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もう一つ
お盆も過ぎようと、八月なかば。
今日は、結局、雨降りになった。
涼しいを通り越して、夏服だと肌寒いくらいかも。
夏はどこへ?
暑いよりは助かるといいながら、
春先もそうだったが、季節はずれの天候続き。
青い空も久しく広がっていないな~。
というところで、岩波少年文庫の一冊を。
- 作者: バラージュベーラ,大社玲子,Bal´azs B´ela,徳永康元
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2001/08/17
- メディア: 単行本
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絵が上手なファルコーは、
貧しくて自分の絵の具をもっていなかったので、
貸してくれた子だけに絵を描いてあげていた。
ある日、借りた中から、あい色の絵の具をなくしてしまう。
不思議な用務員さんが
お昼の鐘がなると一分だけ咲くという野の青い花をつんで、
絵の具にしたらいいと教えてくれた。
それは「ほんとうの空色」で、
太陽や月・星が輝き出し…不思議な出来事の始まりだった。
ひみつのなかまと、ファルコー自身の不思議な体験。
素晴らしく貴重な空色も冒険と共になくなり、
思いがけず、最後に残ったひとかけらの「ほんとうの空色」もやがて…
絵画的で美しい描写や、
少年が大人になっていく通過儀礼のような
象徴的なラストが印象に残る作品。
作者はハンガリーの多才な作家で、
オペラの「青ひげ公」の台本を書いたり、
映画人としても活躍したそうだ。
蛇足だけど、ねこのツィンツも面白い存在。
(文庫“青い猫”としてもね、笑)
そして、大社玲子さんの挿絵も好きだな。
今日の一枚。
ポストカードこらーじゅ 95
まったり、ゆったり、猫便り
和風のミニお手紙セット&
ポチ袋をアレンジした一枚。
何か文字を入れてもよかったんですが、
あえて、和箋の余白をそのままで。
赤はともかく、ミントグリーン系の地が、
かろうじて涼しげかな(笑)
和紙のわずかに、けばだった風合いに、
まるい感じの猫の雰囲気が、まったりしています。
あせらず、あわてず、ゆったり気分でお便り…
今の時代には貴重かも。
雨の日続き、朝出て、戻った後はよく寝ているね~。
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