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さてと、前回
ちょっと触れた腰痛についてです。
もともと左膝が不自由で深く曲げられないため
普通にしゃがむことが出来ないので、
かがむ作業をする際に中腰になってしまう。
つまり物理的に腰痛になりやすいわけで、
若い時はまだよかったけれど
ちょうど一年程前から、動きが制限されるような
痛みにも悩まされる時があった。
で、家族の治療に伴って、たまに
私自身も鍼灸を受けるようになりました。
実は病気というのは
物理的なトラブルだけでなく
いわゆる心理的な要素も大きく関連していて
特に”腰痛には怒りが関係している”らしい
という話はかなり以前から知っていた。
そういうタイトルの本もあったし、
一般的に知られたものでは
人気作家の夏樹静子さんの
『腰痛放浪記 椅子がこわい』とかね。
昔、 読んだものです。
で、しばらくぶりに関連本を眺めていたら
近年話題の一冊に出くわした。それが
伊藤かよこさんの
『人生を変える幸せの腰痛学校』
これ、すごい評価が高くて
軽減したり、改善したっていう人までいた(笑)
まさか…ねぇ
この本はなかなか面白いというか
興味深い内容で、
いわゆる
認知行動療法(グループ療法)を取り入れた
腰痛改善のための物語仕立てになっているんですね。
小説を読み進めながら、登場人物たちに共感したり、
読者も共に追体験(というか体感)することもできる。
お医者さんの治療、手術などでも治らない痛みに
悩んでいた女性が、半信半疑ながらも
幸せの腰痛学校(不思議な整形外科)に通って、
仲間と共に改善のためのプログラムをこなしていくお話。
著者の伊藤かよこさん自身が、長い間腰痛に悩み
三度の入院、手術しても治らず、様々な代替療法も試みますが
痛みは残ったといいます。結局、腰痛があるまま仕事を再開し、
いつしか疼痛は消えていた。
まさに主人公に近い経験をされた経験も
活かして鍼灸師となられました。
物語のもうひとりの主人公である佐野先生が「一週目」で話す「腰痛を治したければ、腰痛を治そうとしたらアカンのです」という言葉は、本当にその通りなのです。腰痛を「治さなければいけないもの」としてネガティブな感情をもって注意や関心を向け続けると、かえって治りません。腰痛以外のことに、ポジティブな感情を持って関心を向けることが、遠回りにみえて実は改善への近道なのです。
さて、私ですが
この本を読んでみたら…
まさかの(笑)個人的にも役に立ったんです。
痛い最中(まあ、鍼灸にも行ったんだけどね)
キンドルで購入して、少しずつ読んでいき、
また痛むのではと戦々恐々の中で
共に寄り添ってくれるような内容だったのもある。
この時の痛みのきっかけは何だろうと問えば
それはあれ、外装工事が終わろうという時期で
かなりのストレスを我慢していて、
つまり怒りを溜めていたのは明らか(笑)
業者さんは知己でよかったんだけど、とにかく
庭に出られない、一時窓も塞がれて外も見れない
これが非常に苦痛だったのね。
また私自身、ヒーリングもするし
一般的な治療が功を奏さない疾病や慢性的なものには
かなり心理的、エネルギー的な要素が関係しているのは
経験的にも知っていましたが、頷くことも多く、
あらためていろいろ教示を受けた内容でもありました。
どなたか、レビューで
腰痛のための三部作(先の二冊と共に)の一つとか
書かれてましたが、これは特に今っぽいね。
アドラー心理学も使われてたし、何しろ行動療法だから。
また、自身の状態というか越し方や在り方を
省みるためにもいいかもしれません。
御多分にもれず、腰痛は痛みの再発を恐れて
行動が制限されがちで、気が滅入ったり
他のことがそれどころでなくなりますが、
あえて腰痛(問題)にフォーカスしないで
出来るだけ生活を楽しむための努力をする。
本の副タイトルには
”心をワクワクさせるとカラダの痛みは消える”
とも。語弊があるかもしれませんが
重大な痛み以外はそれも一理あります。
人は基本的に一つのことしか考えられないし、
フォーカスするものごとは大きくなるから。
病は気からともいわれますね。
怖がらずに、ほんの僅かでも、
小さな成功体験を積み重ねて
少しずつ自信をつけて動いていくこと。
病気があるから、問題があるから
幸せになれないというのも、
思い込みだったり幻想かもしれない。
人それぞれに何かがある、起こるのが人生で
その時々どう対処するか、どう捉えるかが大事で、
良くも悪くも様々な経験することが私たちには必要
なのでしょう。
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