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猫本紹介の芋づるから、ムーミンに移ったわけではないのだが、
記事って、結構、連鎖しちゃいますね(笑)
昨日は、
そして、これもはずせないと…。
2014年は作者のトーベ・ヤンソン生誕100周年ということで、
一昨年(2015年)のちょうど今頃公開された映画が
『南の海で楽しいバカンス』 公式サイト
母国フィンランドで初めて制作された長編アニメーション映画。
原作は、ムーミンのコミックス版。
トーベさんの原作の味わいを尊重して、”手描きによる作画”にこだわり、
また、コミックスではなかった、”背景と色合いの創造”に注力したという。
確かに、この作品は、風刺のきいた原作が活かされ、
実に美しい映像が印象的で、大人が楽しめるものともなっている。
人気者スナフキンは、南の海には行かないのだが、
彼が登場してくるオープニングからして、とても美しい映像だ。
今回、活躍?というか姿が目立つのは、フローレンで、そもそも、
夢見がちな彼女が、雑誌を見て「リビエラに行きたい…」と
つぶやいたのが、ことの発端となる。
早速、嵐の夜に船出し、ムーミン谷とは対照的な
南仏の高級リゾート地、リビエラに着くのであった。
"ようこそ”の看板に、招待されてると思い、慇懃なギャルソンの
「お泊りですか?」との問いに、「泊めてくれるの?」と
さらに勘違いしたムーミンママ。かくして
セレブレティが滞在する高級ホテルで過ごすことになった
ムーミン一家のてんやわんやが繰り広げられる。
フローレンは華やかな交友と遊びを満喫し、
ムーミンパパは、モンガガ侯爵と知り合い、
すっかり夢の世界に浸るのだったが
次第に違和感をつのらせていく。どこにいても、
それなりに楽しくやっているのが、ミイである。
あくまで、作者のスタイルを踏襲し、オリジナルに近い世界観を
味わえる懐かしくて新しい作品というように、
大きな起伏こそないが、ナンセンスで面白いストーリーと
とにかく色合いといったアーティスティックな美しさが際立つ。
私は楽しめて、何回も見ちゃった(笑)
ところで、原作のムーミンコミックスは
まぼろしのコミックともいわれ、実に半世紀前に(1954~1975)
ロンドンの「イヴニング・ニュース」紙に登場したコミックス。
トーベ・ヤンソンさんと、弟のラルス・ヤンソンさんによるもので、
ムーミンのお話の設定もまたアレンジされ、パロディ、絵の味わいと共に、
さすがに、風刺もきいた一面もあって、時を経ても充分、
楽しめる内容です。筑摩書房で全14巻。
文庫サイズのセレクションも出ている。
あれよあれよというまに有名になり、騒動が持ち上がる話のように
非常に風刺のきいた大人向けの一面も持ち合わせたものが多い。
ちなみに映画の原作は、第10巻の『春の気分』にある
『南の島へくりだそう』とのことです。
- 作者: トーベヤンソン,ラルスヤンソン,Tove Jansson,Lars Jansson,冨原眞弓
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2001/04
- メディア: 単行本
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確かに、春めいてくると、ちょっとウキウキ気分も近づいて、
あれこれ思いを馳せたりもしたくなるものですね(笑)
目つきがなんだけど、幼猫時って、ムーミンに似てる⁉
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