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雨や曇りで、涼しく感じたのもつかの間、
蒸しても、晴れても暑い夏が戻ってきた感じです。
ウメの葉の裏側に、セミの抜け殻がダブルで
庭のあちこちに、セミの抜け殻をたくさん見かけ、
地面には、小さな穴も見られます。
庭木でも、この時期になって、
大合唱が始まりました。
ジィジィと同じ調子で響く声の中、
突如、ミンミンゼミの大音量も混ざったりしています。
夏だわ~。
夕刻、桜の木にとまって鳴くアブラゼミの姿が・・
よくよく見てみると、見事な姿ですねぇ。
「私はよく蝉の木彫をする。……」という
書き出しで始まる
高村光太郎の「蝉の美と造形」という随筆があります。
埃及(エジプト)人が永生の象徴として好んで甲虫(スカラベイ)のお守を彫ったように、
古代ギリシャ人は美と幸福と平和の象徴として
好んでセミの小彫刻を作って装身具などの装飾にした。
声とその階調(かいちょう)の美とを賞したのだという。
そしてまた、光太郎自身も述べています
蝉時雨(せみしぐれ)というような言葉で表現されている林間のセミの競演の如きは
夢のように美しい夏の贈物だと思う。…
今は、こちらの → 青空文庫で読むことが出来ます。
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セミへの洞察と想いが、
彫刻を通して語られ、興味深いものがありますね。
草木や花もそうですが、虫も確かによくよく眺めてみると
その自然の造形の美しさに心を打たれ、
その巧みさにつくづく感心します。
日々の中で、何ということもなく、
庭にたたずみ、風に吹かれながら、
そうした自然の姿を眺めるひとときがとても好きです。
小さな世界にも大きな宇宙が宿っている…
いわば「今ここで」という姿そのものだなぁとも、
感じる夏の蝉しぐれでもあります。
今日の一枚。
ポストカードこらーじゅ 92
スヌーピーと仲間たちシリーズ。
レターセットからのアレンジというか、
ほぼ、そのまんまだったりして(笑)
ところで、スヌーピーといえば、
六本木にオープンしたんですよね。
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