そういえば、ベッドが空を飛んで

異国や(過去の時代)へ旅するといえば

その昔、メアリー・ノートンの本が

(現在は、アニメ映画「借りぐらしのアリエッティ」の

原作者としても知られますが)

ありましたっけ。 

 

空とぶベッドと魔法のほうき (岩波少年文庫)

空とぶベッドと魔法のほうき (岩波少年文庫)

 

 

内容が古くなったのか、これも絶版ですが

なかなか面白い魔女(見習いだったか)プライスさんと

子供たちの冒険物語でした。

現在は新たに出版されない

物語本でも、面白かったのが沢山あるんですよね~。

正確な内容を覚えていなくても

読んだ時の満足感みたいなものが残っているから

懐かしいのでしょうか。

 

 自由で楽しい夢を呼び起こしてくれる絵本や児童書。

ラカン世代の今でも楽しめます(*´∇`*)

って、たぶん怠け者なので

座って頁を繰れば、そこはワンダーランド♪ね

 

  

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